2015年12月24日木曜日

Lenovo G560の液晶を割る(4年ぶり2回め)

おいおいまたかよ……

と,見た瞬間思わずつぶやいてしまいました。
また,です。

PCを踏んづけた記憶があるので,おそらく原因はそれでしょう。


前回はマウスを投げつけて壊しています。
当時は液晶を交換する知識もなく,Lenovo G570を購入してそちらに乗り換えましたが,G570の持病であるヒンジ破損が発生。
決死の思いでG570の液晶をG560に載せ替えて使っていました。

その後,VAIO DuoとVAIO SEを購入したことで使いみちがなくなってしまいましたが,G570から様々なパーツを奪い取り不死鳥のように蘇っていまい至るわけです。


もう6年物になろうかという旧式のパソコンであり,メモリスロットが片方故障したり,USBポートが緩くなるなどガタも出てきていますが,液晶さえ交換すればまた使えるので悩んでいます。

オークションで6000円。
直すべきか,そのまま外部モニタに繋いで使うべきか。

サブとしてでも使っているなら間違いなく修理ですが,サブですらないのが現状。少々悩みます。


とはいえ,たった6000円で(注文したパネルの不良がなければ)リスクもほぼゼロ。互換液晶が無くなる前に交換するのが良さそう。



おそらくオークションで買うことになると思うので,慎重に出品者を選びながら,またそのうち修理しようと思います。



ああ,液晶が無事なジャンク品とかが安くてに入ったらそっちもいいなあ。
もう少しだけ様子を見てみます。

2015年11月8日日曜日

2015年11月8日

昨日岡山駅の近くで1時間ほど暇な時間ができたので,ふらっとビックカメラに寄ってみました。

特に買うものもないので,ブラビアを見たりソフマップでソニー製VAIOを見たり。VAIO Duo 13を触ってみましたが,キーボードはDuo 11とくらべてそこまで打ちやすい感じはしませんでした。実際長文を打つと文字の取りこぼしは減るのかもしれませんが,打鍵感は11も13も同じ。キーストロークが極端に浅いのでなれるまでは非常に打ちにくそう。

スライド機構の使い心地はやっぱりDuo 11の圧勝で,挟ベゼルとホワイト&シルバーのカラーリングはDuo 13かなあという感じ。

ポインティングデバイスで好みが分かれそうではあるが,個人的にはDuo 13の小さなクリックパッドよりはDuo 11の光学ポインティングデバイスの方が好き。というか,Duo 11のポインティングデバイスは本当にどのWindows機よりも使いやすいと思う。

Duo 11の設計で,画面だけ挟ベゼルになったものが個人的には理想だが,スライドのスムーズ感とトレードオフでの挟ベゼルなので仕方ない……


Tap 11も大量に並んでいたが,難ありでも8万程度の価格。
(NTT X-storeで新品が同じくらいの値段)

Tap 11のキーボードも使い心地を試したかったが,なぜかキーボードは外された状態でしか店頭に並ばない。頼めば出てくるかもしれないが,買うつもりもないしね。



こうして比べるとDuo 11も悪い買い物じゃなかったけど,やっぱり帯に短し襷に長しな機種であることには変わりなくて,ガンガンモバイルするには向かないし家で使うには小さすぎる。

HDMIとアナログRGBの2系統映像出力に対応しているので,Duo本体を液タブ的に使いつつデュアルモニタで運用もできるが,スペック面で厳しい所も多い(特に4GB増設不可のメモリ)

SSDも512GBに変えたいけど,当分は無理かなあ。
256GBなら値段も手頃ですぐに変えてもいいくらいだけど,どうせなら512GBにしたい。どうせmSATAで512GB以上なんて普及しなだろうし。

ただ,Windows 10化でだいぶストレージにも余裕ができたので,256GBも積めば200GB程度の空き容量は確保できて,結構サブで使うには十分だったりする。

mSATAの終息時期を見極めつつタイミングを見て256GBか512GBか選ぼう。

2015年10月12日月曜日

SRS-X5

BTでモバイルな1BOXスピーカー,SONY SRS-X5を入手しました。

14年2月発売のモデルで,15年10月現在において1世代前の製品になります。
中古美品で衝動買い。お値段約13000円。

Xperia Zシリーズを思わせるようなデザイン


現在,SONYのワイヤレススピーカーは手のひらサイズから据え置きサイズまで幅広く展開していますが,本機は辞書を少し細長くしたようなサイズ感。

持ち運びをするにはギリギリといったところです。


機能は
・Bluetooth 2.1+EDR(AptX対応)
・AUX IN
・バッテリー(BT接続で公称8時間連続再生)
・CLEAR AUDIO+,DSEE,S-Master
・ハンズフリー(マイク搭載)
・NFC
・USBポート(おすそわけ充電専用)

となっており,Wi-Fiを用いてのDLNAやAir Playは対応しません。
ハイレゾにも対応していません。

同時期発売の上位モデルと比べると,X5のみマイクを搭載しており,上位機種とはコンセプトが異なることが伺えます。

完全据え置きのX9,屋内モバイルのX7,そして屋内外モバイルのX5といった感じでしょうか。接続機器もスマートフォンやタブレットを想定しているよう。



元は2万円クラスの本製品ですが,音についての評判はかなり良いようです。
メッシュの下(表面)


サテライトスピーカー2つにサブウーファーを備えた2.1ch。

メッシュの下(裏面)


更に裏面にはパッシブラジエーターを2基搭載。SONYらしい重低音が楽しめます。


本体上部


本体上部にはメカニカルスイッチの電源キーとハンズフリー通話キーがあり,残りのボタンはタッチ式。音量+-ボタンとSOUND機能ボタン,BTボタン,AUX INボタンがあります。

音量ボタンにLEDインジケーターがついていないため,暗闇で音量調整は慣れるまで困難。音量の確認も出来ません。

また,NFCもこの面に搭載しています。

SOUNDボタンは音響効果の切り替え用ボタンで,通常のCLEAR AUDIO+とより過激なCLEAR AUDIO+(強)を選べます。

SOUND機能をONにすることで,元々SONYらしい重低音寄りだった音から,クリアで澄んだ音に変わります。しっかり低音が響いてくるのに,澄んだ音で,なんとも不思議な感じ。



これからの時期車の中が暑くならないので,休憩がてらエンジンを止めてこれで音を流すのもいいかもしれませんね。音量上げても車外に音漏れしにくいし。

2015年8月28日金曜日

歯の治療をしてきました。②

いろいろ忙しかったので久しぶりの歯科医院。

しばらく前歯が続きます。


欠けた前歯のクリーニング
私は前歯を怪我したことがあり,欠けた歯を接着剤でくっつけています。
以前の先生はくっつけるのはしっかりしてくれたのですが,仕上げがきれいではなく,次第に色素が沈着することがありました。

今回の歯科医院は美容歯科もやっているということで,見た目も綺麗にしてくれます。後々色素沈着や虫歯が起きそうな,修復剤と歯の段差や隙間が全くありません。


麻酔バリバリ
そして,相変わらず麻酔を積極的に使います。
今回ははじめは麻酔なしで行い,欠けた部分のクリーニングは特にしみることもなく出来ました。
しかし,根元付近にあった黒ずみを取るときにシミたため,そこから麻酔。
ほんの少しシミただけでしたが,何かあれば即麻酔のようです。

今回は以前より量が少ないのか,場所が違うからか,前回ほど後に引く感じの麻酔ではありません。
チクッとする不快感は変わりませんが,後を引く不快感は幾分か薄くなりました。


歯茎の検査
また,今回から歯茎の検査も始まりました。
ひとまず全体を軽く見た程度でしたが,基本的には健康ということで一安心。
ただ,奥歯の一箇所だけプラークの多いところがあるようでした。
今後,歯の治療と平行して歯茎の手入れもしていくようです。

なにげに,手入れはしっかりできている方ですと言われたのは嬉しかったです。
歯ブラシはクリニカのスーパースリムタイプを使っていますが,やはりできればフロスを使った方が良いようです。


次回も前歯+歯肉
次回も前歯。今回の隣の歯です。見た感じどこが悪いのかわからないのですが,どうもも歯と歯の隙間あたりに治療の必要な箇所があるようです。
加えて,歯肉付近のクリーニングをしてくそうです。

おそらく問診で「徹底的に治したい」を選んだからなのでしょうが,想像以上に徹底的です。
麻酔も歯肉を触られるのも不快感があります。加えてお金もかかります。
ちょっと後悔もありますが,以前放置した奥歯が大変になったことや,検診で異常が発見できず最終的に神経を取ることになった歯があったことを考えると,不快感的にも金銭的にも十分元が取れる投資であるようには思います。

少ししんどいですが,頑張ってきれいな歯にしていこうと思います。

2015年8月18日火曜日

歯の治療をしてきました。①

①ということで,続編があります。


前歯の詰め物が取れ,穴が開いていたのに気づいたのが数日前。
思えば1ヶ月ほど前か。何か白い詰め物のようなものがとれた記憶がありました。
(その時は何がとれたのかわからなかった……)

お盆明けに歯科医院に駆け込み。
今までお世話になっていたところが,かなり年を召した先生が個人でやっているところだったので,今回はちょっと大きめで設備も良さそうなところに行ってみました。


問診票に治したいところだけ治すか全体的に検診をするか選ぶところがあったので,迷わず全体的に検診をしてもらう方へ。

ちょっと口を開けて見てもらった段階で先生の口からなんとも微妙な声が漏れました……



詰め物がとれた箇所以外も徹底的にレントゲンを撮った結果。
治療必要箇所7箇所

前のおじいちゃん先生は結構見落としが多いイメージはあったので,それなりに覚悟はしていましたが……


何年も歯科医院から遠ざかっていたわけでもないのに,これはちょっとショックです。


加えて,以前神経を詰めてもらった歯にも虫歯が残っていました。


見つかった虫歯の多くは初期のものでそこまで大変な治療にはならないようなのですが,この神経を詰めてもらったところと,もう一つ詰め物の下にあるところはちょっと時間がかかりそうな気がします。



あと6箇所,ちょっとしんどいですが頑張って治していこうと思います。



歯科医院は,やっぱり若い先生でも新しく設備の良いところが信頼できる気がします。(もちろん例外もあると思いますが)

ちなみに今回お世話になったところは,比較的町中にあって設備もよく,Webページもかなりしっかり作ってありました。また,グループで数カ所に歯科医院を設置してあり,インプラントなども扱っているようでした。

痛みのない治療をこころがけているとうことで,結構麻酔をバンバン打ってくれるのですが……
これはこれで,蚊に刺されたようなイヤーな感覚がしてあんまり好きになれません。

シミるよりはマシですが,日頃から口腔ケアと検診をちゃんとしとくべきということでしょう。


今の歯科医院は信頼もでき,また今回治療予定の歯以外にも経過観察レベルの虫歯は残っているということなので,しっかり検診をしていきたいです。


基本4ヶ月おき,少なくとも年2回で大きくなる前に止められるとのことなので,忙しくても何とか年2~3回設備の良い歯科医院で検診を受けましょう。

2015年8月17日月曜日

Lenovo G560をWindows 10にアップデートした時のトラブルまとめ

Windows 10の無料アップデートプログラムが開始してから2週間と少しが経過しました。

私もVAIO SEと入れ替わる形で現役引退したLenovo G560をWindows 10にして遊んでいたのですが,結構洒落にならない不具合が多数あったため記事にまとめておこうと思います。



不具合
1.Google日本語入力がおかしい
2.対応していないオリジナルソフトやドライバがある
3.IE11が管理者権限でないと起動しない


特にIE11の件には思いっきり嵌まりました。




1.Google日本語入力がおかしい
多くのユーザーが同様の不具合を起こしているようで,一部の不具合はGoogle IMEの再インストールで解決します。

一度Google IME削除後,再インストールで正常になる不具合
IMEのアイコンが青いボールのようなものから「日本」の文字に変わってしまう,他アプリの挙動がおかしかったところ

正常にならない不具合
ユニバーサルアプリやタスクバーの検索ボックスなどで日本語入力ができない


一番の問題である入力不能問題が解決しません。
IME関係ではATOKも不具合が出ているようで,しばらくはMS-IMEを使うかWin+スペースキーで切り替えながら使うことになりそうです。



2.対応していないオリジナルソフトやドライバがある
Onekey RecoveryやEnergy Managementなど,そのままでは正常動作しないソフトが有ります。ちなみに,この2つは実行ファイルの互換設定を「Windows7互換」にすることで基本機能は問題なく動作します。(一部うまく動いていない機能も残る)
実行ファイルの格納されているフォルダを探し,関係しそうな実行ファイルすべての互換設定を変更するのがポイントです。

ただし,Elanのタッチパッドはうまく動きません。Windows Updateから最新のドライバが入りますが,それが上手く動かないのでどうしようもありません。
一応,デバイスマネージャからドライバの更新へ進み,一覧から選択でWindows標準のドライバを当てればエッジスクロールを含めた基本的な動作はします
Elanのドライバを削除してしまうと,またWindows Updateで自動的にインストールされてしまうので,削除せずに更新するところがポイントです。

また,Onekey Theatreという高画質ソフトも互換設定をしないと動きませんが,これに限ってはアンインストールするのが最善です。詳しくはIE11問題で。


3.IE11が管理者権限でないと起動しない
ひと通り実行ファイルの互換設定を終え,試験利用していたところ,IE11がアイコンを押しても起動しなくなっていました。
試しに管理者権限で実行すると起動します。

設定のリセットとかキャッシュのクリアとか出来そうなことは試したものの,効果なし。
仕方なくWindows 10をクリーンインストールすると正常動作しましたが,ドライバ類を入れていくとまたしても不具合再現。
G560オリジナルソフトが何かしら悪さをしているようなので,入れたり消したりいろいろ試しているうちに原因を突き止めました。


犯人はOnekey Theatre!


