前回のエントリで,Linux MintからLinux Beanへ乗り換えをしたと申しましたが,あれは嘘でした。
やっぱりBeanでは色々と不便があります。
Mintの再インストールに際して,行った作業を記録しておきます。
1.ログイン画面の変更
初期設定では,ログイン画面でほぼフリーズ状態になってしまいます。
システム管理>ログイン画面
と進み,テーマを「GTK」にすることでかなりサクサクに。
GTKの他にも,HTMLタイプ以外のログイン画面なら問題ないようです。
2.フォント・カーソル・壁紙の導入
フォントはMinMix系やIPAフォントをはじめWindowsでも利用しているものを導入。システムフォントをMigMix1Pに変更。WindowsやMS Officeバンドルのフォントは規約違反となる可能性があるため気をつけたほうが良さげ。
カーソルはWindows8風のものをWebから探してきて導入
壁紙はVAIOのものを使用。2011年秋冬モデルから抜き出したものを使っています。
3.Chromiumブラウザの導入
Firefox QuantumがMint Updateで導入されますが,常用はChromiumです。解像度の小さいPCでは,Chromiumのタイトルバーを消して使用できるのがとても便利。
Firefoxはアドオンで同じことができたようですが,どうやらQuantumには対応していないようです。
なおChromeは64bit版のみのサポートとなったため,Atom N270機では使用できません。
※Chromiumの導入時,言語パッケージが自動で導入されません。自分でl10nパッケージを追加インストールする必要があります。Chromium本体同様パッケージマネージャから入手可能
4.Fcitx Mozc導入
日本語が打てないと使い物になりません。
5.プリンタドライバのインストール
ブラザー製のプリンタを使用しているので,メーカーサイトからダウンロードしたdebファイル2つをインストールするだけです。
[1]インストール順に決まりがある(逆順でインストールすると依存関係エラー)こと
[2]1つ目のパッケージのインストールが終了したら,パッケージインストーラ画面を閉じてから次のパッケージのインストールに移らないと正常にインストールできないこと
この2つのみ注意が必要です。
ちなみに,印刷まで時間がかかったりと,あまり私の環境では安定性がよくありません。
6.Libre Office 5.3とWPS Office 2016導入
さほど使う機会は無いですが,後々使いたくなる可能性も考えて導入してみました。
Mint17.3に標準搭載のLibreは5.0ですが,このバージョンはツールバーのデザイン変更ができません。広い画面で使う前提のようなUIになっており,ネットブックのような小さい画面では使いにくいです。
5.3以降からはMS Officeのようなリボン風UIや,1行ツールバーなどの画面を広く使えるオプションが(隠しオプションながら)利用できます。
当初PPAを追加して最新の5.4にしてみましたが,どうやらバグがあるようでうまく日本語パッケージが導入出来ず。Libre OfficeのWebサイトから安定版の5.3を導入しています。
LibreだけではMS Officeとの互換性に難ありということで,WPS Officeも導入しました。
WPS Officeの欠点はひとつ。日本語対応が弱いという点です。
WPSはパッケージマネージャに登録されていないので,公式Webからパッケージをダウンロードしてインストールします。
こちらも,最新版(2017年リリース版)は不具合があるので,一つ前の2016年リリース版をインストールします。(最新版では日本語の言語パッケージが正常にインストールできない)
Windows版のWPS Office(旧Kingsoft Office)と同様のスキンが適用されており,デザイン的には非常に洗練されていて使いやすいです。リボンUIの再現度も高く,MS Officeから違和感なく移行できます。
しかし,実際に日本語で文字入力をしてみるとインライン入力ができません。慣れれば何とかなりますが,あと一歩というだけに惜しい!
