2017年1月5日木曜日

BCG-34hreのエラー判定と充電モード

引き続きBCG-34hre使用して気づいたこと



●パナソニックの診断で弾かれる電池も充電できる
パナソニックのクイック自動診断機能で弾かれてしまう劣化電池も充電できます。ただし,通常電池と比べてかなりうるさいコイル鳴きが聞こえます。おそらく,劣化電池にはそれ用のモード(低電流?)で充電しているようです。

しかし,困ったことにアルカリ電池も充電できてしまいます。(時間はかかりますがちゃんと安全なうちにエラーで充電停止となるようです)
液漏れや破裂が怖いので数十秒しかセットしていませんが,手持ちの劣化電池同様のコイル鳴きがするモードで充電されます。
ただ,劣化電池の場合は装填直後からコイル鳴きの激しいモードで充電が始まりますが,アルカリ電池の場合は数秒僅かにコイル鳴きのする別モードで充電後に劣化電池同様のコイル鳴き状態に変わります。
もしかするとしばらく充電を試みた後エラーとなるかもしれませんが,色々怖いので1分くらいで充電を終了しています。


●劣化電池は充電中にエラー判定に移行する場合が多い
パナソニックなどで充電途中に弾かれてしまう電池は,かなりの確率で充電途中にエラー(LED点滅)で充電終了します。
たまに正常終了になる場合もありますが,本当に正常終了したのか,それともエラー検知に漏れたのかはわかりません。

エラー終了する電池でも,充電後は電池が熱くなっていることがあるため,逆にエラーでもちゃんと充電できていたりするのかもしれません。ただ,上記のアルカリ電池充電同様色々安全面で疑問が残るため,コイル鳴きのうるさいときは充電しないのが良いかもしれません。


●リフレッシュ機能が影響している?
急速充電器では異常に放電が進んだ電池などが弾かれやすいですが,リフレッシュ機能の付いている本機ではある程度充電を試みるのかもしれません。
その上で,最終的にうまく充電が進んでいないとわかった時点でエラーを出すような感じでしょうか。



●危険なのか?
劣化電池を充電する分にはさほど危険ではないと思います。温度や電圧などモニタリングしているため,大惨事になる前に充電終了になるはずです。また,劣化電池のときだけ明らかに充電モードも異なるため,それなりに安全に配慮はされているものと思います。(劣化電池を充電するシチュエーションは当然想定できるはずなので,劣化電池充電で事故が起きた場合はソニーが責任を負うはず)
しかし,アルカリ電池などは注意が必要です。大事故が起こる前には充電終了となるはずですが,液漏れなどは防げない可能性が高いです。
アルカリ電池自体は弱電流での充電ならある程度耐えられますが,元々適正に使っていても液漏れするような電池です。
最近は充電池と乾電池でデザインの区別がつきにくいものも増えているため,誤充電は十分注意した方がいいでしょう。



●アルカリ電池充電してみた
発熱に十分気をつけながらアルカリ乾電池を充電してみました。

★劣化の進んでいるアルカリ電池はすぐ弾かれる
放電が進んでいる電池はすぐにエラーで弾かれます。これは電圧が落ちている電池ほど弾かれるのが早い傾向があり,一応危ない電池ほど早くエラー判定がされると言えそうです。

★元気な電池も数分でエラーが出る
当初エラーが出なかったアルカリ電池も,数分(おそらく5分未満)くらいにはエラーとなりました。電池の発熱は全くありません。
発熱する前に充電停止しているため,一応安全と言えそうです。(アルカリは未使用時ですら液漏れの危険があることをお忘れなく)

★三洋通常充電器NC-M38とエラーの出し方が近い
私は安全性を見るためにあえてアルカリ電池を充電させることがあるのですが,三洋のNC-M38でアルカリ電池を充電したときと同じようなエラーの出方です。
M38で弾かれる電池は34hreでも弾かれますし,M38で弾かれない電池はやっぱり34hreでも弾かれません。
ただし,充電できるアルカリ電池も,両機種ともに発熱前にエラー終了します。
もしかすると,コイル鳴きがする時の充電モード自体もM38のような低速充電モードに近いのかもしれません。

このことから,おそらく34hreでは挿入直後の電池診断は行っておらず,実際に充電してみてエラーの判定をしているように思えます。
なにせ2004年から売られている機種ですから,当たり前の仕様といえばそうなのかもしれません。

事前チェックの誤判定による充電エラーは起こらない。そして充電中におかしな挙動があれば危険な状態になる前に充電を終了する。そう考えると,劣化電池を最後まで使い切るには本機は向いているとも言えます。(というか,パナソニック製は事前診断に加えて劣化電池お知らせ機能なる謎の機能もつき,必要以上に買い替えを促そうとしているように感じてならない。買い替え時期判定になった電池もリフレッシュで回復するという報告もある)



●安全に使ってね
ソニー製充電池を使う分には劣化電池を本機で充電不可になるまで使い倒しても問題なさそうですが,他社製電池の充電はソニー含めどのメーカーも安全保証をしていません。

また,本記事で紹介したアルカリ電池の充電実験に関しても,当然メーカーに禁止されてる使い方であり,大事故につながる危険もあります。これを読んで真似をするということは絶対にしないようにしてください。あくまでも,うっかり間違えて充電したときの安全対策がされているよというだけです。(アルカリ電池が本機で充電できるというわけではない)

古いくせに意外と優秀なBCG-34hre,販売終了となってしまったのがとても惜しいです。オークションなどでは液晶付きの上位機種も数百円から出品されているようなので,中古も枯渇する前に液晶付きも確保したいくらい。

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