音量調整用のハードウェアキーと並んで専用キーが用意されており,そのキーをタッチすることで画質の調整ができるというアプリです。

折角ハードキーが用意されているということで使えるようにしていましたが,これがいけなかった。
ハードキーが1つ無駄になるのはすっきりしないものがありますが,元々TN液晶の廉価G560にとって高画質機能は重要ではないのでおとなしく削除してしまいます。

これでほぼ問題なく利用できるLenovo G560 Windows 10エディションが完成しました。

不具合は全機種共通のIME問題と,タッチパッドの設定が出来ないことと,1つ意味のないハードキーが出来てしまったことくらいです。




●おまけ
今回の一連の流れの中で,Windows 10のクリーンインストールを試したとき,何度やってもインストールに失敗する状態に陥ってしまいました。

実はクリーンインストール前にWindows Updateの一部のプログラムが何度やっても更新失敗になる不具合があり(これもOnekey Theatreが怪しい),何度も更新してはWindowsの再起動をしていたのですが……

アップデートの失敗に伴う再起動としても異常に再起動に時間が掛かる
絶対おかしい。

今までなかった「青旗マークが消えた後数回液晶のバックライトが点滅し完全な黒画面になる」という謎の挙動をしていました。

で,クリーンインストールしようとしたらこれも失敗するので,おそらくメモリの不具合だろうとあたりを付けました。

4GBのTranscend製(Micronチップ)とG560標準装備だった2GBのSamsung製の計6GBで運用していたので,Samsungメモリを外して再起動してみたところ,

Windows 10インストール成功!
起動時間も元通り!


ひと通り落ち着いてじっくり検証してみたところ,Samsungメモリを挿していたスロットがおかしいようで,メモリテストでエラーは出ないものの起動が激遅になります。

仕方ないのでG560はメモリスロット1基仕様として運用です。
DDR3メモリは8GBモジュールが存在するので,いざとなれば十分容量は確保できます。
余ったメモリで5GBとか6GBとかにできると便利ではありますが,妥協できるラインです。

メモリテストでエラーにならず,起動自体はするのにこんな不具合も起きるんだなーと今更ながら初メモリ不具合にときめいております。
はじめは速度も容量もメーカーも違うメモリを一緒にしていたら相性問題でも起きたのかと思いましたが……

メモリは壊れても交換すれば済みますが,スロットはなかなか直せませんから,不用なメモリ抜き差しは出来る限りしないように気をつけようと思います。




以上,簡単なG560とWindows 10のレポートでした。

2015年8月8日土曜日

スタートアップ修復に失敗するときは,HDDのエラーチェックをするといいかもしれない

直る保証はありませんが,可能性として。

Windowsには何らかの理由でOSが起動しないとき,自動でエラーを修復する機能が備わっています。バージョンによって少し違いますが,今回Vistaでスタートアップ修復を行った時に行き詰まったところを幾つか上げてみようと思います。


1.スタートアップ修復が途中で止まって進まない
もともとうちのVista機は排熱に問題があり,フルパワーでCPUを動かそうものならものの数分でCPU温度が80度を超え,その数分後には強制シャットダウンを食らうような環境でした。

スタートアップ修復中にも,途中でフリーズしたかと思えば,ファンがMAX稼働を始め,そのまま電源OFF。

フリーズしてからファンが動き出しているあたり,スタートアップ修復中に何らかのアクシデントがあった可能性が高いです。


2.インストールディスクからスタートアップ修復
内蔵HDDからうまく修復できない場合,リカバリーディスク等からの修復が有効な場合があります。

今回はHDD内部にリカバリーパーティションがあるタイプのメーカー製PCでしたが,リカバリーディスクは作成済みだったのでDVDからの修復が可能でした。

今回はフリーズせず,無事起動。

ところが,起動後しばらくして「変更を適用するためには再起動してください」というメッセージが。一応心当たりがあったので再起動するも,またスタートアップ修復ループに逆戻り。

もう一度DVDから修復を試みるも,今度は何度やってもHDDからの修復同様フリーズ。

それどころか,HDDを全削除してOS再インストールをしようとしてもフリーズ。


このへんでHDDがおかしいんじゃないかと思い始める。


3.HDDのエラーチェックで解決
実はこの不具合,HDDの交換直後に起きていました。
手持ちのより容量の大きいHDDに載せ替えるため,ディスクを丸々コピーしてパーティションサイズを調整したものをセットし,起動しようとしたところでエラー。

そもそもHDDのコピーを取るときにちょっとした心当たりがあります。
HDDコピー用のソフトをCDブートさせようとして失敗し,Windowsが起動しかけたところで強制終了とかしてました。
その状態のHDDをそのままコピーしたので,ファイルシステムにエラーが起きた可能性があります。

そこで,問題のHDDを外付けHDDケースに入れ,メインマシンでエラーチェック。
そしたら出るわ出るわ,大量のエラー。時間も結構かかります。

エラー修復後,念のためDVDからスタートアップ修復をすると,途中フリーズはないものの「修復できませんでした」とのメッセージ。

一応そのまま起動してみると,何もなかったようにWindowsは起動しました。

修復すべきエラーがなかったから「修復できませんでした」になったのでしょうか。正直良くわかりません。


ちなみに,エラーチェックはインストールディスクなどの修復メニューからコマンドプロンプトを起動しても出来たと思うので,外付けHDDケースがなくても試してみることはできると思います。

2015年8月6日木曜日

RAMディスク作成ソフト2種を比較

RAMディスクとは,RAM(いわゆる「メモリ」)をHDDやSSDのように使うために作成した仮想的なストレージのこと。SSDと比べても数倍高速に動作します。

この高速なストレージに一時ファイルや一部のプログラムを置くことで,PCの体感速度を大きく向上させることができます。
さらに,HDDなら断片化防止,SSDなら劣化の抑制にも有効です。

このRAMディスクを作成するソフトにも種類があり,物によって使い勝手が大きく異なります。ここでは,私が使用している2種類のRAMディスク作成ソフトを紹介します。
場合によって使い分ける必要があったりするので,何かの参考になれば幸いです。




一昔前までは32bit OSで利用できないメモリを有効活用する目的でよく使われましたが,ここでは64bit OS+大容量メモリの環境を前提にします。



   ◆

目次
1.比較するソフト
2.根本的な違い
3.メリット・デメリットで比較
4.こんな人はこっちを使おう!

   ◆



1.比較するソフト

バッファローラムディスクユーティリティー
USBメモリなどでもお馴染みなPC周辺機器メーカー,バッファローの提供するソフトです。
32bit環境でOS管理外メモリを活用する場合に限り,バッファロー(とそのOEM)製メモリを使用している必要があります。64bit環境の場合は制限のない完全なフリーウェアとして利用できます。

日本の大手企業が提供しているので,完全日本語で設定も簡単です。ただし,細かなカスタマイズが出来ない欠点があります。かつては数秒に1回のペースでログを更新し続けるバグ※1がありましたが,現在は解消されています。
※1無限にログファイルが増え続け,気が付くと数十GBのテキストファイルができていた。
ラムディスクでWindowsの限界を突破する | メモリーMAX増設で本当の力が目を覚ます | BUFFALO バッファロー
http://buffalo.jp/products/catalog/memory/speedup/ramdisk.html


SoftPerfect RAM Disk
海外製ですが,使い勝手がよく人気の高いソフトです。
公式サイトは英語ですが,ソフト自体は日本語で利用できます。

機能的に一見バッファローのものより全てにおいて優れていそうですが,実は大きな欠点があります。
SoftPerfect RAM Disk : high-performance RAM Disk for Windows
https://www.softperfect.com/products/ramdisk/



2.根本的な違い
使い分ける上で最も重要な違いは,出来上がるRAMディスクの性質です。

バッファローは搭載メモリのうち,OSの管理外にRAMディスクを確保します。そのため,Windowsからは作成したRAMディスク分搭載メモリが少なくなったように見えます。

SoftPerfectはOSの管理内にRAMディスクを確保します。Windowsからは搭載メモリ量は変わらず,作成した分常にメモリが消費されているように見えます。

つまり,メモリを8GB搭載して,そのうち2GBをRAMディスクを割り当てた場合
バッファロー:メモリ6GB(ただしメモリ消費量は変化なし)
SoftPerfect:メモリ8GB(ただしメモリ消費量が2GB増)
となります。



   ◆



大事なのは,SoftPerfectはWindows上にRAMディスクを作成しているということで,Windows起動時にRAMディスクを作成するようにしていても,場合によっては不具合が起こることもあります。
それに比べると,バッファローの方がより深いレベルでRAMディスクをコントロールしており,比較的不具合が起きにくいと考えられます。

実際,RAMディスク上にユーザーのTempフォルダを置いたところ,SoftPerfectではブルースクリーンになり起動することが出来ませんでした。(セーフモードにて復旧可能)
おそらく,セキュリティソフト等がRAMディスクを作るより早くTempフォルダを探しに行ったのでしょう。

一方で,バッファローの作ったRAMディスクはOSに管理されないため,休止状態から復旧したときなどに,RAMディスクのデータが破損状態になります。ただし,バッファローのソフト側でHDDにバックアップを取る設定にしていれば,基本的に問題ないようです。

OSに管理されるかされないか,一長一短ありますので,それぞれの利用状況に応じた選択が必要です。



3.メリット・デメリットで比較
バッファローのメリット
Tempフォルダを置いてもトラブルが起きにくい
メモリ消費量が正確に把握できる
導入や設定が楽
読み書きが他のソフトより高速(公式サイト参照)
バッファローのデメリット
バックアップ設定なしの場合,休止状態に入るとデータが壊れる(Windowsが正しくHDDにバックアップしてくれない)
設定できる項目が少ない
設定変更のたびに再起動が必要
作成できるRAMディスクは1つのみ


SoftPerfectのメリット
PCが休止状態などになってもデータが壊れたりしない
細かな設定ができる
再起動等せずにRAMディスクの作成や設定変更ができる
複数のRAMディスクを作成できる
SoftPerfectのデメリット
Tempフォルダなどを置くと不具合が起きる可能性がある(起動してすぐ必要になる用途には向かない)
メモリ消費量がRAMディスク分多く見えるので,正確な値が把握しづらい
公式サイトが英語であるなど,人によっては導入しにくい



4.こんな人はこっちを使おう!
バッファローを使うべき人
休止状態を使わない
Tempフォルダなど,起動直後に必要になるものを置きたい
タスクマネージャなどで正しいメモリ消費量を確認したい

SoftPerfectを使うべき人
休止状態を使う人(ノートPCの電池切れ自動休止や,一部機種のスリープと同時にHDDにメモリをバックアップする機能※2を含む)
※2 スリープ並みの速さで復帰できるのに,消費電力は休止状態並らしい。VAIO Duo 11に搭載されていた。
複数のRAMディスクを作成したり,状況に応じで容量や設定を変更したい人


RAMディスクを完全な一時領域として使う場合,休止状態からの復帰でデータ破損は致命的なので,ノートPCで度々電池切れになるような使い方をするならSoftPerfectを妥協してでも使う方がいい。一方で,シャットダウン時などにバックアップして,HDDなどと同様にRAMディスクを扱いたい場合はどちらでも構わない。

休止状態を使わず,SoftPerfectの細かな設定も特に必要ない場合はバッファローがベター。気持ち転送速度も速いらしい(RAM自体が早すぎてさほど違いは分からないが)

2015年7月28日火曜日

Lenovo G570 メモリ3GBへ,Windows 10公開前日 など

一時の好奇心に駆られ活用できないジャンクPCを購入するなどし,少し冷静になった今日このごろ。

XP世代のPCはスペック以上にインターフェイス関係が厳しく,手に入れても仕方ないということを学びました。


   ◆


そんな折,暇つぶしにふらっと立ち寄ったソフマップで1GBのDDR3メモリが700円程度なのを発見。現在メモリ2GBで運用していたLenovo G570用に買いましたよ。


2GBでもサブとして動画や音楽,ネットラジオの垂れ流しで利用するには十分でしたが,起動直後やWindows Update利用時にメモリ不足になることはありました。

3GBなら基本的にメモリ不足にはなりません。

ReadyBoost用に2GBのUSBメモリを2本挿していることもあり,もうメモリを足かせに感じることもありません。


   ◆


ところで,Windows 7 StarterもWindows 10へ無事アップデートできるようですね。

しかもHome Premium等と同じエディションへの実質アップグレードです。これはもうアップデートしない手はありません。

おそらく7 Starter搭載のネットブックは多くが1GBメモリを搭載しているはずです。これでは7も10もぎりぎり動く程度で,快適には使えないはず。もしかするとLinuxに移行した人もいるかもしれません。

しかし,ネットブックの中にはメモリ交換ができるものが結構あります。
増設不可と書いてあっても,自己責任でメモリの交換をすればいいわけです。

ハードウェア上も2GBまでは最低限対応していますので,7 Starter搭載ネットブックを所有している方はWindows 10+2GBメモリでの運用をおすすめします。


さて,私も初日からいきなり10にアップデートは少々不安なので,少し先発組の情報を集めてから早いうちにアップデートしようと思います。

UIデザイン的には7の透明感あるものが好みですが,いつまでも古いものにすがっていても仕方ないですから。

ジャンクPC FMV BIBLO NB55H 再生失敗

再生失敗というか,トドメを刺したかんじ。

初FMV。


ハードオフにて2500円で購入。
全く必要ないのはわかっていたものの,当時暇で暇で仕方なかったのでおもちゃにするため買ってみました。




   ◆


目次
1.問題に至るまでのあらすじ
2.PlopでUSBブート
3.結果


   ◆




1.問題に至るまであらすじ


FMV BIBLO NB55H
状態:良い
難点:ファンの回転音がおかしい
   無線LAN非搭載
   IDEタイプのHDD
   USBブート非対応


ひとまずLinux MintのMATEバージョンを導入してみました。快適とはいわないもののなんとか利用できる感じ。
動作は昔のXPを彷彿させるくらいで,使おうと思えば使えたのですが……


HDDからスクラッチ音発生!