Fcitxで強引にインライン入力するという手もありますが,変換候補が画面端にしか出ないのでやめました。
ちなみに,LibreはMS互換よりMS代替を目指しているようで,標準のファイルフォーマットもMSとは違います。実際にMS Officeで作成したファイルの再現度も高くありません。
WPSはMSとの互換を再優先しているようで,標準フォーマットもMSと共通。UIも似ていて,ファイルの再現度もかなり高いです。
手持ちのそれなりに複雑なWordファイルを読ませてみても,改行がスペース1つ分ずれたくらいしかトラブルは出ませんでした。
家庭でしか使わない,他の人にファイルを渡したりしないなど,脱MS OfficeができるならLibreが良いですが,MS Officeも使うならインライン入力などを諦めてでもWPSが良いでしょう。
7.Wine導入
簡単なWindowsアプリケーションが利用可能になります。
Windowsアプリを使いたいならWindowsを使え!
と言いたいところですが,古いPCの活用目的でLinuxを使うならほぼ必須かと。
スペックに見合ったレトロPCゲームなんかはぼちぼち動きます。
ということで現在それなりに使用ができています。
やはりLinux Beanと比べると重いところはありますが,Xfce版を使用するか別途LXDEを導入すればだいぶ解決できそうなので,やはりしばらくはMintで行きます
2017年12月30日土曜日
2017年12月26日火曜日
最近のまとめ(Lenovo G570 OS再インストール,Lenovo S10e Linux MintからLinux Beanへ)
一足早めの年末休暇となったため,おもちゃPCを色々弄っていました。
忘備録兼誰かのお役に立てばということで
1.Lenovo G570 Windows10再インストール
きっかけはCPU温度が異常に高かったため。
結論から言うと,原因はPCを立てて使っていたためでした。
◆ 使用環境
私のG570は液晶を取り払っているため,モニタに繋いでミニデスクトップ的使い方をしています。
今まで普通に机の上の隅の方にぺたりと置いていたのですが,スペースの有効利用を考えて100均のディッシュスタンドに立ててみました。
これがだめで,ヒートパイプ関係かファンかエアフローか,とにかくすぐ90℃超え。
以前も立てて使用していたことがあるのですが,電源ボタンを押す関係で以前と逆向き(ヒンジ側が下になる向き)にしたのが悪かった?
◆ やったこと
で,立てる前からちょくちょくファンがうるさくなる事もあったため,当初立てたのが理由と気付かず。
ヒートシンクの掃除,グリスの塗り直し,メモリのチェック等々した挙句,Windowsの再インストールをしたのでした。(9月の大型アップデートが12月にようやく降ってきたもの誤解する一因となった)
G570はWindows 7から引き継ぎアプデートをしていたため,この機会にWindows 10 (1709)でクリーンインストール。
ついでにパーティションサイズ等も調整し,不要なアプリも削除し,16GBと無駄に載せていたメモリも8GBまで減らし,気持ちすっきりした感じです。
クリーンインストールでパーティション周りがスッキリするのは気持ちいいですね。
なお,ドライバは特別追加する必要はありませんでした。Windows 10の標準ドライバとWindows Update経由のドライバで特に問題なく動きます。(バッテリーの充電制限を変更したい場合は,Lenovo Energy Managementを入れる必要あり)
◆ WPS Officeを試した
余談ですが,MS Officeのインストールディスクが見つからず,WPS Office(旧Kingsoft Office)を一瞬入れてみました。
G570はOffice2007を登録していたので,サポート切れの旧式MS Officeを使うより最新互換Officeの方が機能や再現性の面で有利ではないか?という考えもありました。
