メモ書きと自己満足(含利潤追求): ソニー製ニッケル水素電池+充電器 BCG-34HRE(富士通もあるよ)http://44ani84.blogspot.jp/2017/01/bdg34hre.html
の続き。
手持ちの充電器の比較とちょこっと使ってみての使い勝手を纏めてみます。
基本自分用。あと富士通のFCT321は今回ここに含めてません。でも直列充電なのを除けば結構使える良いやつだよ。
※非対応の充電器・充電池の組み合わせでの充電は完全に自己責任です
●所有充電器一覧
ソニー
BCG-34HRE
パナソニック
BQ-CC21
三洋
NC-MDR02
三洋
NC-M38
武田コーポレーション
(型番なし,100均充電器)
※画像はすべて拾い物です。要望あれば削除します。
●ソニー BCG-34HRE
手持ちの機器は2015年製造。
他機種でも多い,「1~2本充電時は倍速,3~4本充電時は急速」タイプ。
機種としてはかなり古いもので,2004年には旧パッケージの同型品がAmazonに登録されています。
カバー部のCycleEnergyロゴが時期によって違うことと,同梱の充電池が時期によって違うこと以外は2004年から変化なし。
デザインはソニーらしいですが,なにせ13年前の製品なので少々古臭いです。配色がパールホワイト一色だったら今でも違和感ないかも。
スペック
単3 : 1050mA*2 / 525mA*4
(2000mAhクラス2時間充電)
単4 : 640mA*2 / 320mA*4
4本独立充電
リフレッシュ機能付き
スペックは以上の通り2017年現在においても不足ないレベル。
ソニーの割に基本に忠実で,変な不具合も少ない気がします。
(何故か後述のパナソニック機種の方が,「変な機能を入れて不具合を出す」というソニーみたいなことをやっている……)
リフレッシュ機能は最近の機種では省かれていて,実際エネループ以降のものはほとんどリフレッシュを気にする必要はないし,旧型品も長期間放置して不活性化した電池を年数回リフレッシュするくらいしか出番はない。ま,でも1台はリフレッシュできるのも持っておきたいよね。
●パナソニック BQ-CC21
手持ちの機器は2014年製造のベトナム製。
デザインはパナソニックらしい「シンプルだけど野暮ったい」不思議なデザイン。でも設計思想はおよそパナソニックらしくないのです。
スペック
単3 : 550mA*4
単4 : 275mA*4
4本独立充電
クイック自動診断機能(電池の状態を検知し,最適な充電をする)
スマートチャージ機能(満充電状態をいち早く検知し消費電力カット)
はい,最後の2つがいらないお世話。
ちなみに,上記ソニーの機種同様1~2本充電時は倍速充電ができるため,2本充電時の出力は
単3 : 1100mA*2
(2000mAhクラス2時間充電)
単4 : 550mA*2
になると思われます。(パッケージや説明書には4本時の出力しか載っていない)
数字だけ見ると単3がほぼ同じか微妙に早く,単4がちょっと遅い充電時間。基本的にほぼ互角です。
リフレッシュ機能が省かれているのは良いとして,この機種のダメたる所以は満充電検知が下手くそなこと。
急速充電器でこれは致命的でしょう。リコールあってもいいレベル。
具体的には,
・1本だけ満充電が検知されず,熱か電圧かタイマーかでストップがかかるまで充電が続く
・4本充電時に限り発生(3本では試していないので不明。2本では起こらない)
・毎回発生ではないがかなり高確率
・発生する電池やスロット位置は毎回ランダム
・Amazonレビューや個人ブログでも発生報告多数
という有様。
どうやら前機種のBQ-CC08でも発生が確認されているらしい。
後継機種にして現行唯一の選択肢になりつつあるBQ-CC55ではどうもこの不具合は無いようなので,電器屋でCC21世代のものが投げ売りされていてもCC55の方を買ってくださいね。
この機種は2本以下で倍速充電専用として活用します。
ちなみにソニーより劣化電池判定が厳しいです。おそらくクイック自動診断が影響している……?