起動中に本体を傾けたところ,ギュイッと致命的な音が。

案の定再起動に失敗し,HDDの死亡が確定。IDEタイプなので交換できるものもなく,ここから運用に一苦労するはめに。


選択肢
代わりのIDE HDDを購入
IDE変換基板を使ってCF等をHDD代わりに
USBブートでHDDレス運用
Live DVDで一時的な用途に利用


代わりのHDDは500円程度で入手できますが,同じように壊れる可能性が高く断念。
CF等を擬似SSDにするのも,PC本体よりコストがかかるので断念。
ということで,USBブートかLive DVD利用の2択で考えることに。

Live DVDで利用するなら,Puppy Linuxが設定保存もでき便利そう。制限が多く使い勝手も良くはないですが,ひとまず候補に。

とはいえ,やはりLinux MintやLinux Beanなども使いたいのでUSBブートも試してみました。





2.PlopでUSBブート


USBブート非対応のPCでUSBブートを実現するためにはPlop Boot Managerを使います。

Plop Boot Manager 5.0 - Download
https://www.plop.at/en/bootmanager/download.html

これをHDDやフロッピー,CD/DVDから起動することで,Plop経由でUSBの読み込みをします。

これが結構曲者で,私の環境では読み込み先でUSBを選ぶと特定のOSでフリーズして起動できない問題がありました。

その際は設定メニューでFORCE USB 1.1MODE 1に変更することで起動させることができました。


PlopをCDに焼いてブートする場合は設定の保存ができないので,可能ならHDDかフロッピーを使うと良さそうです。



USBメモリにLinuxをインストールする方法はいくらかあります。容量の少ないUSBメモリなら,Live USB+設定保存領域の構成が,容量が十分ならUSBメモリにLinuxを通常インストールがおすすめ。

とはいえ,最近のLinuxはCDではなくDVDに焼く前提の物も多いため,最低でも4GBはほしいところです。

私は普通のLinuxが使いたかったので,USBメモリに通常インストールをしてみました。
手持ちの余っているUSBメモリは2GBが山ほどと4GBが少量でしたが,やはり2GBのUSBメモリではいろいろ厳しいので4GBのものを利用。

Linux Mintはかなりの容量を要求されるので,3.5GB程度が最低要件のLinux Beanを4GBメモリにインストールしてみます。





3.結果


動作はHDDの時より重く感じます。もちろんLive CDよりは快適ですが,限界を感じます。

特に起動の重さは致命的で,一度Plopを経由することもあり色々面倒。フロッピーからPlopを呼び出せば,Plopでの作業を自動化できるので今度フロッピーを探してみようと思います。


インストール後のディスク使用量は約3GBで,USBメモリ上に確保されているスワップ領域を削除することで空き容量を1GB程度確保することができます。

システムディスクとしてはギリギリ許容範囲ですが,データ保存用には別の記憶媒体が必要。また,空き容量が慢性的に少ない状態なのでUSBメモリの寿命は早めに来るかもしれません。


メモリが750MBに増設されていることもあり,スペック上はそれなりに動くのですが,やはり無線LAN非搭載と起動の遅さが致命傷で活用はできないかな。


ちなみに,ファンからは異音がするものの冷却は正常のようで,多少うるさいものの使う上では問題なさそうでした。

2015年6月21日日曜日

MDR-XB400レビュー

光沢のあるブッラクは汚れや傷が目立つ

2012年10月10日発売の旧型モデルが処分価格だったため購入。
税込み約3200円。


MDR-XB400 | ヘッドホン | ソニー
http://www.sony.jp/headphone/products/MDR-XB400/


希望小売価格で4700円+税ですが,実際はディスカウント価格で3000円~4000円程度が相場だったと思われます。

販売終了の旧型と考えると少々割安感に欠けますが,それでも安いことに変わりはないので購入してみました。

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製品カテゴリ
オーバーヘッド(コンパクト系)
EXTRA BASSシリーズ
低価格帯
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   ◆



デザイン
コンパクト系のオーバーヘッドですが,スイーベル機構* はあれど折りたたみ機構* はありません。
*スイーベル機構:記事トップの写真のように,イヤーパッドを90°回して平らにする機能
*折りたたみ機構:イヤーパッドをヘッドバンドの内側に折りたたみ,よりコンパクトにする機能

頻繁に持ち運ぶのであれば最近のスイーベル+折りたたみが便利ですが,室内での収納やたまに持ち出すときなどはこれでも結構便利です。
色は黒を選びましたが,イヤーパッド部が光沢のあるピアノブラックなので傷や指紋がすぐ付きます。
全体としては,いかにも「ソニー」なデザインで,個人的にはお気に入り。


音質
EXTRA BASSシリーズなので,低音重視の音です。
ファーストインプレッションはボヤボヤした音。
バランスド・アーマチュアのXBA-10を聴いたときも,はじめは「スカスカした音」だったので,聴きこんでいけば印象は変わるものと思います。
解像感は価格相応です。


遮音性
以外なくらい高い。


装着感
つけ心地は良いですが,長時間の使用は人によっては厳しいかもしれません。
コンパクトタイプなので,耳を覆うというより耳に押し付ける感じ。
ウレタンは柔らかく,耳に対する角度も適切で不快感はありません。一方で締め付けはやや強いため,メガネ族としては少々気になります。
メガネがなければ,気にならない程度の締めつけ感です。ズレてくることは全くありません。
重量も上位モデルより圧倒的に軽く,カジュアルに聴くなら上位機種よりお勧めです。


取り回し
コードは両出しYタイプ。プラグはL型で,ソニーではよくある構成です。他メーカー製品に慣れていると戸惑うかもしれません。コード長は1.2mと短めなので,オーディオプレーヤーやPCなどに最適です。一般的なステレオミニプラグで,標準プラグへの変換アダプタは付属しません。
コードの形状も最近のソニーに多いきしめんコード。オーバーヘッドなので,インナーイヤーのXBA-10と比べるとかなり太く,ちょうど「うどん」のような感じです。
絡まりにくくねじれもないので個人的にはお気に入り。


まとめ
低価格帯かつコンパクトモデルなので,室内の普段使いや持ち運びでガンガン使うのに向いている感じ。軽く,カナル型より耳に負担がかからないのでながら作業にも使える。
遮音性の高さとも相まって利用シーンはかなり広いが,音質が極端に低音寄りなので自分の好みに合うか一度確認を。

2015年5月28日木曜日

dynabook NXE 分解③根本的にだめ

メモ書きと自己満足(含利潤追求): dynabook NXE 分解②東芝のノートPCは多分今後一切買わない
http://44ani84.blogspot.jp/2015/05/dynabook-nxe-pc.html
つづき。

※あらすじ
東芝dynabook NXEの排熱性能が異常に低いので分解してみたところ……
熱伝導シートとグリスの重複使用+グリスが適正量よりかなり少なく,塗りムラどころでないなんともひどい状態!

しかもヒートパイプとCPUの接地面には特に加工もされておらず,ヒートパイプが途中で切ってあって,そこに直接CPUを当てる仕様。当然CPU全体を覆えるわけもなく……(前記事の画像でご確認ください)

そこで,なんとか冷却性能を取り戻すべく試行錯誤することに。

昨日,CPUグリスを剥がしただけの状態でCPU使用率70%程度で90℃まで上がる状態でした。
その後Windows UpdateをかけるとCPU使用率100%で温度が100℃付近に張り付き,強制クロックダウンが頻発。

途中でアップデートを中止して,その日は終了。



   ◆



で,今日CPUグリスが届いたので,熱伝導シートを剥がしてグリスを塗ってみました。

起動直後の処理はVistaのためかかなり重く,CPU使用率は常に50%以上。この状態ではやはり温度も90%台で,100℃超えで制限がかかることもありました。

その後,スリープで少し冷ましたあと復帰してみると,アイドリング時で40℃台,軽く操作をして負荷をかけると50℃台。昨日が夜の涼しい時で,今日は日中のかなり暑くなる時間帯なので,効果はあるような気がします。

この状態でWindows Updateの残りをかけると,やはりCPU使用率100%では100℃超えで制限がかかります。



   ◆



今回はヨレヨレになっていた熱伝導シートを剥がし,いろいろ無理がある(前回記事参照)ヒートパイプとCPUを,厚めに塗ったグリスで直接つないでいます。

新しい熱伝導シートを貼ってから,元のようにグリスとの重複スタイルにしてみてもいいのですが,高負荷時の排熱がぬるい風から熱風に変わっているので,これ以上色々いじってもしかない気がします。

また,そもそもヒートパイプとCPUの接している面積が圧倒的に少ないので,これが限界みたいです。

なにより,起動後やWindows UpdateなどですぐCPU使用率100%になってしまうあたり,H/W的にもVista的にも問題ありです。

やはり,おとなしくLinuxで使ったほうが良いかもしれません。




まとめ
昨日の熱伝導シート単独からCPUグリス単独に変えることで更に排熱性能は増したよ!
でも,すぐCPU使用率100%になるし温度も平気で100℃付近まで上がるからもう限界だよ!

使い方を考えれば使えるけど,Celeron B800搭載Lenovo G570の方が性能いいしファンも静かで排熱性能はトップクラスだしで(少なくとも液晶の壊れたままの状態では)使い道がないよ。


元々の構造上劇的な冷却性能の向上は見込めないので,CPU周りのメンテナンスはひとまずこれでおしまいにしたいと思います。

使い道はあまりないので常用できそうにないですが,Vistaを触ってみたいとき(どんな時だ……)なんかは良いかもしれません。あとはLinuxを入れて使う用くらいならできるかも。

2015年5月27日水曜日

dynabook NXE 分解②東芝のノートPCは多分今後一切買わない

メモ書きと自己満足(含利潤追求): dynabook NXE/76HE 液晶外し&リカバリ
http://44ani84.blogspot.jp/2015/05/dynabook-nxe76he.html
続編。


ほぼ使い道のないPCにお金をかけるのもオカシイので,200円ちょっとのCPUグリスを注文していたのですが,不在再配達に間に合わず明日のお届けに。
同時に別ストアで注文していたエアダスターだけ届きました。またそのうちレポートします。

で,本題。

日本メーカーだからというだけで信用してはいけません!
なんだこれは……たまげたなあ

CPUをご覧ください。一時期PCにマルウェアをプリインストールして売っていた中国Lenovoですらもっとまともなグリスの塗り方をしてました。

多くのメーカーは多めにグリスを塗って,上からヒートパイプで押しつぶして広げています。そのため,適正量より塗布量が多くなり,場合によってはうまい人が塗り直すと冷却性能が増すそうです。

ところが,この東芝dynabook NXEは明らかにグリスが足りていません。CPUを見ると,グリスの塗れていない部分がかなりあります。これではまともに放熱できるわけがありません。

ひどいのはこれだけではなく……

なんだこれは……たまげたなあ

ヒートパイプの先をご覧ください。冗談かと思うほどの粗悪ぶり
多くの場合,ヒートパイプの先が平べったく板状になっていて,そこにグリスを塗ってあると思います。
ところが,これは普通のパイプ状のヒートバイブの周りを,これまた普通のアルミ(?)板で挟んだだけ。
しかもその上に直接熱伝導シートを貼って,更にその上にグリスという構造です。

当然ヒートパイプとアルミ板の境目は溝があるので,その部分は熱伝導シートも溝(シワ?)ができ,上から押し付けても完全にシートが密着しません。(1枚目の写真で溝の後が確認できます)そのためにグリスを合わせて塗布しているのでしょうが,結局こちらも塗りムラが大きいのでシートとCPUの間に隙間を作ることになっています。

今までよく動いたていたなぁとびっくりするくらいで,ヒートパイプの構造,熱伝導シート・グリスの使い方,どれをとっても欠陥という他ない酷い状態です。普通は,グリスの塗り方があの状態というだけで著しく冷却性能が低下します。


冒頭で書いたとおり,まだグリスが到着していませんので,明日届き次第塗り直しをしてみようと思います。

当然センター盛りはできそうにないので,全体的に厚めに塗って上から押しつぶすようにするしかないように思います。

しかし,ヒートパイプの押さえつけもファン側のネジ2つだけで行われているため,均等に力が加わるわけもありません。(これも,中国LenovoのGシリーズではCPUの周り4箇所にネジが付いている上,均等に締め付けができるよう締め付ける順番まで書かれています。)

取り付け時は手で少し強めに押さえつけてグリスを伸ばすことはできますが,使い続ける上でどのような影響が出るかはわかりません。

うまくいくかわかりませんが,いっそ熱伝導シートを貼らず直接ヒートパイプ(+アルミ板)とCPUをグリスでつないだほうがいいかもしれません。


まとめ
問題は以下の通り。
・ヒートパイプのCPU接地部が異常に小さく,ほとんどCPUをカバーできていない
・接地部の少なさをペラペラの熱伝導シートでカバーしているが,シートも凸凹している
・凸凹を埋めるためかグリスが塗られているが,異常に大きな塗りムラがあり逆効果
・熱伝導シートと厚塗りグリスの同時使用は熱伝導率が落ち,冷却能力が低下する

国内メーカーが設計したPCとは思えません。


   ◆


→書きながら,もしかしてとグリスを拭きとっただけの状態で組み立てて起動してみました。
CPU100%で最高温度85℃とまずまずの改善が見られました。その後も起動処理で50%程度の使用率が続いた状態で,60℃~65℃程度。
以前はCPU使用率50%程度でもすぐに90℃まで温度が上がっていましたから,かなりの改善が見られます。
CPU使用率70%以上の負荷がかかると温度も70℃を超えますが,なかなか80℃には到達せず,負荷が収まると比較的すみやかに65℃付近まで冷却されます。

→2回めの起動では悪化
電源設定をバランスから高パフォーマンスに変えて起動すると,CPU高負荷時(70%以上)で90℃に達しました。制限がかかって100%まで使用率は上がらない様子。
しかし,負荷がなくなるとすみやかに放熱されるのは変わらず。CPUとヒートパイプの接地面積的に限界が有るようです。
ひとまず,東芝冷却診断ツールを起動した瞬間ビープ音が鳴り続けフリーズする状態からは大幅改善しました。


そもそも,熱伝導シートがうまく接していないのはアルミ板とヒートパイプの溝の部分ですから,ここを埋めても意味がなく,ならばヒートパイプと直接接している部分をしっかり密着させてやったほうが放熱できるようです。

このままでも多少冷却に気を使えば使えるレベルですが,折角グリスが届くのでヒートパイプと熱伝導シートの間に塗って,アルミ板とヒートパイプの溝を埋めてみようと思います。



結論
dynabook NXEの冷却性能は,グリスを拭き取るとなんとか使えるレベルになる。
ただし,一度修理に出していることもあるので全個体でCPUグリスがあの状態とは限りません。


パソコンに限っては,国内メーカーはおすすめしません。
よく無駄なソフトが~と言われますが,そんなものは消せばいいし便利なソフトも多いです。
しかし,本体の作りだけはダメです。
さすがに筐体のつくりは折り紙つきですが,一度ケースを開けると悲惨。

一応言っておくと,同時期のdynabookでもちゃんとした冷却機構を備える物もあります
ただ,こういうものもあるということです。

やはりPCはASUS,Acer,msiの台湾勢やDELL,hpのアメリカ勢が高品質です。
中国Lenovoもいろいろ問題はありますが,IBMの流れを汲んでいるためか中身はしっかりしているようです。(筐体はソニー顔負けのタイマー搭載ですが)

やっぱりパソコンは台湾製がナンバーワン!