結論としては,一長一短。
簡単な文章ならWPSでも2007でも完璧に再現されますが,色々図形や特殊効果を多用しているとWPSの再現性は多少落ちる感じです。
2007も主にワードアートの仕様変更などから2010以降のファイルの再現性は悪いですが,私の使い方だとこっちのほうがマシという感じでした。
おそらく普段使用している機能によってどちらのほうが再現性が高いかは変わって来るものと思われます。
なお,WPS Officeは日本語サイトからは有料版のみしか入手不可ですが,英語サイトからFree版の入手が可能です。(もちろんUIは英語)
(使用期間30日を超えると印刷した際にWPSのロゴマーク等が強制挿入されるとの情報もあり。重要な印刷のみOffice Onlineを使用すれば回避可能)
互換OfficeとしてはLinuxで事実上スタンダードとなっているLibre Officeもありますが,再現性操作性ともにあまり良くありませんでした。
リボンUIに慣れた者としてはUIまでかなり似せてあるWPS Officeが唯一の代替Officeかな。
2.Lenovo S10eをLinux Mint17.3からLinux Bean 12へ
とにかく動作が重かったLenovo S10eをちょっとでも実用的にしようという計画。
そこそこのスペックを持つPCならLinux MintかUbuntuがベターだとは思いますが,流石にAtom N270搭載機では……
Web閲覧はOSを変えてもどうにもならないでしょうが,MintそのもののGUIアプリのもたつきは多少解消されるかと思います。
インストール後少し使ってみた感じでは,やはりXP的な古臭さが……
でもこれが,Designed for XPのPCには向いているのでしょうね。
◆ Beanの特徴
標準で必要なアプリがインストール済みかつ不要なアプリが消してあります。XPの代替を想定して日本人が作ったということで,とても「わかってる」感じ。
標準ブラウザがOpera12になっているあたりやり過ぎ感はありますが,設定ウィザードから簡単に主要アプリの追加が可能になっています。ただ,仕様変更の多いアプリはウィザード経由ではうまくインストール出来ないこともあり。
ウィザードが使えるアプリに限っては,インストールしたいアプリにチェックを付けてOKボタンを押すだけなのでとても楽。
日本語入力も標準でuim-Anthyが入っている他,ウィザードからiBus-Mozcがインストール可能です。
S10eはメモリ1.5GBにしてあるので,メモリ面ではかなり余裕あり。多少重いアプリも問題なく入れられそうです。
◆ 個人的には,やっぱりMintが好き!
デザイン面,最新であること,使いやすさ,色々考えるとやはり動くPCにはMintを入れたいと思いました。
C2Dくらいのスペックになれば,十分Mint with Cinnamonが動くでしょうし,あえてこれより軽量なLinuxを選ぶ理由もない感じです。
一方で,最新のディストリビューションである限り,軽量化には限界があるように思います。
古いPCを使うのであれば,ある程度古いOSを使わざるを得ないということでしょうか……
忘備録兼誰かのお役に立てばということで
1.Lenovo G570 Windows10再インストール
きっかけはCPU温度が異常に高かったため。
結論から言うと,原因はPCを立てて使っていたためでした。
◆ 使用環境
私のG570は液晶を取り払っているため,モニタに繋いでミニデスクトップ的使い方をしています。
今まで普通に机の上の隅の方にぺたりと置いていたのですが,スペースの有効利用を考えて100均のディッシュスタンドに立ててみました。
これがだめで,ヒートパイプ関係かファンかエアフローか,とにかくすぐ90℃超え。
以前も立てて使用していたことがあるのですが,電源ボタンを押す関係で以前と逆向き(ヒンジ側が下になる向き)にしたのが悪かった?
