2019年10月8日火曜日

Lenovo ideapad S10e を Bionicpup32 から Linux Mint 19 Xfce に変えました

実はもともとHDDにMint 17 mateをインストールして使っていたので,実用性はともかくちゃんと使えるのは知っていました。

HDDレスでUSB起動運用したいということでPuppy Linuxの最新版,Bionicpupを使用しいていたのですが,色々トラブルが多かったこととUSB代わりのSDカードを32GBにしたことがあり再びMintへ。

現段階では大正解です。



1.Bionicpupの欠点
ミニマルOSのためか,ハードウェアを結構選ぶようでした。

Lenovo ideapad S10eの場合は,
・ディスプレイの電源を切ったあとマウスカーソルが透明になる
・設定ファイルをいじらないとサスペンドできない
・パネル上のバッテリー残量が更新されない
・Chromiumでエラーとなりページを開けなくなることがある
などなど。

使い勝手も良いとは言いにくく,あくまでライブ起動が前提の簡易OSという感じは拭えませんでした。

あとは結局Chromiumが重いんですよね。いくらOSが軽くても意味がない。メモリ消費量とかで考えるなら軽いOSは有利ですが,一応1.5GB積んでれば32bit Linuxがメモリを圧迫することは少ないです。いわゆる軽量系のデスクトップ環境を使ってれば各種アプリの動作レベルはPuppyと大差ない感じです。

Puppy系OSの最大のメリットはミニマルさにあるので,当初の2GB USBメモリにインストールして使うなんてのはPuppyでないと不可能です。逆に言えば,そういう使い方でもない限りホームユースであえて選ぶメリットはなさそう。



2.Linux Mint 19 Xfce
まずMint 19が良いですね。以前使用していた17よりだいぶ洗練されました。
Xfceは初めて使用したのですが,個人的にはMateより好印象です。
MateはGNOME2時代から変化が少ないので,飽きてきたっていうのもあるかもしれません。

Puppyから戻って思うのは,本当に安定していて完成度が高いということです。
Puppyで発生していた不具合はほぼ解決で,きちんとバッテリー残量もわかるのでネットブックらしくモバイルも(一応)可能です。

だいぶバッテリーは劣化していますが,それでも2時間位は使えそうな感じ。家の中で持ち運ぶなら十分ですね。


SD起動との相性ですが,これも今の所不満を感じません。初回アップデート前で10GB程度の容量を使用しているくらいなので,32GBのSDカードやeMMCなどで余裕で運用できそうです。

格安タブレットなどでありがちなeMMC 32GBでも問題なく運用できるというのは,大型アップデートで空き容量に悩まされるWindowsとは対象的です。



Xfceはcinnamonと比べると随分クラシカルですが,Mintテーマのおかげで配色面での古臭さは感じません。GUIは多少もたつきますが,このPCではWindows XPでももたつくのでどうにもなりません。

各種アプリに関しては日本語化が進んでるのは好印象な反面,GNOME系デスクトップとの違いが多いのはなれるまで時間がかかるかも。


Ubuntu本家がBionicを最後の32bit版LTSとする方針ですので,Mint含む全Ubuntu系32bit OSは将来性がない状況です。Atom N270もあと4年の命かもしれません。
それまではこのMint 19で運用していきます。

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