   ◆


起動処理でCPU使用率50%行っているのかと思ったのに,時間たっても落ち着かないんですけど……

やっぱりVistaはワースト2!

2015年5月26日火曜日

Xperia Z4 TabletはAndroid版VAIO Tapか

値段もラップップ並? 税込みで8万程度(キーボード無し)

VAIO売却でパソコンからタブレットにシフトかとおもいきや,WindowsからAndroidへのシフト?

XperiaブランドのAndroidタブレットに,Windowsタブレットにも劣らないキーボードが付きました。
何が「新ジャンル」なのかはさておき,VAIO並みのキーボードが付くなら使い勝手は良さそうです。

バッテリー駆動時間は動画再生で10時間となっていますが,WindowsコンピュータではなくAndroidですから,実用でのバッテリー駆動時間も極端に短くはならないと思われます。



以前からキーボードを繋げるWindows PCライクなAndroidタブレットはありましたが,やはりWindowsタブレットに比べるとパッとしない印象でした。

Officeソフト程度はAndroidでもある程度使えるとはいえ,やはりプロジェクターへの接続や有線LAN対応,USB機器の手軽な接続,写真や画像を扱う処理速度,ちょっとした便利ツール的なフリーソフトの存在,メンテナンスや拡張性などWindows PCと比べると制限が多くなります。OSアップデートがほとんど提供されないのも,Windows 10で永久サポートとなったWindowsとは対照的です。

ラップトップとして使うには帯に短し襷に長しという感じで,キーボードなしでエンターテイメント用途に使うのがAndroidにはしっくりきます。

オプションでキーボードを付けるか否かなので,こういう選択肢もありかなとは思いますが,なんだか余計にVAIO Tap 11が恋しくなってしまいます。


結局利便性を求めるならSurface ProクラスのWinタブ,価格を求めるならASUS,LenovoあたりのWinタブになっちゃう気がするんだけどなぁ。


   ◆


なんだか,Xperiaには機能的にもデザイン的にもソニーらしさが全く感じられません。
ソニーってそういう無難なものを作る会社じゃないと思うんですけどね。他にはないものを作るから多少高くてもファンができるのであって,ただデザインがおしゃれなだけのAndroidタブレットなんて台湾メーカーがもっと安く出してます。

もう少し無駄遣いする余裕が出てきたら,またVAIO PやXperia rayみたいなものも出てくるのでしょうか……

2015年5月25日月曜日

VAIO Pro 13|mk2 発表

株式会社VAIOから,VAIO Proの新モデルが出ます。

VAIO Pro 13 | mk2(VJP1321)|ソニーの公式通販サイト ソニーストア(Sony Store)


11インチの方はまだ旧モデルが継続販売されており,これから登場するのかこのまま終息するのかはわかりません。

新モデルは旧モデルより重く厚くなっているので,住み分けかも知れません。



丸くなったPro13
筐体は相変わらずヘキサシェルです。ではどこが丸くなったのかというと,薄型軽量を追求したコンセプト。

USB1基,アナログVGA出力に有線LANを備え大幅に拡張性が増した反面,重量が最軽量同士の比較で90g,厚みが2mmほど増加しました。

確かに便利にはなったのですが,極限まで薄型軽量化をしながらスペックを妥協しないコンセプトは薄れます。


USBポートが増えるのは便利なのですが,VGAポートは厚みにも悪影響が出るのでなくてもいいような気もします。有線LANはあってもいいと思いますが,なくてもUSBで増設できるので薄型軽量モバイルにこだわるなら無い方がいい気がします。

たかだか90g,2mmと思うかもしれませんが,元が薄いだけに結構差が出るのではないでしょうか。

今のところ11インチモデルは旧版のまま販売継続なので,薄型軽量は11インチ,使いやすさを+して13インチ,と使い分けですね。



そろそろ,PやDuoのような風変わりで全く新しいモデルも期待したいところです。

MATEとCinnamonの違い

あまり詳しく書かれているサイトがなかったので。

ターゲット:XPやVistaの置き換えにLinuxを使ってみようと思っている人。
※日頃からLinuxをよく使う人には余り関係のない情報です。


   ◆


Linux MintをはじめLinuxの各種ディストリビューションで利用できるデスクトップ環境,MATEとCinnamon。どちらもGNOME由来であり,同じような時期に開発されたとあってどちらを選べばいいか迷っている人も多いはず。ということで,何が違うか,主にシステム面での比較をしていきます。


見た目の違いはどうでもいい!
検索をかけると,見た目が違うくらいで後はほぼ同じという情報が出てきます。
全くの間違いです!
見た目の違いは後からテーマでなんとでもなります。気にせず行きましょう。


MATEが安定版なんてことはない!
公式でもMATEが安定版,Cinnamonが革新的なバージョンという説明ですが,CinnamonもMATE同様安定しています。ただ,余り古いPCには対応しないという点で,よくわからないならMATEの方がおすすめと言われています。
開発自体はCinnamonの方がメインで,MATEは過去の遺産の再利用に過ぎません。


MATEとCinnamonの違い
MATE
GNOME2が開発を終了したことに伴い,GNOME2から派生(実質引き継ぎ)したデスクトップ環境。Linux Mintでは初めからデザイン上のカスタマイズがされているためGNOME2とは異なって見えますが,実際はほぼ同じものです。
MATE≒GNOME2
そのため,古いPCでもよく動き,XPマシンの再利用にはこちらが勧められています。

Cinnamon
GNOME3や派生のUnityが重くて評判が悪かったため,GNOME2の正統進化になるようカスタマイズされたGNOME3由来のデスクトップ環境です。
最近のPCに合わせて新しい技術を取り入れて開発されているため,古いPCで使うと上手く動かないことがあります。しかし,最近のPCで使うならMATEより軽快に動きます

大きな特徴はハードウェアアクセラレーションで動くということで,Vistaや7のガラス風ウィンドウのような半透明エフェクトが使えます。半透明が使えるということはデザイン面で優れるだけでなく,常時すべてのウィンドウや背景を描画し重ねておくので
 ・ウィンドウの切り替えがスムーズ
 ・ウィンドウを高速移動してもチラつかない
というメリットもあります。
また,これら処理はほとんどCPUを使わすに行われるので,アプリケーションの動作もいくらかスムーズにできます。
Vistaや7ではメモリ消費量が大幅に増えましたが,Cinnamonではメモリ消費もMATEより低く抑えられているようです。(どちらも最近のWindowsに比べれば驚くほど少ないが)

まとめ
MATE
XP以前の古いWindowsや,Vista・7でAero Glassをオフにした時と同じ
Cinnamon
Vista・7のAero Glassオン時や,Windows 8以降と同じ

ということで,Vista黎明期にも言われたようにグラフィック性能が十分ならCinnamonの方がむしろ軽く動くということです。

基準としては,XPプリインストールモデルと,Vista basic,7 Starter搭載モデルはMATE,それ以外はCinnamonの方が適す場合が多い。
ただし必ずしもOSでグラフィック性能がわかるというわけでもないので,迷ったらCinnamonを使ってみてください。対応していなければ「ハードウェアアクセラレーションが使えません」という旨のメッセージが出て,かなり動きが遅くなります。
そんな時はMATEに変えてみましょう。
新しくMATE版を入れてもいいですし,Cinnamon版に追加でMATEを入れることもできます。


Cinnamonが動く環境でMATEを使っている人,もったいないですよ!

2015年5月24日日曜日

dynabook NXE/76HE 液晶外し&リカバリ

\さらば液晶!/



VAIOもLenovo Gもひと通り整備したので,香川大学の生協パソコンことdynabook NXE/76HEをメンテナンス中です。

このPC,09年入学生に売りつけられた悪名高いPCで,Vista + Core 2 Duo + DDR2メモリという,7 + Core i + DDR3メモリのPCが登場する直前に世に放たれたモデルです。

CPUが1.2GHzのC2Dというだけでも結構厳しいですが,メモリは1GBオンボード実装+DDR2スロットに1GBメモリ。Vista末期とは言え,ネットブックとウルトラブックの中間くらいの性能で使いにくいです。

これが(いくらかわからないけど)とてつもない値段で,初めてPCをもつ,右も左も分からない大学生に売りつけられてたということです。


貰い物のこのPCですが,油飛び散るキッチンでずいぶん派手な使い方をされたらしく,キーボード含め筐体全体が油でギトギトに汚れています。

どんな使い方をすればここまでひどくなるのか不思議です。


さらにさらに,キートップが1つなくなっており,液晶も割れております。
折角高い値段を出して生協でかったのに,なぜ在学中に修理に出さなかったのでしょう。


文句を言ってもしかたがないので,現状できる限りのクリーニングをして,邪魔な液晶を外し,リカバリをかけます。

dynabookはさすが国内メーカー製というべきか,Lenovo Gと違って液晶が破損しても必ず外部モニタでBIOSを確認することができます。
Lenovo Gは「本体のみ OR 自動選択」の選択制で,しかも初期値が「本体のみ」。このdynabookは「自動選択 OR 同時表示」の2択。どちらにせよ外部モニタが繋がっていれば外部モニタにBIOSが映ります。

VAIOにしろdynabookにしろ,いろいろ使ってみるとやっぱり細かいところは国内メーカー製が優秀です。

私もかつては「日本メーカーのPCはゴミいっぱいのボッタクリPCだ!」なんて言っていましたが……安いPCにはそれなりの理由があります。

追記:細かい気配りのできる国内製PCも,基本的な面は海外製以下のものも多いですが……


本体部分分解
隠しネジは無いのですべての見えるネジを外せば背面カバーが外せます。
内部はいかにもな日本製モバイルPCというか,フラットケーブルが盛りだくさん。
ただ,SONY製と違い簡単にCPUクーラーにアクセスできます。

キーボードは外し方がわからなかったので触らず,ホコリとこびりついた汚れを清掃してHDDを交換しケースを閉じます。

HDDはPS3出身の富士通製80GBを使います。
元々東芝製250GBが入っていたものを,WD製120GBに交換していました。
サブのサブとはいえ120GBは入れておきたかったのですが,HDDの健康状態的に80GBの方が先が長そうだったのでこうなりました。HDDを交換するのははリカバリ失敗時にもとに戻す保険にもなります。

驚く無かれ,このPCにはHDDマウンタがありません。クッションの上に載せてあるだけです。SSDならまだしも,HDDでこれをやるのは少し抵抗があります……


液晶部分分解
ゴム3つとシール1つの下に合計4つのネジが隠れています。
ゴムが4つ並んでいるので,この下にねじがあるのかとおもいきや1つは本当にただのクッションゴムでした。

上部の4つのネジ以外はツメ固定なので,内側からベゼルを持ち上げるようにすると簡単に外していけます。

なんと,液晶もネジやフレームで固定されておらずケースに挟まれているだけです。

液晶左下にコネクタが繋がっているので,上に貼られているシールを剥がしたのちケーブルを外すと完全に液晶が外れます。


分解して思ったのですが,内部にシール固定が多すぎます。フラットケーブルを多く使うのはいいのですが,普通のセロハンテープにしか見えないテープでベタベタ止めてあるのはどうかと思います。


リカバリ
普通にリカバリディスクでリカバリを試したのですがどうもうまく行きません。光学ドライブが反応していないようです。

分解直前に本体の光学ドライブでリカバリディスクを作ったので,故障ではなさそうです。分解時にケーブルを外してしまったのかもしれません。とりあえず外付けドライブで問題なくブートできるようなので,これで凌ぐことにします。

→目視で確認する限り問題ない。が,再起動してもやはりBIOSで認識しない。一応後でコネクタ挿しなおしてみます……



   ◆



というわけで,Windows Vista Businessのリカバリでした。
Aero Glassが使える機種なので,Linux Mint Cinnamon版を入れても良かったのですが,折角あと2年サポートが残っているのでひとまずVistaで。


リカバリをしていて気づいたのですが,どうもこの個体はCPUの放熱がうまく行っていないようです。

元々ギリギリの排熱設計のようですが,それにしてもファンがうるさすぎ。
HWMonitorで確認してみると,CPUが90℃を超えています。
にもかかわらず,使用率は100%張り付きになっておらず80%~50%をウロウロ。排気口からの空気も,音の割に気流がおとなしかったり(ファンが小さいから仕方ない?),生ぬるいどころか涼しいくらいの温度だったり,うまく放熱できていない匂いがプンプンします。

分解した感じでもヒートシンクが若干斜めになっていたので,一度グリスの塗り直しも含めて調整したほうがいいかもしれません……


ジャンクで同型品が5000円くらいで出ていれば,ニコイチで修理して結構使えそうです。
付属バッテリーもいたわり充電のない機種にもかかわらず劣化は10%ほどに抑えられていましたし,いつか液晶とキーボード(あと光学ドライブも)を直して使ってやりたいものです。

その時はLinuxかなあ

2015年5月23日土曜日

古いノートPCの活用法は?