◆ やったこと
で,立てる前からちょくちょくファンがうるさくなる事もあったため,当初立てたのが理由と気付かず。
ヒートシンクの掃除,グリスの塗り直し,メモリのチェック等々した挙句,Windowsの再インストールをしたのでした。(9月の大型アップデートが12月にようやく降ってきたもの誤解する一因となった)
G570はWindows 7から引き継ぎアプデートをしていたため,この機会にWindows 10 (1709)でクリーンインストール。
ついでにパーティションサイズ等も調整し,不要なアプリも削除し,16GBと無駄に載せていたメモリも8GBまで減らし,気持ちすっきりした感じです。
クリーンインストールでパーティション周りがスッキリするのは気持ちいいですね。
なお,ドライバは特別追加する必要はありませんでした。Windows 10の標準ドライバとWindows Update経由のドライバで特に問題なく動きます。(バッテリーの充電制限を変更したい場合は,Lenovo Energy Managementを入れる必要あり)
◆ WPS Officeを試した
余談ですが,MS Officeのインストールディスクが見つからず,WPS Office(旧Kingsoft Office)を一瞬入れてみました。
G570はOffice2007を登録していたので,サポート切れの旧式MS Officeを使うより最新互換Officeの方が機能や再現性の面で有利ではないか?という考えもありました。
結論としては,一長一短。
簡単な文章ならWPSでも2007でも完璧に再現されますが,色々図形や特殊効果を多用しているとWPSの再現性は多少落ちる感じです。
2007も主にワードアートの仕様変更などから2010以降のファイルの再現性は悪いですが,私の使い方だとこっちのほうがマシという感じでした。
おそらく普段使用している機能によってどちらのほうが再現性が高いかは変わって来るものと思われます。
なお,WPS Officeは日本語サイトからは有料版のみしか入手不可ですが,英語サイトからFree版の入手が可能です。(もちろんUIは英語)
(使用期間30日を超えると印刷した際にWPSのロゴマーク等が強制挿入されるとの情報もあり。重要な印刷のみOffice Onlineを使用すれば回避可能)
互換OfficeとしてはLinuxで事実上スタンダードとなっているLibre Officeもありますが,再現性操作性ともにあまり良くありませんでした。
リボンUIに慣れた者としてはUIまでかなり似せてあるWPS Officeが唯一の代替Officeかな。
2.Lenovo S10eをLinux Mint17.3からLinux Bean 12へ
とにかく動作が重かったLenovo S10eをちょっとでも実用的にしようという計画。
そこそこのスペックを持つPCならLinux MintかUbuntuがベターだとは思いますが,流石にAtom N270搭載機では……
Web閲覧はOSを変えてもどうにもならないでしょうが,MintそのもののGUIアプリのもたつきは多少解消されるかと思います。
インストール後少し使ってみた感じでは,やはりXP的な古臭さが……
でもこれが,Designed for XPのPCには向いているのでしょうね。
◆ Beanの特徴
標準で必要なアプリがインストール済みかつ不要なアプリが消してあります。XPの代替を想定して日本人が作ったということで,とても「わかってる」感じ。
標準ブラウザがOpera12になっているあたりやり過ぎ感はありますが,設定ウィザードから簡単に主要アプリの追加が可能になっています。ただ,仕様変更の多いアプリはウィザード経由ではうまくインストール出来ないこともあり。
ウィザードが使えるアプリに限っては,インストールしたいアプリにチェックを付けてOKボタンを押すだけなのでとても楽。
日本語入力も標準でuim-Anthyが入っている他,ウィザードからiBus-Mozcがインストール可能です。
S10eはメモリ1.5GBにしてあるので,メモリ面ではかなり余裕あり。多少重いアプリも問題なく入れられそうです。
◆ 個人的には,やっぱりMintが好き!
デザイン面,最新であること,使いやすさ,色々考えるとやはり動くPCにはMintを入れたいと思いました。
C2Dくらいのスペックになれば,十分Mint with Cinnamonが動くでしょうし,あえてこれより軽量なLinuxを選ぶ理由もない感じです。
一方で,最新のディストリビューションである限り,軽量化には限界があるように思います。
古いPCを使うのであれば,ある程度古いOSを使わざるを得ないということでしょうか……
2017年12月21日木曜日
DCP-J968N しばらく使ってみって。
衝動買いのDCPーJ968N。
以前からブラザー機はよく使用していたのでその特性はわかっているつもりですが,しばらく使ってみての感想をまとめてみたいと思います。
●年賀状
PCで作成したものを印刷しました。本体側やスマホアプリなどの機能は使用していないので,純粋な画質勝負です。
結論からいうと,ブラザーが最適です!
画質設定は純正ドライバでインクジェットはがき用のおまかせ設定で行いました。
写真も入れましたが,キヤノンで印刷していたときと違いはわからず。
光沢紙だと違いが出るのではないかと思いますが,インクジェットはがきで年賀状なら全く問題ないと判断できました。
4色インクでこれだけできるなら,絶対ブラザーが良い!