●三洋 NC-MDR02
後述のNC-M38が流石に不便だったので購入。第2世代単4エネループ同梱だった気がする。
今となっては珍しい正方形タイプの2本急速充電器。LEDは1つですがちゃんと2本個別制御されています。つまり,1本だけでの充電も可能。単3単4混合可能だったかは……忘れてしまいました。
スペック
単3 : 550mA*2
(2000mAhクラス4時間充電)
単4 : 380mA*2
2本独立充電
2本独立とは言え,LEDが1つなので上記2機種と比べると使い勝手は劣ります。
充電速度は上記4本充電用の3~4本充電時並み。倍速非対応の4時間急速です。
エラー判定はBCG-34HREより厳しめ,BQ-CC21よりは甘めな感じ。
モバイルできるコンパクトモデル的な扱いだけど,BCG-34HREも結構小さくて困らないし,もっと小さい富士通FCT321もあるしで完全にいらない子。
1~2本で550mA充電したいときに使えるかもってくらいかな。
●三洋 NC-M38
レトロな標準充電器。なんとプラグの折りたたみ機能すらありません。
写真はグレーがかっていますが,私の持っているのは前面ホワイト背面グレーのツートン。
スペック
単3 : 160mA*2
単4 : 100mA*2
写真でも見えますが,この充電器は必ず2本セットで充電します。その為,4本充電対応でありながら出力は2系統しかありません。(2本直列にしてまとめて充電している)
いわゆるタイマー式充電器で,満充電になってもCHARGEランプは消えません。
一応簡易的な安全回路は入っているようで,アルカリ電池をセットしても充電できてしまいますが,ある程度のところでエラーが出て充電終了します。
満充電は検知されませんが,出力が低いためタイマー動作時刻までほったらかしでも発熱は少なく,電池もそこまで痛まないものと思われます。
一応説明書ではmin1900mAhのエネループに対応しているようなので,それくらいの容量の電池までなら充電可能と思われます。これ以上の容量のものでは,タイマー時間内に満充電にならないかもしれません。
ちなみに,1900mAhのエネループで目安充電時間は12時間だそうです。
直列で充電するタイプなので,2本セットで使ったものを2本セットで充電する用ですね。状態や残量の異なる電池をセットにして充電すると,劣化を早めることになるかもしれません。
色々使い勝手は悪いですが,タイマー式標準充電器としていつか役に立つときが来るかもしれません。(一応,所有品の中で公式にニカド電池対応の唯一の充電器でもある)
●武田コーポレーション 100均充電器
みなさんおなじみ(?)の100均充電器(ダイソー版)
セリアやミーツなどにも同じものが置いてありますが,何故か充電器・充電池ともにダイソーだけ独自デザインです。(中身は完全に共通)
スペック
単3 : 135mA
単4 : 135mA
なんと単3と単4で出力が同じです。コストカットのため,中には基板らしい基板は入っておらず,当然タイマーも無ければ単3単4判定や安全回路もありません。
ただ電流を垂れ流すのみです。
スロット部分も単3単4共通で,マイナス端子を起こして電池をセットするまでに初心者は苦労します。
まともに使うのであればコンセントと充電器の間にタイマーをはさみたいところですが,それなら100円でこれを買う意味が薄くなってしまいます。
ただし,LEDが2つあることからわかるようにNC-M38と異なり1本から充電が可能です。
電池自体も1本からのバラ売りなので,電池3本で動く機器に使うときはNC-M38より便利に使えます。(BCG-34HREとかBQ-CC55とかあればそれで済むんだけど……)
また,この充電器はそのシンプルさ故に是非1台は持っておきたい一品に仕上がっています。
急速充電器で充電できない電池も,これで数時間充電してもう一度急速充電器にかけると復活することもあります。
標準充電器でも乾電池判定されて充電できない劣化電池ですら,これを使うと充電できます。(ただし応急処置。その後も引き続き他の充電器で弾かれる電池は廃棄推奨)
●BCG-34HRE最高
はい結論。
これに尽きます。
結局早い段階でこれ1つ買っておけばそれで済む話だった。2004年から売られてるわけだから,三洋の2機種もパナソニックのへっぽこ機種も買う必要なんて無かった。せいぜい100円充電器と富士通FCT321があればそれで十分だった。
ただし現在(2017年1月4日)流通在庫のみだと思うので,品切れ後は買うならパナソニックのBQ-CC55一択かなあ。
充電の進捗状況がLEDの点灯パターンで分かるのは純粋に便利だと思うし,デザインもだいぶ良くなった。充電速度も三洋でいう3倍速充電並になってるし,本当にCC21にあった不具合がないならとても完成度は高い。
買い替え時期お知らせ機能なんかも気になるし,安くなってるタイミングがあったらちょっと買ってみたい。
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