「古い PC 活用」などで検索すると,UbuntuやAndroid,Chromium OSなどのLinux系OSに入れ替えて使おう,というサイトが多数ヒットします。


実際に,私もUbuntuの派生であるLinux MintをXPパソコンに入れたりしていますが,そろそろWindows 7機が「古いパソコン」になってしまったという人もいるのではないでしょうか。

特に,かつてブームになったネットブックやUMPCは末期ではWindows 7 Starterが乗っていましたね。
(Starterに相当するWindows 10のバリエーションは存在せず,そのままで10にアップグレードできるかは不明だが,できなくてもあと5年近く延長サポートで使い続けられる)

更に,Vista世代の後半くらいからPCの進化速度は鈍化を始め,初代ノートPC向けCore i5搭載機なら,単純なスペックで言えば最近の廉価モデルより高性能だったりします。

そのようなPCで,制限が多く,使い慣れてもいないLinuxを使うメリットは薄れているように思います。Windows 10でサポート切れの心配もなくなりましたしね。



Linuxの欠点
ノートPCの場合,メーカー独自の機能が多く搭載されています。
そのようなものは一切不要,という人もいますが,きっちり使いこなせば便利なものも多いのが実際で,HDD保護や各種オリジナルボタン,高画質・高音質技術,バッテリー劣化防止機能などは意外に便利です。
Linuxにしてしまうと,これらの機能は基本的に使えなくなる上,メーカー独自のドライバで動いているハードウェアは本来の性能を発揮できなくなることもあります。

また,使えるソフトの制限も多く,ネットで動画をみるのにもSilverlightを使ったサイトを見れなかったり,Microsoft OfficeはもちろんWindows付属の使い慣れたソフトも使えなくなります。一般のフリーソフトなどもWindows版しかないものが多い状況です。
それなりの知識があれば代替ソフトを探すこともできますが,完全な代替のないものもあり,また探すにしてもそう簡単には行きません。

操作感もかなり異なるため,慣れるまでは一苦労で,トラブルが起こった時も,やっぱりそれなりに知識がないと解決できなかったりします。


最近のLinuxは確かに使いやすくなったのですが,それでもWindowsとは全く異なるOSです。Linuxにしても今までと同じ使い方ができるとは思わないことです。


そう考えると,折角数万円もするWindowsが搭載されているのに,Linuxにしてしまうのはもったいないです。Vistaは近くサポートが切れるので,今から乗り換えておくのもいいかもしれませんが,運良く7が入っているなら10に更新して使い続けてやりましょう。
※Starterがアップデートできるかは今のところ不明




古いPCが使い物にならなくなる理由
Vista末期以降の古いノートPCが遅く感じるのは,メモリ不足による問題が多いはず。
さすがに初期のシングルコアAtomでは限界がありますが,デュアルコア以降ならスペックの低いCPUでも結構な動きをします。

しかも,ネットブックの多くはスペック上メモリ増設不可となっていても,実際は分解してメモリの差し替えができる場合がほとんど。

複数古いPCがある場合などは,メモリの割り振りを見直すことで復活するPCが幾つか出てくるかもしれません。また,多少の投資をして新たにメモリを買ってもいいでしょう。

元々3万円以下のネットブックや格安ノートにお金を掛けたくないという人もいるかもしれませんが,数千円で見違えるようにサクサク動くなら,費用対効果はかなり高いと思います。そもそも,格安大画面ノートは買った後メモリを付け足すところまでを計算に入れて買うものです。

ちなみに,メモリ搭載量は4GBがおすすめ。32bit OSやWindows 7 Starterではメモリの使用可能量に制限がかかりますが,RAMディスクを作成して,そこにページファイルを置くことで擬似的にすべてのメモリを使い切ることができます。

古いDDR2メモリでは2GBくらいまででないと手に入りにくいですが,元々1GBのネットブックなどでは2GBにするだけでもかなり効果があります。

メモリ不足が解消すれば,それだけで普通のノートPCとしてまだまだ使えるレベルになるかもしれません。

※メモリが4GBでCPUがデュアルコアなのに,Web閲覧などの日常的な利用すら遅く感じる場合は本体性能以外の理由で遅くなっている可能性があります。内部のホコリ清掃とWindowsの再インストールをしてみるといいでしょう。




Linuxはどんなときに必要?
Windows 7以降搭載の大画面ノート・モバイルノート(ネットブックを除く)には必要ありません。
Windows 10へ無償アップデートができる上,メモリが2GB以下の場合は大抵メモリスロットが1つ開いており,低予算で4GBまでメモリを増やすことができます。モバイルノートは空きスロットがない場合やそもそも完全にメモリ交換ができない場合もあります。

ネットブックや,メモリが2GB以下で交換できない場合はLinuxが選択肢に入ります。
7 Starterが10にアップデートできるなら,ネットブックにもLinuxは要りません。Starter独自の機能制限もなくなり,サポートも永久に続くのにメモリ代数千円をケチってLinuxを使うメリットはありません。アップデートできなくても,5年近くサポートが続くことを考えればメモリを強化して使い続ける価値はあります。
ただ,メモリ増設ができない場合はWindowsが苦しいことも多いでしょう。1GBで増設できない場合は迷わずLinuxへ。2GBあれば軽い用途なら使えます。起動直後とWindows Updateが動いているあいだ実質操作不能になるところだけ我慢すればOKなので,スリープメインで運用すれば一応使えます。
ネットブックはメモリスロットが1つしかない機種が多く,規格も古い場合があるのでコスト的に高過ぎると思ったらLinuxへ。




まとめ
Windows XP搭載PC
→Linuxへ。
VistaのAeroが動かないグラフィック性能なら,Linux Mint MATE版やLubuntuなどの軽量デスクトップ環境がおすすめ。
Linuxといえどメモリは最低512MBくらいほしいので,あまりにもメモリが少ない場合は増設を。(規格によっては中古のジャンク扱いなどで格安)


Windows Vista搭載PC
→Linuxへ。
Aeroが動かないスペックならLinux Mint MATE版やLubuntuなどの軽量デスクトップ環境。Aeroが動くスペックならLinux Mint Cinnamon版やUbuntuなどハードウェアアクセラレーションを使うデスクトップ環境のほうが場合によっては体感速度が上がります。


Windows 7搭載PC
メモリが1GBで増やせない(ネットブックはそう書いてあるだけで増やせることが多い)
→Linuxへ。

CPUが初期のAtomなどシングルコア
→Linuxへ。

ネットブック
Windows 7 StarterがWindows 10にアップデートできる場合
→メモリ交換でWindows推奨
Windows 7 StarterがWindows 10にアップデートできない場合
→7のサポート期間も考え,メモリ交換のコストが高いと感じたらLinuxへ。

その他のノートPC
→Windows推奨。可能ならメモリ4GBに。2GBでも使えなくはない。




というわけで,CPUが2コアでメモリが2GB乗っていればWindows 7やWindows 10が十分動き,Linuxにするメリットはあまり無いでしょう。
メモリが少ない場合は,2GB以上に増設してWindowsを使うほうが懸命。4GBあれば快適です。

Windows 10にアップデートが出来ず,サポート期限に問題がある
CPUがシングルコア
メモリが2GB以上まで増やせない
これらに当てはまったらLinuxの出番です。
ただ,あまりに古いものはLinuxにしたところで動画視聴などもできず使い道はほぼ無いでしょう。

基本的に,LinuxはWindowsのサポートが切れたら使うものという認識で良いと思います。
XPマシンや,近いうちに使えなくなるVistaマシンにはどんどん導入していきましょう。

一方で,実質サポートの切れないWindows 7マシンは軽量化目的でLinuxにするのはおすすめしません。



繰り返しますが,LinuxはWindowsとは全く異なるOSです。普段使いをしたいなら,Webベースで使うなど割り切った使い方が求められます。Windowsの代わりになるものでは無いということは覚えておいてください。

2015年5月20日水曜日

インストールなし≒USBメモリで使えるブラウザ

最近はブックマークや設定がアカウントで同期できるようになっており,あまりインストーラを使わず導入するメリットは薄れてきていますが,それでも複数コンピュータを持っていたりすると便利な時もあります。

私もアカウント同期が流行る前からの癖と,いちいちインストーラから再インストールするのが面倒な事もあってもっぱらインストールしない派。
というわけで,インストールに注目して主要ブラウザを比較してみます。


公式非公式問わずインストーラなしに対応しないブラウザ
Internet Explorer
Windowsサービスの一部なので,どうにもなりません。ちなみに,IE9以降はかなり軽快に動くようになり,FirefoxやChromeが基本機能や拡張機能でどんどん重くなているため,今では完全にIEが軽量ブラウザの地位にいます。登場間もない頃のChromeみたいなイメージでいいかと。(→メモリなどのシステム負荷も少なく,なおかつブラウジングもサクサク)
最新IE11で,「アドオンの管理」から必要最低限のアドオンのみを有効にし残りを無効にすると更に軽快に。

ただ,Googleの嫌がらせか,最近Google系のサービスのIE対応がされなかったり遅かったりするので,人によっては使いにくいかもしれません。

公式ではインストーラなしに対応しないブラウザ
Google Chrome
Googleファミリーらしく癖のあるインストール方法です。Firefox同様,PortableApps版では難あり。
最近ではFlashPlayerをインストールしようとするとセットで入れようとしてきたりメーカーPCにはじめから入っていたりするので意識せずインストールされている人もいるかもしれません。

Mozilla Firefox
Firefoxをサブとして使っていた時期も長かったのですが,非公式のPortableApps版は専用のランチャープログラム経由で起動しなくてはならず,タスクバーにピン止めができないばかりか,起動に時間がかかります。

Netscape時代含め,長らくIEの実質唯一の対抗馬として活躍していましたが,今では……

公式でインストーラなしに対応しているブラウザ
Opera 12, 15~
Sleipnirは私がメイン利用しているので載せていますが,一般的には主要ブラウザでは無いかもしれません。そうすると,主要4大ブラウザで公式ポータブル版があるのはOperaだけ。
Chromeのポータブル版がほしいなら,Operaを使うのが最善!?

15以降はChromiumファミリーになったため,Chromeの拡張機能もひと通り使えます。また,Presto時代よりは相当控えめなものの,独自の基本機能も充実しており,入れるたびに重くなる拡張機能はいくらか節約できます。(最強だった頃のOperaはOpera12。Opera15以降はChromeに毛が生えたようなイメージで。ただOpera12はセキュリティの更新がたまにあるだけで,今後うまく表示できないサイトも増えていくでしょう)

インストールは,一度インストーラをダウンロードし,インストール中にある「詳細設定」で設定を変更することで任意のフォルダにUSB版としてインストールが出来ます。
あとはフォルダごとコピーしてUSBメモリなり新しいPCなりに簡単に移動可。公式対応だけあって,AppDataフォルダなどには一切痕跡を残しません。

Sleipnir 2, 4, 6
Sleipnirは2シリーズに「ポータブル版」がありますが,4,6シリーズでもZip版が用意されており,少なくともBlinkエンジンで使う限りでは普通のポータブル版として利用できます。
※キャッシュの保存場所は手動で書き換える必要があるかも……
 Chromium用の起動引数を,User.iniの[WebKit]項目に追記することで実現出来ます

あくまでZip版であってポータブル版ではないため,キャッシュなどのごみとなるファイルはコンピュータに残ってしまうかもしれません。しかし,不要なファイルの痕跡が残る程度で,USBメモリに入れても問題なく使うことはできます。

現在3バージョン並行開発中ですが,2は実質開発終了です。4は昔ながらの親しみやすいUIを残しており,6は大胆に改革をした先進的なバージョンです。4まではIEファミリーとChromiumファミリー両方に属しており,簡単に表示モードの切替もできましたが,6では完全なChromiumファミリーになっています。一応メインの更新は6に移っており,4は今後セキュリティアップデートのみになるのではないかと思っていますが……現在4も6も目立った更新はされず。Windowsブラウザ自体にあまり力を入れていないように感じます。






ということで,自分が使ったことのあるブラウザをまとめてみました。
完全なUSB版を望むならOperaが良さそうです。昔の独自性の高いブラウザから,Chromiumファミリーに変わったことで乗り換えもし易いと思います。

Chromiumファミリーは数も多いので,探せば他にもいいものがあるかもしれません。
しかし,Operaクラスとなるとサポート情報もそれなりに多く,独自機能などの開発能力が高いのも魅力ですね。スマホ版などさまざまなバージョンがあるので,連携機能も便利に使えそうです。


ポータブル版にこだわらないのであれば,OperaやSleipnirはモバイル版優先でPCブラウザに力を入れていないように見え,積極的に利用理由は見当たりません。Sleipnir6は独自機能もかなり多いので,ハマれば便利ですが,こだわりがなければやはりIEかChromeが便利なように思います。
PCのスペックが控えめ→IE
PCのスペックが高め→Chrome

2015年5月16日土曜日

PS3初代後期型,分解ホコリ取り

画像,手順などはもう出尽くしているので

初期型PS3(80GB)を軽めに分解/清掃してみたよ!! ※ガチでいくよ!@B
http://gachi4.blogspot.jp/2014/07/ps380gb.html

あたりを参考に。

80GBモデルを使用していますが,上記のブログと同じく隅から隅までホコリがビッチリでした。

USBポートにもホコリが詰まっていたので,エアフロー的にあまりよろしくない構造のようです。


ホコリ掃除でもっとも重要なクーラー周りは到達が困難なので掃除をしませんでしたが,筐体の通気口付近を掃除するだけでもかなり効果があるような気がします。

電源ユニット下などにもけっこうホコリが入り込んでいます。吸気口の位置とファンの位置を考えると当たり前ですが。



初代はすでにサポートが切れていますし,稼働年数からしても故障してもおかしくない時期です。これから梅雨の時期,ホコリは電化製品の脅威になるので,可能な範囲で分解清掃をおすすめします。


掃除の際は,掃除機で目立つホコリを吸い取ってから残りをエアダスターや綿棒で掃除しましょう。

2015年5月15日金曜日

Windows, intel 等のロゴシールを剥がす


最近のWindows 8搭載機では,Windowsシールは裏側の目立たないところへ移動しており,インテル入ってるシールもボディカラーに合わせてカラーバリエーションが増えるなど,デザイン面での配慮が見られます。

しかし,Windows 7世代であるVAIO SEはそんなことお構いなしで,パームレストに5枚ものシールが貼ってあります。
(販促用の機能紹介ドデカシールが無いのが救いか……)

私も失敗したら嫌だし,これはこれで”パソコン!”って感じがしていいかと放置していたのですが,最近のと比べるとやはり目障りで,一度気になりだすと止まらないのでした。


ならば剥がしてしまおう!