※100枚近く印刷しましたが,トラブル無く最後まで印刷できました。
ただ,欠点もあります。
2段給紙トレイの上部,はがき・写真用トレイで給紙すると,印刷されたはがきが取り出しにくくなります。
そもそも,はがき・L判写真専用のトレイが4色インク機に要るのか…?
せめてB5対応してくれれば……
●コピー
ADF付きで,20枚まで一度に自動スキャンができるのがブラザーの特徴。他メーカーにはないオンリーワンの機能ですが,画質が悪いことでも定評が……
高画質でコピー・取り込みがしたいなら他メーカーを!
純粋に画質はよくありません。
モノクロ印刷したドキュメントをモノクロコピーすると,色がかなり薄くなります。
近くで見ると黒と白のまだら模様になっていることが分かり,これがインク節約のためなのかスキャン画質のためなのかはいまいちはっきりしない感じです。
コピー画質を高画質にすれば,特に気にならない品質にはなります。時間はかかりますが,ADFのお陰で多少は相殺できる?
ちなみに,ADFはすごく便利。家庭で何枚も重ねてコピーすることは少ないですが,仮に1枚だけのコピーでも地味に便利です。
文書印刷メインならブラザーで正解!
コピーも高画質設定なら問題無して,コピー用紙に文書やイラストを印刷する用途なら最適なメーカーです。
一方,デジカメやスマホの写真を専用用紙に印刷するのには向きません。そういった場合はエプソン等のメーカーが良いように思いますが,頻度によってはコンビニやキタムラ等の写真屋さんで印刷したほうが安上がりです。
写真が趣味とか,子どもの写真を頻繁に印刷したりとかでもない限り,ブラザーが最適なんじゃないかな~
以前からブラザー機はよく使用していたのでその特性はわかっているつもりですが,しばらく使ってみての感想をまとめてみたいと思います。
●年賀状
PCで作成したものを印刷しました。本体側やスマホアプリなどの機能は使用していないので,純粋な画質勝負です。
結論からいうと,ブラザーが最適です!
画質設定は純正ドライバでインクジェットはがき用のおまかせ設定で行いました。
写真も入れましたが,キヤノンで印刷していたときと違いはわからず。
光沢紙だと違いが出るのではないかと思いますが,インクジェットはがきで年賀状なら全く問題ないと判断できました。
4色インクでこれだけできるなら,絶対ブラザーが良い!
※100枚近く印刷しましたが,トラブル無く最後まで印刷できました。
ただ,欠点もあります。
2段給紙トレイの上部,はがき・写真用トレイで給紙すると,印刷されたはがきが取り出しにくくなります。
そもそも,はがき・L判写真専用のトレイが4色インク機に要るのか…?
せめてB5対応してくれれば……
余談:キヤノン機は実家でプラグを抜いて保管,ほぼ年一動作のためか,インクづまりが酷く……クリーニングで1セットインクを使い切るのもよくある話。
クリーニングせずに使えばノズル詰まりの横縞が入るのは当たり前な感じでした……
ブラザーは自動クリーニング機能がついていますので,コンセントに挿していれば毎日昼間に勝手にクリーニングが始まります。
うるさい・インクがもったいない・邪魔だからしまっておく等の理由でコンセントから外さないようにすることをおすすめします。
●コピー
ADF付きで,20枚まで一度に自動スキャンができるのがブラザーの特徴。他メーカーにはないオンリーワンの機能ですが,画質が悪いことでも定評が……
高画質でコピー・取り込みがしたいなら他メーカーを!
純粋に画質はよくありません。
モノクロ印刷したドキュメントをモノクロコピーすると,色がかなり薄くなります。
近くで見ると黒と白のまだら模様になっていることが分かり,これがインク節約のためなのかスキャン画質のためなのかはいまいちはっきりしない感じです。
コピー画質を高画質にすれば,特に気にならない品質にはなります。時間はかかりますが,ADFのお陰で多少は相殺できる?
ちなみに,ADFはすごく便利。家庭で何枚も重ねてコピーすることは少ないですが,仮に1枚だけのコピーでも地味に便利です。
文書印刷メインならブラザーで正解!
