2014年1月25日土曜日

C2齲蝕の抜髄処置をしてもらいました

C2齲蝕、象牙質まで進んでいるが神経には達していない程度の虫歯、ですね。


通常、この状態になると知覚過敏のような症状が出てくるため、自分で気づく人も多くなるようです。(治療時にもシミやすい)




発覚が遅れたわけ

歯と歯の間から進行する虫歯など、中には気づきにくいものもあります。歯と歯の間の虫歯は穴が小さく中で広がる場合が多いからです。

特に、歯の表面は再石灰化作用で修復される場合がありますから、穴がないのに内部で虫歯が進行、ということもありえます。
(表面より内部のほうが柔らかく、進行しやすいんですね)


私の場合もまさにこれで、11月に一度診てもらっていたにも関わらず、今回新たに大きな虫歯が発覚する羽目になってしまいました。


気づいたきっかけは急に冷水がシミ始めたことから。

おそらく、表面の薄くなっていた部分が壊れて虫歯の穴が露出したのでしょう。あるいは、疲労から神経が炎症を起こしやすくなっていたのかもしれません。

ズキズキとした痛みも多少はありましたが、冷水での痛みのほうが大きくさほど気になりませんでした。また、お湯や甘いもの、歯ブラシ等ではシミませんでした。

場所は右上奥歯、6番か7番と当たりをつけました。




治療開始

先生、見るやいなや「穴が開いとるね」

問題の歯はなんと右上5番でした。案外歯痛ってどの歯が痛いかわからないものですね。

レントゲンを撮って、私にも見せてくれれました。

「もう神経ギリギリのところまで穴があるからね。神経取った方がいいでしょう」

見ると確かにかなり進行している模様。冷水のしみ方もひどかったので、妥当なように思います。新しい歯科医院さんではこの状態でも歯髄温存できる治療も可能だったかもしれませんが、今回は抜髄をお願いしました。




抜髄

抜髄、と言うのは、いわゆる神経を抜く、というやつです。

神経が生きている場合、麻酔下で行われるので基本的にそう痛みは出ません。が、私の場合は何度か声を出してしまう痛み(と言うより、衝撃に近い感覚)がありました。

このへんは、歯の状態や治療の進め方によってまちまちだとは思います。


さて、我慢して神経取りました。

ここの先生は結構細かく説明をしてくれる先生で、取った神経も見せてくれました。
本来は透明ならしいのですが、私のそれは赤く炎症を起こしていました。

その後、ネジの付いた針金のような細い棒を歯の中に入れられ、何やらねじねじ。
神経の取り残しが無いようにするための大事な作業です。

ここまでで一日目の治療は終了。歯の中に薬を詰め、セメントでフタをして帰りました。
次の治療は翌日朝です。


歯は、噛んだりしても特に違和感なし。冷たいものも確かにシミなくなっていました。

数日食欲がわかず、余り食べていなかった反動で、その日の晩はすき焼き食べ放題に行きました。




根管充填

治療二回目。

特に痛みもないことを伝えると、予定通り根の中を埋める治療が始まりました。

ここまで行くまでに時間の掛かる人もいるようですが、私の場合はまだ神経まで虫歯が到達しておらず、抜髄後に痛みも残らなかったため翌日に根管充填となったようです。

セメントを削って外したあと、前日以上に念入りに歯の中でねじねじ。

歯根の内部を削り、神経の切れ端や菌が繁殖するスペースを徹底的に排除します。

神経をとったとはいえ、まだ付け根の方は敏感です。
抜髄翌日ということもあり、痛みとまではいかないものの嫌な衝撃が度々あります。
かなり気を使いながら処置をしていただきました。

ひと通り清掃が終わると、中に詰め物をします。
この時、詰め物が隙間なくきっちり入っていないと根尖病巣(歯茎の中に膿がたまり、腫れてズキズキ痛む)の原因になるそうです。