   ◆


というわけで剥がします。
実は以前ボロボロになったLenovo G560のWindows 7シールとLenovo Enhanced Experienceシールを剥がしていたので,もはや抵抗も迷いもありません。

インテル入ってるシールは結構いい素材(Windows 7シールがボロボロになってもCore i3シールはほとんど傷んでなかったくらい)なので剥がしにくく,デザイン的にもそんなに嫌じゃないので残しておきたかったのですが,貼られている場所が悪く,他と一緒に剥がすことに。

before




after


やっぱり剥がしたほうが「イイモノ」感が増しますね。
シールベタベタだとどうしても安っぽい感じがします。





剥がしたシールはなんだか捨てるのも忍びないので本体裏面へ。
一度剥がしているので,シールに折れたような跡がついていたり,接着剤が一部剥離して凸凹になっていたり,そもそも貼り付けに失敗してシールが歪んでいたりという有り様。
これなら貼らなくても……とも思いますが,まあ裏面なので気にせずに。



シール剥がし自体は,ボディがマット加工ということもあって,特別な道具もなく簡単に剥がせたのですが,近くでよく見るとシールの跡が残っています。

金属素材にヘアライン加工のLenovo G560よりは目立ちませんが,やっぱり綺麗にしたいなら買った直後に剥がしてしまうのがいいですね。




ボディの素材によっては剥がした跡が少々目立つかもしれませんが,邪魔に感じたら思い切って剥がしてしまってはいかがでしょうか。

結構,見た目の印象が変わります。

2015年5月13日水曜日

SSDって言うほど早い?

128GB SSD搭載のVAIO Duo 11と750GB HDD搭載のVAIO SEを使い比べて,SEをSSD化するべきか考察しました。

出費を抑えたい気持ちが根底にあるので,若干言い訳っぽいところがあるかもしれませんがご了承ください。

なお,今回正確なベンチマークは行っておらず,体感的な速さをメインに記事を作成しています。
ベンチマーク上は今やR/W共に圧倒的にSSDが高速なので議論の余地もないかと。



SSDはどれほど高速か?
巷ではベンチマークスコアや起動時間の計測結果をよく目にしますが,体感はどれほどのものなのかということで,まず考えてみます。

起動は早くなる
これはおそらくだれでも実感できます。
Duo 11はWindows 8とも相まってログイン画面まで数秒。もちろん,ログイン後は軽度の作業ならすぐに開始できます。
Windows 8には起動を早める高速スタートアップ機能なども搭載されていますが,これを無効にしても有効時とほぼ変わらない早さが出ることからもSSDの速さが伺えます。


アプリの起動には余り恩恵がない
確かにに早くなっているのですが……

起動時に大量のファイルやデータベースを読み込むアプリケーションではかなりの高速化が見込めることと思います。イラスト,プログラミング,DTM,DTPなどハードにコンピュータを利用する場合は恩恵があるはずです。ゲームなども物によって効果があると思います。

しかし,ブラウザやオフィスソフト等ではHDDでもワンテンポくらいで起動するので余り違いがわかりません。
通常利用でスワップアウトが起こらない程度にメモリを積んでいれば,Prefetchの恩恵を受けることができます。よく使うアプリは高速なメモリ上にキャッシュされるため,HDDの限界を超えた高速起動ができるというわけです。
VAIO SEは4GB+2GBの計6GBを搭載しており,このご時世大容量というほどでもありませんが,常時3GB程をPrefetchのキャッシュに回せる状態です。
アプリ立ち上げ時のワンテンポを短縮するためにどこまで投資できるか,ここは人次第ですね。

以上から,メモリ搭載量が4GB程度のコンピュータでは,SSDよりメモリに投資したほうが良いような気がします。


大量のファイルにアクセスする時の差は歴然
例えば,デジカメで撮影した写真ファイルにアクセスしたり,ウイルス対策ソフトでフルスキャンをかけたりという用途では圧倒的な差が現れます。
とくに写真のサムネイル生成や表示ではその差が歴然。
SSDとHDDの両方を積む場合でも,文章や写真などはSSD側に置いておくと良いと思います。



SSDは必要か?
ネット上では「もうHDDは考えられない」「未だにSSDを使ってないのは信じられない」という声もありますが,ノートPCの場合はよく考えてから導入をしたほうがいいと思いまます。


まずメモリを増設しよう
円高によるチャンスタイムも終了し,一時ほどの割安感はありませんが,それでもメモリの方がSSDより費用対効果のコストパフォーマンスに優れます。
1.5万かけて256GBのSSDを積むくらいなら,半額以下で8GBメモリを買いましょう。保存容量を諦めなくても済みますし,Prefetchと合わせてRAMディスクも活用すれば,かなりの高速化が見込めます。

[Office,ブラウザ等利用がメインの場合のメモリ推奨量(64bit OSの場合)]
2GB未満
 64bitの最低要件を満たしていません。また32bitでも頻繁にHDDアクセスが発生します。
2GB→普通に使うのも厳しい
 起動時にしばらくスワップアウトが発生するので,起動処理が終わるまでの数分~数十分ほどPCが使えません。起動後も,常駐ソフトの数や利用するソフトによってはHDDアクセスが発生します。ネットをみたり動画を見たりするのもスムーズには行きません。
4GB→普通に使える
メモリ不足でHDDアクセスが発生することはほぼありません。画像・動画編集ソフトを使ったり,ブラウザで同時に大量のタブを開くと場合によってはメモリ不足になりますが,重要度の低いデータを予防的にスワップアウトさせているのかそれほど体感速度は落ちず,メモリ使用量が90%を超えることもまずありません。Prefetchなどの補助的な高速化機能はそれほど有効に活用できません。
~8GB→+αの高速化が見込める
ホームビデオレベルの動画編集なども問題なく行え,Prefetchなどの補助的な高速化機能も十分働きます。
~16GB→余裕があれば……
8GBまでに加え,RAMディスクを利用した高速化ができます。RAMディスクによる体感的な高速化はそれほどでもありませんが,キャッシュや一時ファイルが溜まることによる速度低下を防げます。

以上より,個人的には4GBもしくは8GBのメモリを1枚購入し増設or交換するのがコストパフォーマンス的にはベストかと。特にスロットが余っている場合は追加しないともったいないです。
※上記のメモリ推奨量はあくまでも個人的な見解です


高速化以外の面で必要性を感じたらSSDを導入しよう
SSDには高速化以外にもメリットが有ります。
代表的なものが,耐衝撃性と低消費電力です。
モバイルノートなら多少コストが掛かってもSSDがおすすめ。
ホームノートでも,衝撃に気をつけながら使うのがストレスになる人や,バッテリー駆動での利用が多い人にはお勧めです。


メモリの増設ができない場合もSSD!
前述のように,4GB程度のメモリ搭載量では今や何をしても余裕とは行きません。
ノートPCの中にはメモリ交換ができない物もありますから,そのようなPCでメモリ搭載量に不安がある場合はSSDが有効です。
Prefetchなどが使えなくても十分早くなりますし,メモリ不足でスワップアウトが発生しても速度低下が最小限に抑えられます。


シャットダウンをしたいならSSD
一度シャットダウンをすると,HDDでは起動に時間がかかったりメモリのキャッシュがクリアされたりとSSDより不利になります。再起動やシャットダウンをあまり行わず,スリープで運用するならHDDでも構いませんが,こまめにシャットダウンや再起動をするならSSDは有効です。




   ◆


ちなみに,デスクトップPCを利用中でSSDを検討している人はここまで深く考える必要もないと思います。
メモリは当然十分搭載されているでしょうし,搭載可能ドライブ数も多いので容量不足も問題にならないでしょう。何よりノートPCより全体的なスペックが高い分,HDDが大きく足を引っ張ることになっているはずです。


   ◆


というわけで,VAIO SEへのSSD導入は見送りです。
むしろ,Duo11のSSDを256GB以上に交換したい。mSATA規格の先行きが怪しくなってきたので,このへんが買いどきかもしれません……
用途的に128GB+SDカードでそこまで不満はないんですが……うーん……

SEのWWAN用miniPCIeポートがmSATA対応なら迷わず行けるんですが……
キャッシュ用SSDを積んでいるモデルでもないし厳しいかなあ。

Duo11が手軽に分解できるなら,SEにSSDを挿してBIOSで確認して……なんてこともできるけど。





2015年5月12日火曜日

SDM-HS75P 購入

プロレスラーに居そうな佇まい。


今度は香川県宇多津町のハードオフで2000円でした。
いい加減使わないモニタがけこうあるのですが,ついついSONYと見ると買ってしまいます。

しかし,並んでいるモニタの中でひときわ目立つこのデザイン。
とくにこの機種なんて,最近のブラビアとVAIO Jシリーズを足したようなデザインでかなりお気に入りです。

以前買ったVAIO HX付属モニタと比較すると,こちらはDVIとVGAの2系統入力に対応し,反面スピーカーは搭載しません。ケーブルはVAIO HX付属が着脱不可であるのに対し,こちらは汎用品を自分で接続する一般的な仕様です。

液晶サイズや解像度は同じですが,画像はVAIO HX付属のほうが綺麗です。経年劣化もあるかもしれませんが,同じアナログ接続ではこちらのモニタは発色が悪く文字なども多少にじみます。

手動で調整し文字にじみはそれなりに解消しましたが,やはり並べて使うと品質の差ははっきりわかります。

VAIO HX付属はドット単位での劣化が激しいのが特徴のようで,四隅の方から異常点灯をするドットが増えます(ネット上にも同様の例あり)が,今回買ったモニタは特にそのようなことはないようです。


このモニタ,とにかくデザインが優秀で,特に角度調整の仕方がユニーク。
反面,スタンドの接地面が広いので机の端ギリギリに置くときなどは注意が必要です。




現在,卓上にはノートPCと合わせてモニタが3つ並んでいる状態です。

左から,
SDM-HS75P,VAIO SE(ノートPC),VAIO HX付属モニタ
の順。
SDM-HS75PはVAIO SEのセカンドモニタとして利用し,VAIO HX付属モニタは液晶を取り外したLenovo G570専用のモニタとして利用しています。
G570とVAIO SEはマウス・キーボードを共有しているので,実質トリプルモニタ感覚。

とはいえ,仕事でも資料作りでパソコンを使うくらいなので今回買ったモニタの出番はかなり少ないです。
(そもそも資料作成中はモニタの前にブックスタンドを立てて本を開くので,使うことができない)



それにしてもこのモニタ,壊れても中身だけ変えて使い続けたいくらいお気に入りです。

問題はこのアスペクト比の17インチ液晶があるのかという……
LEDバックライトとなると更に……

2015年5月7日木曜日

USBメモリの寿命

USBメモリには寿命がある。
SSDが普及するに従い,フラッシュメモリの耐久性や寿命に対する関心は高まっているのではないかと思う。

しかし,USBメモリに関しては中々探してもいい情報が見つからずじまいであったので,昨今のSSD事情と合わせて少し考えてみたい。



USBメモリの寿命は短い?
ネット上には,USBメモリの寿命は3年前後とするサイトが多かった。

USBメモリの寿命 | New LaLaLaLand Blog
http://newlalalaland.com/usb-memory/
少なく見積もって、1日に10回書き込むと仮定すると、標準モデルなら3年で寿命をむかえる計算になるのです。安いからと標準モデルを購入し、USBメモリの寿命という知識もなく、頻繁に書き込みをしていた場合、3年ともたないので注意が必要です。

USBメモリに寿命はあるのか
http://direct.pc-physics.com/usbmemorylifetime.html
一般的には、少なくとも数万回は耐えられるように設計されていると言われています。よって、単純に考えて計算すると、仮に1万回の書き込み回数に耐えられるのであれば、1日10回書き込みを行うとすると、1000日(約2.7年)の寿命となります。

長くても5年とか,運がよくて10年とかそんなかんじ。

しかし,SSDについて議論が活発になった現在,これらの意見は誤りであると断言できる。


SSDの寿命とUSBメモリの寿命
WindowsなどのOSをインストールする目的で使われるSSD。ノートPCでは容量の大きな動画などもすべてSSD上に保存・キャッシュされる。
そのSSDの寿命は,最近のものでは数百年と言われている。
書き換えの激しいSSDが数百年持つのに,(人によって大きく異なるが)毎日数GBと書換を行うわけでもないUSBメモリが3年で寿命というのはおかしな話である。


フラッシュメモリ長寿命化のしくみ
SSDはかつて,SLCからMLCになってセル単位の書き換え可能回数が激減した。にも関わらず寿命が極端に短くならないのは,全体の容量が増え書き込み内容の分散が用意になったためではないかと思う。

思う,というように確たる根拠はないのだが,ウェアレベリングの仕組みを考えるとこう結論づけるのが最も妥当なのだ。

つまり,1つのセルの書き換え可能回数が1000回として,同じセルに書き込み続ければ1000回の書き込みにしか耐えられないが,2つのセルに分散して書き込めば,どちらか片方のセルが1001回目の書き込みを迎えるまで,すなわち2000回まで書き込みが可能となる。

USBメモリはSSDと比較すると圧倒的に容量が少ないが,一日の平均書き込み容量も少ない。
寿命が短くなるといっても,3年というのは短すぎる。

また,仮に1つのセルが寿命を迎えたとしても,ダメになったものだけ封印して正常に使い続ける機能(不良セクタの管理)もある。USBメモリが突然死した経験のある人が,USBメモリの寿命だと思っているのは,実は寿命ではなく事故なのかもしれない。


USBメモリの寿命は何年か?
話を戻して計算してみる。
まず
例に出した2つのサイトでの誤りは,1日10回書き込むという見積である。
ウェアレベリングが理想的に働いていると仮定すると,8GBのUSBメモリの場合,一日に10回セルに書き込みをするには80GBのデータを書き込む必要がある。書き込むためには消去が必要……と考えても,一日40GB。

どんなに多く見積もったって一日10回の書き換えはありえない。

しかし,実際はすべてのセルに均等に書き込みが行われるわけではない。一度書き込んだまま動かさないデータがあると,そのデータが専有しているセルには書き込みが行われないことになる。

したがって,寿命は最大容量ではなく空き容量で考える必要がある。

最も寿命の短いTLCタイプの場合,短くて1000回の書き込みで寿命となるらしい。空き容量8GBで運用すれば,一度の書き換えで消去と書き込みの2回アクセスするとして

8*1000/2=4000
というわけで,4000GBの書き込みに耐えることができる。
一日1GB書き換えるとしても4000日,約11年保つことになる。
最も,全く使わない日も多いUSBメモリにおいて一日平均1GBというのはかなりの書き換え量であるし,1000回の書き換え耐性も下限値なので,実際はこの数倍~数十倍の長寿命になるはずである。
(なお,全体の5%のセルが書き換え不能になると正常にUSBメモリが使えなくなるとして,この年数に0.05を掛けたものを寿命としているサイトもあったが,これも大きな間違いである。ウェアレベリングで理論上同じタイミングですべてのセルに寿命が来るので,使い始めてから徐々に破損セルが増えていき11年後にすべてのセルが破損するというわけではないからだ)

4GBの空き容量ではこれの半分となるが,5年ほど前の小容量メモリはMLCの可能性も高く,セルあたりの書き換え耐性が5000回程度となるので逆に伸びる計算だ(最近の激安小容量メモリは寿命が短いかもしれない)
最も,容量が少ないUSBメモリはそれだけ一度に扱えるデータ容量に制限ができるので,一日平均の書き込み量も減るはずである。

また,常時空き容量8GBということはないかもしれないが,長期にわたって同じデータを保管し続ける使い方をしなければ実際はもっと効率的にウェアレベリングが働く可能性もある。
コントローラが,データの書き換えの際に出来る限り元のセルと異なる場所に書き込むような操作をしていれば,定期的にデータをHDDなどに移動して,また戻すという操作も有効そうだ。

よって,ウェアレベリングがしっかり働いている場合では使い方次第(それも十分実用的な使い方)で事実上永久に寿命がこないこともあるわけだ。


寿命をのばすポイント
長期間保存しっぱなしで消去や書き換えを行わないデータは,定期的に外部ストレージに移動し,必要に応じてまた書き戻す。
(頻繁な書き戻しは逆に寿命を縮めることにもなるので,データの蒸発を防ぐ目的でも年に数回くらいがおすすめ。長期間書き換えを行わないデータは無劣化のセルでも最短1年で蒸発し,自然にデータが壊れるという)

空き容量をできるだけ確保し,容量一杯一杯の状態で大量の書き換えを行わないようにする(総容量の8割程度を実際の容量と考えるといいかも?)