コピーも高画質設定なら問題無して,コピー用紙に文書やイラストを印刷する用途なら最適なメーカーです。
一方,デジカメやスマホの写真を専用用紙に印刷するのには向きません。そういった場合はエプソン等のメーカーが良いように思いますが,頻度によってはコンビニやキタムラ等の写真屋さんで印刷したほうが安上がりです。
写真が趣味とか,子どもの写真を頻繁に印刷したりとかでもない限り,ブラザーが最適なんじゃないかな~
2017年12月10日日曜日
ブラザーの複合機DCP-J968N-W購入~互換インクはどうするか?
現在所有しているDCP-535CNが古くなっているので新しいプリンタを入手しました。
(新しいと言っても型落ちの処分品ですが……)
デザインが大きく変わり,エプソン的な四角い筐体に。最近はキヤノンも含め近いデザインのものが増えています。コンパクトを追求すると似てくるんでしょうね~
現在日本国内ではキヤノン・エプソンのツートップ,一歩引いてブラザーの3メーカーが比較対象になる状況です。ブラザーは他2メーカーと比べるとドキュメント寄り。一方でエプソンは写真・ポスター寄り。キヤノンはどちらかと言えば写真寄りな作りになっています。
ブラザーの最大の特徴は何と言っても4色インク。
他メーカーが写真などの画質向上のため6色インクを採用する中,今では貴重な存在です。
やはり光沢紙に写真印刷などすれば差はありますが,ドキュメントや年賀状程度なら4色インクの方が管理が手軽で便利です。
もう一点,ADF(自動原稿送り装置)が付いているのも嬉しい。原稿を差し込むだけでスキャン可能なのは,1枚しかスキャンしないときでも便利。
インクをどうするか?
プリンタを使う上で最も重要なのがインク。きっちり純正を使っていれば,本体の値段なんてすぐ超えるくらい出費が。
インクジェットはその性質上使っていなくてもクリーニングでインクは減っていくし,コンセントから抜いて長期保管なんてしようものなら使い始めのクリーニングでカートリッジ1個分消費なんてこともあります。
ガンガン使う場合でも,たまにしか使わない場合でも,やはり純正インクを使い続けるのは……
そこで活躍するのが互換インク。社外品のインクを使用してコストを下げようというわけです。
もちろんメーカーは推奨していませんし,印刷品質も落ちるのでデメリットをよく理解した上で使う必要があります。
以前使用していたインク
以前はダイソーの100円詰め替えボトルを使用。DCP-535CNが古い機種ということ,ドキュメント印刷がメイン,ちょっと確認してすぐ捨てることが多い,などの理由からチョイスしていました。
良いところは何と言ってもコストパフォーマンスで,100円でカートリッジ4~5回くらい詰め替えれてしまいます。
詰替えもブラザーは圧倒的に楽で,慣れればほとんど手を汚すこともなくなります。その上何回でも同じカートリッジに詰め替えられる。
悪いところは低すぎる品質。カラーは色合いが大きく変わり,薄くくすんだような色。更に,光に弱く退色が激しい。黒に至っては純正が顔料なのに対し詰替えは染料。よって,高品質モードで印刷しないと文字がにじみます。
このインク,おそらくメーカー別に分けて売っているのは詰替え方法の違いのためで,インク自体はすべて共通と思われます。エプソンのようなもともと黒も染料インクのものは問題ないかもしれませんが,ブラザーやキヤノンのような”モノクロで活字印刷をする時などに顔料インクを使う”プリンタは要注意。
新しく購入したインク
サンワサプライのLC211用詰替えインクを購入しました。
当然ダイソーより高いが高品質。
何と言っても,チップリセッタなどがすべてセットになっているのが良いです。
以前のブラザー製インクは直接水位を見て残量判定していましたが,現在は他メーカー同様ICチップで管理。
その為,インク注入後はICチップの情報を書き換える必要があります。
ダイソーにもエプソン用のリセッタなどはおいていたような記憶もありますが……
カラーの品質はまだ純正を使い切っていないので比較できませんが,ブラックに関してはきっちり顔料インクなので滲んだりすることはないと思います。
