直る保証はありませんが,可能性として。
Windowsには何らかの理由でOSが起動しないとき,自動でエラーを修復する機能が備わっています。バージョンによって少し違いますが,今回Vistaでスタートアップ修復を行った時に行き詰まったところを幾つか上げてみようと思います。
1.スタートアップ修復が途中で止まって進まない
もともとうちのVista機は排熱に問題があり,フルパワーでCPUを動かそうものならものの数分でCPU温度が80度を超え,その数分後には強制シャットダウンを食らうような環境でした。
スタートアップ修復中にも,途中でフリーズしたかと思えば,ファンがMAX稼働を始め,そのまま電源OFF。
フリーズしてからファンが動き出しているあたり,スタートアップ修復中に何らかのアクシデントがあった可能性が高いです。
2.インストールディスクからスタートアップ修復
内蔵HDDからうまく修復できない場合,リカバリーディスク等からの修復が有効な場合があります。
今回はHDD内部にリカバリーパーティションがあるタイプのメーカー製PCでしたが,リカバリーディスクは作成済みだったのでDVDからの修復が可能でした。
今回はフリーズせず,無事起動。
ところが,起動後しばらくして「変更を適用するためには再起動してください」というメッセージが。一応心当たりがあったので再起動するも,またスタートアップ修復ループに逆戻り。
もう一度DVDから修復を試みるも,今度は何度やってもHDDからの修復同様フリーズ。
それどころか,HDDを全削除してOS再インストールをしようとしてもフリーズ。
このへんでHDDがおかしいんじゃないかと思い始める。
3.HDDのエラーチェックで解決
実はこの不具合,HDDの交換直後に起きていました。
手持ちのより容量の大きいHDDに載せ替えるため,ディスクを丸々コピーしてパーティションサイズを調整したものをセットし,起動しようとしたところでエラー。
そもそもHDDのコピーを取るときにちょっとした心当たりがあります。
HDDコピー用のソフトをCDブートさせようとして失敗し,Windowsが起動しかけたところで強制終了とかしてました。
その状態のHDDをそのままコピーしたので,ファイルシステムにエラーが起きた可能性があります。
そこで,問題のHDDを外付けHDDケースに入れ,メインマシンでエラーチェック。
そしたら出るわ出るわ,大量のエラー。時間も結構かかります。
エラー修復後,念のためDVDからスタートアップ修復をすると,途中フリーズはないものの「修復できませんでした」とのメッセージ。
一応そのまま起動してみると,何もなかったようにWindowsは起動しました。
修復すべきエラーがなかったから「修復できませんでした」になったのでしょうか。正直良くわかりません。
ちなみに,エラーチェックはインストールディスクなどの修復メニューからコマンドプロンプトを起動しても出来たと思うので,外付けHDDケースがなくても試してみることはできると思います。
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