メーカーやロットによって半導体の性能やコントローラの性能にばらつきがあるため,低価格モデルはそれなりのリスク前提で利用する

極端に大きなデータは,外付けHDDやネットワーク経由でやり取りをしUSBメモリを使わない



といった対策が考えられそう。
とりあえず大容量モデルを買うか,容量が少なくてもMLCモデルを買うかすれば寿命は十分確保できるので,それほど神経質にならず使うのが良さそうだ。

しかし,最近の”TLCモデルでなおかつ容量の少ないもの”であったり,極端に粗悪な半導体やコントローラを積んでいると3年以内で壊れることも珍しくないので過信は禁物。このへんはHDDやSSDと同じ。
寿命は半永久でも,コントローラなどの不具合による事故死が非常に多い記憶装置と考えよう。

現在販売されているものはTLCタイプがかなり多くなっているということなので,あまりケチらず32GB程度の容量のものを使うのがいいだろう。また,極端に安いものも避けるべき。

私や私の付近でもSanDiskのSDカードとメモリースティックが1枚ずつ,BUFFALOのUSBメモリ1本が壊れた(BUFFALOのは静電気の可能性も大だが……)のを確認しているので,有名メーカーだから安心とは言い切れないのも現状。バックアップは常に心がけよう。



また,書き込みをしなければ寿命は理論上永久だが,長期間放置しておいてもデータが消えるという問題も抱えている。

このへんも踏まえ,一筋縄ではいかない寿命問題だが,結論としては
 無理な使い方や極端な使い方をせず普通に使うのが一番寿命にいい
 でも事故で死ぬこともある
ということ。基本的に人間と同じ。

2015年5月6日水曜日

ウイルス対策ソフトはどうすればいいのか?

Microsoftが無料アンチウィルス,Microsoft Security Essentials(MSE)を世に放ってから久しく,今ではWindows8のWindows Defenderに当該機能が搭載されるまでになっています。

つまり,Windows8にははじめからウィルス対策ソフトが入っているということで,ウイルス対策を何もしない人も密かに守ってくれるわけです。


しかし,MSEでは十分ウィルスを発見できないのではないかという意見もネット上にはあります。

そこで,今回MESからAviraに乗り換えて分かった両者の違いをメモしておきます。



MSEから乗り換え後,他ソフトでウィルスが出るのは当たり前
私はAndroidのroot化用ツールがほとんどのソフトでウイルス扱いとなるのを知っているのですが,MSEが検知するタイミングはZipファイルを解凍したときです。
つまり,フルスキャンやリアルタイムスキャンでは圧縮ファイルの中まで検索されず,解凍時に初めて反応するというもの。

それに対しAviraは,フルスキャン時にすべての圧縮ファイルを一度解凍してスキャンしています。

また,以前使っていたウイルスバスターは(わりとどうでもいい)ブラウザクッキーを逐一マルウェアとして検出し,仕事をしているように見せかける迷惑仕様だったりもしました(バージョン2009くらいの頃の話なので,今はまともかも)

つまり,MSEから乗り換え後の初回スキャンやフルスキャンで異常が出たからといってMSEがウィルスを検知できないと決めつけることはできません。

解凍時に検知できればウィルスによる被害は防げます。ずっとウィルスを飼っておくのは気持ち悪いという人もいるでしょうし,その辺は軽さ早さとのトレードオフになるので好み次第です。



評価は刻一刻と変わるもの
MSE登場時からしばらくは「検出率で市販の有名ソフト(日本のツートップ,ウイルスバスターとノートン)と変わらないレベルあり,動作も軽快。検出力重視のソフトには劣るが,有料で有名ソフトを入れるならMSEで十分」という評価だったように思います。(あくまで私の記憶です)

ところが,最近ではさまざまなテストの結果検出力が芳しくないというランキングもあります。
しかし,ランキングやテストの種類によってその評価もまちまちで,どこまで信用できるか未知数です。



結局使い続けていいの?
一昔前までと比べ,MSEが軽いという利点はだいぶ薄れてきました。また,軽い反面スキャンに時間がかかる傾向にもあるようです。

特に,メモリ消費量ではわずかながらAviraのほうが少ない傾向もあり,あえてWin7にインストールする必要はないかもしれません。

Aviraも以前のようなポップアップ広告やAskツールバーがなくなりましたので,かなり快適に利用できます。

他の無料ソフトにAviraの検索エンジンが搭載されているのもがあるなど,検出力には定評がありますので選ぶならAviraをおすすめします。


Windows DefenderとしてMSEがプリインストールされているWindows8では,あえて追加インストールするほどではないかもしれません。

Windowsへの新バージョンへの対応も早いでしょうし,別ソフトを入れればその分だけHDDも圧迫されます。

Windows8はストレージの小さなPCで実行されていることも多いでしょうから,数百MBとはいえ節約できるのならWindows Defenderで十分です。




登場時と比べ,「軽い,早い,十分な検出力」というこのソフトのメリットは確かに薄くなってきています。しかし,Windowsに統合されていることや,設定が少なく使いやすいことなど,十分メリットも残っています。
検出力も,私は決して問題があるレベルではなく,他のソフトで検出されるものがあるとしたら検出タイミングの違いも大きいと思っています。

無料でMSEより強力なものもたくさんありますから,自分の環境にあったものを選べばよいし,その選択肢にMSEは十分入るものと思います。


そもそも,現在では不審なサイトや不審なプログラムのダウンロードはある程度ブラウザが警告してくれるようになりましたから,何を選んでも,以前よりセキュリティは向上しているといえるでしょう。

2015年5月2日土曜日

1組のマウス・キーボードを複数のPCで共有できるソフト「Mouse without Borders」が便利すぎる!

英語だけど,設定項目もそんなに多くない

どんなソフト?
マウス・キーボード,それぞれ一つで最大4台までのコンピュータを操作できるマイクロソフト製のソフトです。
リモートデスクトップのようなものとは異なり,感覚的には1台のPCに複数モニタをつなげているような操作感です。


どんな人におすすめ?
同時に2台以上のPCを使う人におすすめです。
ノートPCとデスクトップや,新旧2台のノートPCを並べて使ったり,複数入力対応のモニタを利用して用途によってコンピュータを切り替えながら使ったりできます。
タブレットPCやミニノートなどで遠隔操作もできます。


どんな使い方してる?
私は,液晶を取り外したノートPC,Lenovo G570に液晶モニタをつないで,メインPCと並べて使っています。

純粋にメインPCをデュアルモニタとして使うと,ディスプレイを閉じた時に外付けモニタにウィンドウがすべて移動してしまい面倒でした。

しかし,G570を使ってPC2台体制にすると,キーボードやマウスを置くスペースがなく,また持ち替えも面倒でした。

Mouse without Bordersを使うことで,デュアルモニタ感覚で違和感なく2台のPCを使えるようになりました。


メリットと使用上の注意点は?
メリットとしては
デュアルモニタと違い2台のPCに負荷が分散される
買い替えて不要になったPCを活用できる
追加の費用が一切なく,PCがWindowsを実行していればだれでも利用できる
タブレットをタッチパッドのように使って,離れたところからワイヤレスで操作できる
クリップボードの共有や,D&Dでファイルの転送ができる
設定が簡単

注意点は
あくまでもマウスとキーボードを共有しているだけなので,開いているウィンドウを別画面に移動することはできない
同じネットーワークに接続していないと利用できない
WindowsXPなどのサポート切れOSは,ネットワークに繋がなくてはならない関係でセキュリティ上利用できない
通信が混雑していると,操作や入力がカクつく
何らかの理由でソフトがクラッシュした時,完全に操作不能になる可能性がある
再接続ができるように,マウスくらいは全PCにつけておいた方がいい
マイクロソフトが実験的に作ったもの(ベータ版的な扱い)なので,動作が不安定なときもある
英語版しかない


便利な設定は?
Aeroスナップを使うなら,画面の四隅にカーソルを持っていった時に他のPCに操作が移らないようにしておくと良い。
画面の並び順は設定画面で並び替えができるので,実際の配置に合わせておくと良い。
直接的なアプリの設定ではないが,フォルダの共有設定をしっかりしておけば2台のPCでありながら共通のデータにアクセスできる。

基本的にほぼ設定を弄らなくても問題なく使えてしまう。


もうちょっと詳しく使い方を教えてほしい
この辺をを参考に。
Mouse without Borders - k本的に無料ソフト・フリーソフト
http://www.gigafree.net/internet/remote/mousewithoutborders.html

並べたパソコンをもっとも手軽に操作できる無料ツール”Mouse without Borders”徒労日記 | 徒労日記
http://dolls.orz.hm/?p=6534

公式サイト
Download Microsoft Garage Mouse without Borders from Official Microsoft Download Center
http://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=35460

2015年4月30日木曜日

仮想ハードディスクでWindows10を試す。既存の環境を一切変えずにネイティブ動作!

仮想ハードディスクにインストールすることで,既存の環境に一切変更を加えることなく試せるらしいので……


参考にしたサイトは

VAIO Z、出荷時OSと、Windows10のデュアルブート環境できた! - 店長のつぶやき日記。。。
http://www.call-t.co.jp/blog/mt/archives/entry/016483.html

です。


なお,私の場合はdiskpartでVHDを選択する際,ドライブレターをC:\でなくF:\で指定する必要がありました。




Windows10では回復パーティションの仕様が変わっているためか,そのままHDDにパーティションを切ってデュアルブートするとVAIO CareやLenovo Onekey Recoveryが機能しなくなる恐れがあります。

VHDを使えば,ブートレコーダ以外は全く手を付けずに試すことができ,ブートレコーダもWindowsから簡単に修復できます。


今回はWindows7を使っていたLenovo G570(Celeron B800,2GB RAM)にインストールして使ってみました。




使ってみた感じとしては,全体的なデザイン以外はいい感じ。

新機能のEdgeやコルタナも押し付けられる感じではなく,簡単に無効化することもできます。


その他,ピン止めしたエクスプローラを起動したとき,7のようにユーザーフォルダを開くか8のようにマイコンピュータを開くか選べるようになっていたりと,全体としては使いたい人が使いたいように設定できる印象です。


肝心のデザインは,アイコンやテーマのダサさが拭えません。

まだこれから変更が入るようですが,そこまで劇的な改善は見込めそうにないので,パッチを当てて非公式テーマで7風とか8風にするのがいいかも。



動作は比較的軽快で,32bit版ということもあるかもしれないがWindowsUpdate中でも結構メモリに余裕があります。

それ以外のタイミングでは大体7や8と変わらないメモリ消費量。



インストール直後はIntel HD Graphicsドライバーが入らず,Aeroが無効になるのでもっさり重い感じがします。

その後,Windows Updateからドライバーがインストールされ,Aeroも有効になりWindows7と変わらぬサクサク感に。



スタートメニューは,中途半端な7+8の形にするより7タイプか8タイプか選べるようにするとよかったかも。
でも,使いにくくはないです。

タブレットのディスプレイ側に付いているWindowsキーを押すと,自動で全画面スタートメニュー,キーボードのWindowsキーを押すと7風スタートメニューとかになってるといいな。

Duo11にインストールすれば確認できるけど,VHDとはいえメインPCにはまだいれる気が起きません……



その他,Microsoftアカウントでログインすれば自動でDuo11のWindows8の設定を引き継いでくれます。

起動直後から見慣れた壁紙が表示され,タスクバーが左にある感じはなんか新鮮。




おそらく7のユーザーが戸惑うところは,8よりも更にコントロールパネルの出番が減りModernUI版「PCの設定」の出番が増えたこと。旧来のコントロールパネルも残ってはいるものの,基本的には使われたくなったようです。



評価版ということで動作が怪しいところも多少ありますが,結構違和感なく使えてしまう感じです。

新Windowsがきになる人,仮想ハードディスクにインストールして試してみてはいかがでしょうか。

Lenovo G570のヒンジ破損は避けられぬ仕様だったもよう。

液晶をもぎ取り,キーボード一体型PCと化したG570(手前)
(なおそのキーボードも壊れている)

いままで自分のG570がCeleron搭載の最廉価モデルだから壊れたのだとばかり思っていましたが……


なんと,ヒンジの構造的に「開閉をするたびにボルトが締り,最終的にはきっちり締め付けられ動かなくなる」ものであることが判明。
さらに,場合によってはヒンジの近くを通っている電源供給用のコード類を破損させてしまうらしい。

同様の症状で悩んでいる方はかなり多いようですね。


私は液晶割れG560の置き換えで購入したので,そのまま液晶パネルを古いPCに移植してG570は写真のような状態となりましたが,そうでない人も捨ててしまうのはもったいないですよ!