先生は、詰め物を挿した状態でレントゲンを取り、例に漏れず
「根本まで埋めときましたからね」
と写真を見せながら説明してくれます。
(基本的に、取ったレントゲンは全て説明してくれます)

その後、残りの処置をして再びセメントで仮封。


このあとは、歯をカチカチ噛んだり強く噛み締めたりすると少し痛むように。

詰め物を詰めた関係で、しばらくはこのような違和感が出るようです。


ちょっと、食べにくいです。




型とり

治療三回目。

日曜日は休診のため、中一日開けての治療です。

セメントを外した後、歯の形を整えて型を取ります。
ちょっとドリルが歯茎に当たって怪我しましたが、それ以外に特に不快感もなく終わり。

型を取るゲルみたいなやつ、気持ち悪かったです。


このあとはストッピングと呼ばれるゴムをつめてインレー(詰め物)ができるのを待つのですが、このストッピングがなかなかの曲者。

一応、熱して柔らかくしたゴムをつめ、その後冷まして固めてあるのですが、冷める時少し縮むしそもそも接着されていないので非常に落ちやすいらしいです。

外れても気にしなくていいみたいですが、やっぱり食べてる時には気になります……


そんなこんなで左側の歯を酷使し続けた結果、抜歯後の歯肉がヒリヒリ痛みます……
から揚げ丼が直接の原因かな?
カリッカリの唐揚げが山盛りだからなぁ……




治療終了

詰め物ができるまでなか3日。
相変わらず歯をカチカチすると歯茎に衝撃がありましたが、詰める当日に収まりました。
(必要以上にガチッとやると流石に嫌な感覚がありますが)

ストッピングを外し、できた詰め物をはめてみます。ピッタリ合わさりました。
セメントを塗って詰め物をはめた後、しばらく綿をかんでくっつくのを待ちます。約10分。

セメントが固まったら、はみ出たセメントをガリガリ削ります。はみ出たボンドを拭き取る感じ。
ただ、既にカッチカッチに固まったセメントを、ドリルではなく普通の金具でガリガリ落としていきます。
まさに岩を削り取る感じ。こわい。

その後かみ合わせ調整をして終わりました。
詰めた直後は結構違和感があるので、かみ合わせ調整が少し難しかったです。
あと、精算直前にセメントが歯茎のあたりに残っているのに気づいて急遽取ってもらったりとかもしました……
治療台から降りる前にしっかり確認しておこう。



というわけで治療終わり。
きっかり一週間でした。

まだ治療した歯で噛むと違和感があり、以前のように噛み締めたりはできないのですが、日に日に治っていっている感じはします。




神経を抜いており、ラバーダム等も使用しない一般的な保険治療ですので根尖病巣のリスクはあります。
歯自体も弱く折れやすくなりますから、やはり抜髄はしない方に越したことはないですね。

ですが、小さい時からお世話になっている歯科医院の先生はレントゲン等の説明も丁寧にしてくれますし、治療中もものすごく真剣にしてくれているのが伝わってきました。

設備が古く、パノラマ写真等いくつかやって欲しいことができなかったりするのが欠点っでしょうか。
もう1つ設備が良い歯科医院で一度診てもらうのもいいかもしれませんね。





5年以上歯科医院から遠ざかっていたこともあり、若干既に遅い気もしますが、歯には気を使ってやりたいものです。

一億円あたったら、多分健康診断と予防治療を徹底的にやる……かな?

0 件のコメント:

コメントを投稿

新NISAを最速で埋めないことにしました

  ・ギリギリになる 結論、自分の収入で最速を目指すと心の余裕がなくなるし、今を犠牲にしすぎることがわかった。 最近仕事の疲れもあって判断ミスからくる大きな出費が相次いだ。 特に、前をよく見ていなくて車をブロック塀にぶつけたのが大きかった。 ただでさえ落ち込むのに、予想外の大きな...