というわけで,ストックしているダイソーインクを旧プリンタで使いつつ,新プリンタは純正を使い切り次第サンワサプライで詰め替えです。
機会があれば,各インクの画質差なんかを調べてみたいですね。
(新しいと言っても型落ちの処分品ですが……)
DCP-J968N。画像は公式より
デザインが大きく変わり,エプソン的な四角い筐体に。最近はキヤノンも含め近いデザインのものが増えています。コンパクトを追求すると似てくるんでしょうね~
現在日本国内ではキヤノン・エプソンのツートップ,一歩引いてブラザーの3メーカーが比較対象になる状況です。ブラザーは他2メーカーと比べるとドキュメント寄り。一方でエプソンは写真・ポスター寄り。キヤノンはどちらかと言えば写真寄りな作りになっています。
ブラザーの最大の特徴は何と言っても4色インク。
他メーカーが写真などの画質向上のため6色インクを採用する中,今では貴重な存在です。
やはり光沢紙に写真印刷などすれば差はありますが,ドキュメントや年賀状程度なら4色インクの方が管理が手軽で便利です。
もう一点,ADF(自動原稿送り装置)が付いているのも嬉しい。原稿を差し込むだけでスキャン可能なのは,1枚しかスキャンしないときでも便利。
インクをどうするか?
プリンタを使う上で最も重要なのがインク。きっちり純正を使っていれば,本体の値段なんてすぐ超えるくらい出費が。
インクジェットはその性質上使っていなくてもクリーニングでインクは減っていくし,コンセントから抜いて長期保管なんてしようものなら使い始めのクリーニングでカートリッジ1個分消費なんてこともあります。
ガンガン使う場合でも,たまにしか使わない場合でも,やはり純正インクを使い続けるのは……
そこで活躍するのが互換インク。社外品のインクを使用してコストを下げようというわけです。
もちろんメーカーは推奨していませんし,印刷品質も落ちるのでデメリットをよく理解した上で使う必要があります。
以前使用していたインク
以前はダイソーの100円詰め替えボトルを使用。DCP-535CNが古い機種ということ,ドキュメント印刷がメイン,ちょっと確認してすぐ捨てることが多い,などの理由からチョイスしていました。
良いところは何と言ってもコストパフォーマンスで,100円でカートリッジ4~5回くらい詰め替えれてしまいます。
詰替えもブラザーは圧倒的に楽で,慣れればほとんど手を汚すこともなくなります。その上何回でも同じカートリッジに詰め替えられる。
悪いところは低すぎる品質。カラーは色合いが大きく変わり,薄くくすんだような色。更に,光に弱く退色が激しい。黒に至っては純正が顔料なのに対し詰替えは染料。よって,
このインク,おそらくメーカー別に分けて売っているのは詰替え方法の違いのためで,インク自体はすべて共通と思われます。エプソンのようなもともと黒も染料インクのものは問題ないかもしれませんが,ブラザーやキヤノンのような”モノクロで活字印刷をする時などに顔料インクを使う”プリンタは要注意。
新しく購入したインク
サンワサプライのLC211用詰替えインクを購入しました。
当然ダイソーより高いが高品質。
何と言っても,チップリセッタなどがすべてセットになっているのが良いです。
以前のブラザー製インクは直接水位を見て残量判定していましたが,現在は他メーカー同様ICチップで管理。
その為,インク注入後はICチップの情報を書き換える必要があります。
ダイソーにもエプソン用のリセッタなどはおいていたような記憶もありますが……
カラーの品質はまだ純正を使い切っていないので比較できませんが,ブラックに関してはきっちり顔料インクなので滲んだりすることはないと思います。
というわけで,ストックしているダイソーインクを旧プリンタで使いつつ,新プリンタは純正を使い切り次第サンワサプライで詰め替えです。
機会があれば,各インクの画質差なんかを調べてみたいですね。
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