ネット上には分解してヒンジ修理をした人が他にもたくさん居るようです。



ちなみに,ヒンジを完全に露出させるにはネジというネジをすべて外す必要があります。


HDDやメモリの格納部分を開けたあと,HDD下のネジ,CPUファンそばの目立たないネジ,光学ドライブを外したところにあるネジ2本,バッテリー下のネジ4本,などなど……

CPUファンを基板に組み付けている3本のネジははずさなくても良いですが,それ以外のネジは軒並み外します。

最後に,キーボードを外した下にある隠しネジ(小さなLenovoシールの下)を外せば,あとはツメを外すだけでバキバキと筐体が2枚おろしになります。

CPUファンのコネクタと,キーボード下にあるコネクタ類は外しておきましょう。




私の場合は,無線LANのアンテナ線を筐体内に格納する目的で分解を行いました。

この機種は内部に無駄なスペースが結構多いので,余裕で格納できます。
アンテナ感度も(おそらく悪くなっているだろうが)あまり気になりません。



私のように液晶パネルそのものを外してしまう人は少ないと思いますが,もし同じことをして無線LANアンテナやWebカメラのケーブルが邪魔で困っている人は,分解して本体内に入れてしまうとかなりスッキリしますよ。


引っ越しして部屋数が増えるなりして,本格的にG570を活用できる見込みがついたら,壊れたキーボードもAmazonで2500円ほどのUS版純正キーボードに替えてみてもいいかもしれません。

2015年4月29日水曜日

VAIO SE,結局分解してみました

一応,ちゃんとホコリが飛んだか確認を


前回の記事(http://44ani84.blogspot.jp/2015/04/vaio-se.html)で,分解せず強引にエアダスターを吹き付けることでホコリ除去をしました。

興味があったことと,本当にきちんとホコリ除去ができたのか確認をする意味を兼ねて分解をしてみました。


まずホコリ除去の結果ですが,ホコリの塊やチリ状のホコリが基板に散らばっていることはありませんでした。

ただ,やはり完全にホコリを除去はできていないようで,改めてファンにエアダスターを吹き付けてみると結構ホコリが出てきます。


その他,ケースにこびりついていたホコリ等を拭き取りクリーニングしました。


しかし,ファンを取り外す事はできず,結局気になっていたファンとヒートシンクの間は確認できませんでした。

やはり,VAIOはファンの取り外しが難しいようです。



ところで,写真を見るとファンの下にmini PCI-eスロットがありますね。

無線WAN対応モデルではここにWWANカードが刺さるようです。






mSATAがもし認識したら……





一応色々調べてみましたが,同機種は愚か他の機種でもminiPCI-eスロットにmSATA対応SSDを接続したという例は少ないようです。

また,当然ではありますが機種によって認識するものとしないものがあるようです。

256GBのSSDが安くなったら,Duo11のSSDを交換して,余ったものを試しに接続してみてもいいかもしれません。

2015年4月28日火曜日

ノートパソコン,VAIO SE のホコリ掃除(分解せず)

ここまでは分解します……


中古のVAIO SE,ショップがクリーニングしていますから見た目は綺麗ですが,天板や筐体のカド部分に傷がそこそこあることから,それなりの使い方をされたものであることは想像できます。

発売時期からするに3年ほどは使われているはずの本機。3年といえばふた昔ほど前はPCの買い替えどきと言われた時期であり,内部もホコリ等で汚れがこびりついてきている頃です。

デスクトップタイプは非常に掃除が楽ですが,ノートタイプはそうもいかず。

Lenovo G560などはユーザーが自由に開けて良い部分を開けるだけでCPUクーラーやヒートシンク,CPUにまでアクセスできますが,国内メーカのスリムタイプはそううまくは行きません。


そうなると完全に筐体を二枚卸にするしか無いわけですが,VAIOは小さな筐体にいろいろ詰め込んでいる機種が多いため,開くのも結構大変です。

特に排熱周りはひどく,手持ちの11インチ東芝モバイルノートと比べても15インチのVAIO SEのほうがヒートシンクにはたどり着きにくいという。



ではどのように掃除をするか?

本格的に熱暴走をするようなら分解してホコリを取るしかありませんが,手間やリスクと天秤にかけてそこまでしたくないなら……



排気口に直接エアダスター!



これしかない!
SONY公式には排気口に掃除機を当てろと書いてありますが,そんなことしてもよりびっちり詰まるだけです。

ホコリがPC内部に舞い散るリスクは有りますが,そもそも吸気口から吸い込まれたホコリがPC内部を巡ってヒートシンクにこびりつくわけです。あまり気にしても仕方ありません。

もちろん,出来る限り被害を抑えるべく穴という穴を出来るだけ開けておきます


VAIO SEの場合は,外せる部分のカバーを外し,バッテリーを取り除きます。

そうすると,バッテリーの奥に内部へ繋がる穴が開いており,位置的にもなんとなくファンの正面ぽいところにあるのがわかります。
(この時は思い至りませんでしたが,光学ドライブも簡単に取り外せるので,こちらも外しておいたほうがよいと思います)


この状態で排気口にエアダスター(スプレー缶タイプ)を吹き付けると……

まず,排気口から大量のチリが噴き出してきます
同時に,バッテリー付近の穴からもそれっぽい煙がモワモワ。


ひと通り煙が出なくなったら終了です。


ここで取れるのはチリであり,完全に綿状になったホコリは取り除くことができません。

したがって,ヒートシンクが詰まり始めていたら手遅れです。

ファンの羽に付いているホコリはこれでかなり取り除けるはずなので,こまめに吹き飛ばすようにしておけばヒートシンクへのホコリの付着も防げるように思います。

(参考までに,G560は1年ホコリ取りをしなかったところ,ファンとヒートシンクの間に立派な綿ができていました)


1ヶ月に1度くらい,こまめに掃除をすればチリが綿になる前に結構飛ばせるのではないでしょうか。



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そもそも排熱能力が低下するのは,ファンとヒートシンクの間のホコリで気流が妨げられることより”ファンの羽についたチリでファンの性能が低下”することや”ヒートシンクの表面のチリで放熱性能が低下”することが問題なのではないかと思います。

そういう面で,チリ状のホコリを飛ばすのは効果的です。また,やってみるとわかりますが,チリくらいのホコリであればほとんどが排気口から噴き出してきます。内部に残ったものも,筐体に十分な隙間があればそこから放出されます。


ただ,万が一大きめのホコリが内部に詰まってしまった場合は,ホコリが湿気を帯びて内部のショートを招くこともあります。梅雨時期などは,特に気をつけてください。
(大きいホコリは大抵ファンとヒートシンクの間にでき,そこそこ成長するとヒートシンクの隙間は愚かファンの隙間も通り抜けられなくなるので,舞い散るリスクは少ないとは思いますが……)



基本,PCよりもデスク周りなどのホコリをこまめに拭きとっておく(予防する)ほうが大切です。





排気口にエアダスターを吹き付ける行為は一般的に推奨されるものではありません。
問題が起きないことを保証することはできませんし,私も責任を負いません。
もし自己責任で実行するのであれば,必ずAC電源とバッテリーを外し,10分以上放置してから行うことをおすすめします。

2015年4月27日月曜日

VAIO HX付属の17インチモニタ入手

モニタだけ,2700円でした。

ハードオフの2000~2500円のXP世代モニタシリーズです。

NECやDELLのいかにもなモニタが並んでいる中,唯一光沢液晶で洗練されたデザインをしていたのでよく見てみると,結構大きめのスピーカーもついていたようなので購入。


例の液晶をもぎ取ったG570用にしようと思います。


ただ,液晶画面の右上と左下にドットがまばらに赤く点灯する異常があるみたい。

表示する画面によっては消えたりするので,じゃまになることもないが,Windows7のデフォルト壁紙だと結構気になるくらい赤が出る。


ほかはバックライトの輝度も含め実用範囲。ちょっと画面が黄色っぽいかな。
PC側のIntel HD Graphicsで調整が要るかも。


なお,このモニタはスピーカー用ステレオミニプラグとアナログVGAケーブルと付属リモコン赤外線ポート用USBケーブルの計3本のケーブルを使用するが,これらは1本の太いケーブルにまとめられており,いよいよ先っぽのあと20cmくらいのところになって分岐をする。

多分,デスクトップPCで使いやすいようになんだろうけど,僕みたいにノートPCにつなぐとなるとステレオミニプラグが短すぎて困る。

延長コードをかませてもいいけど,VGAケーブルから更に延長になるから結構鬱陶しい。



そんなこんなで,分解してスピーカー用ケーブルだけ取り替えました。
元々はケーブルが断線してるんじゃないかと思って取り替えたんだけど,あとから「VGAケーブルをつないでいるPCからの音じゃないと流れない」仕様だということが判明。
でも,結果的に使いやすくなったからいいかとそのまま使っています。

このモニタは分解が結構大変で,特に上部のツメ4本が硬くて硬くて。
無理やり剥がしたら,ちょっと変なことになって,よく見ると今でもカバーが少し浮いています。

デザイン重視だと,構造が独特だったりツメで固定している部分が多かったりでちょっと大変です。

ケーブルははんだでなくコネクタ固定なので,安いスピーカーを捨てるときに取り外しておいたものが役立ちました。

形状が違うもののこちらもコネクタ固定だったので,圧着端子を取り出してコネクタを付け替えるだけでOKでした。






LEDバックライトでないこととドット異常が少し残念ではありますが,さすがVAIOのモニタという画質音質です。

バックライトかドット異常かどちらかで限界が来るまでは,使い倒してやろうと思います。

2015年4月24日金曜日

Windows7 64bitを2GBメモリで使うのは厳しいのか

余裕余裕。と,思わせといて……
 
そりゃねーよ……

手持ちのコンピュータ環境が結構動きまして,ホームノートクラスCは
VAIO SE
Lenovo G560
Lenovo G570
の3台が手元にある状態です。

HDDやメモリをどう配分するかなのですが,G560は誰かに譲るつもりなのでそこそこ謙遜のないスペックにしたく,
HDD320GB,メモリ4GB
としています。

G570は液晶もなく,ホームノートとは名ばかりのなんちゃってデスクトップPCなので
HDD250GB,メモリ2GB
にしました。

(メインのVAIOはHDD750GB,メモリ6GB)


これらはすべてOEM版64bitのWindows7を搭載しているのですが,2GBあればそこそこ動く32bit版と違って2GBが最低要件であり,正直満足に使えるレベルなのか疑問が残ります。

そこで,ちょっとだけ検証してみました。



※あくまでも体感です。




難点1
Windows Updateがしんどい
メモリ不足でスワップします。

難点2
起動が遅い
デスクトップ画面が表示されてから,起動処理がひと通り終わるまで結構かかります。
4GBくらいメモリがあれば,起動処理の裏でWeb閲覧くらいは開始できるのですが,2GBだと起動し切るまではメモリが不足して何にもできません。

ちなみに,上に載せた画像は起動直後と起動後しばらくしていろいろな起動処理が始まった時のもの。
本格的に起動処理が始まると,明らかにメモリが足りません。



希望
起動処理には結構時間がかかり,大口のメモリ専有プロセスが終了したあとも,ちょくちょくメモリが減ったり増えたりを繰り返します。
しかし,概ね1GB以下で安定しており,完全に起動しきってしまえば700MB以下のメモリ使用量に収まります(コミット済みは約1GB)

これは職場で利用している32bit版のWindows7とほぼ同じであり,少なくともOSレベルでは64bitであることのデメリットは少なそうです。
個別のアプリが,64bitに合わせてメモリを大量消費するようになっていると少し厳しいかもしれませんが……



ということで,WindowsUpdateや起動時間の長さを我慢すればOfficeくらいは使えそう。
Webブラウザも,タブをたくさん開くような使い方でなければ問題なしです。

ちなみに,Lenovo G570にはほとんどプリインストールアプリが入っていない状態で,Windowsの不要なサービスも出来る限り自動起動しないようにしています。
アンチウィルスもMSEを使っており,比較的メモリへの負担は少ない環境と言えると思います。
当然,メーカーのプリインストールアプリが多い環境や,重めのアンチウィルスソフトを使っている場合はより厳しい可能性があることをお知り置き下さい。

2015年4月21日火曜日

[私的メモ]所有コンピュータのCPUベンチマーク

PassMark - CPU Benchmarks - List of Benchmarked CPUs
https://www.cpubenchmark.net/cpu_list.php
より。



コンピュータシリーズクロックコア
(スレッド)
スコア
VAIO Duo11Core i5i5-3317U1.7 GHz~2.6 GHz2(4)3096
VAIO SECore i5i5-2430M2.4 GHz~3.0 GHz2(4)3266
Lenovo G570CeleronB8001.5 GHz2(2)1334
Lenovo G560Core i3M3302.1 GHz2(4)1810
dynabook NXE/76HECore 2 DuoU93001.2 GHz2(2)814
Prius デスクトップ,型不明CeleronCeleron 3.20GHz3.20 GHz1(1)291


ということで,順当に第2世代通常電圧版i5が首位。
用途に合わせてミドル~ローレンジのコンピュータばかり買っていますが,M330のスペックの低さはちょっとショックでした。

第3世代のCeleron通常電圧版で一番スペックの低いものが1666,一つ上のものが1878というスコアなので,だいたいこれくらいの性能ですね。
Haswell Refresh世代のCeleronに至っては2416というスコアを出しているので,i3は4年でCeleronに追いぬかれたと言えそうです。

なんとか活用できないかと考えていたG570,dynabook,Priusはどれも結構厳しい感じ。
G570ならメモリをもう少し増やせば用途次第で使えそうです。

PriusはLinux Mintでぼちぼち動いているので,Vistaのサポート終了に合わせてdynabookもLinux化すれば,Linuxはかなりサクサク動かせそうです。

新NISAを最速で埋めないことにしました

  ・ギリギリになる 結論、自分の収入で最速を目指すと心の余裕がなくなるし、今を犠牲にしすぎることがわかった。 最近仕事の疲れもあって判断ミスからくる大きな出費が相次いだ。 特に、前をよく見ていなくて車をブロック塀にぶつけたのが大きかった。 ただでさえ落ち込むのに、予想外の大きな...