2018年1月9日火曜日

キヤノン PIXUS MG7130 インクづまりからの(ほぼ)復活

部屋にプリンタが3台も……

   ◆

しばらく前にブラザーDCP-J968Nを購入し,サンワサプライの詰め替えインクも用意したところでしたが……

偶然印字不良となったMG7130を貰い受ける事になりました。


他にも10年選手のDCP-535CNも所有しており,968を高品質用・535を即捨て用で使い分け予定でした。

そして,今回うっかりMG7130が復活してしまったわけです。


   ◆ MG7130基本スペック


MG7130は2013年製。およそ4年ちょい前のプリンタです。

使用インクは350系で,CMYKにグレーと顔料ブラックを追加した6色インクです。


ライトシアン・ライトマゼンタを搭載するエプソン機と比べると,淡色インクをグレー1つに統合している本気はカラー印刷で多少劣ります。

一方で,ブラックを顔料系・染料系と2パターン搭載しているため,文字印刷ではエプソンより滲まず黒々としたシャープな印字が可能です。水にも(文字は)強いです。

※ブラザーは文字についてはキヤノン同様顔料インクで印刷できるものの,染料黒も淡色インクも持たないのでカラーに極端に弱い


ただし純正インクが極端に高く,6色パックで7000円程度します。また,定時クリーニングがないのでノズルが詰まるとかなりのインクを消費してクリーニングしなければなりません。

ブラザーは純正インクでも4色4000円程度。定時クリーニングでインク消費が早そうですが,ノズル詰まりが起こりにくいため長い目で見ればクリーニングで捨てられるインクの量は少なくて済みます。

ランニングコストではブラザーに遠く及ばないようです。


   ◆ MG7130の状態


さて,手元にやってきたプリンタはヘッドが詰まった状態。

実は1年前に年賀状印刷に使ったっきりで,その1年前も新品インクタンクが半分なくなるほどクリーニングをしないと色が出ませんでした。


で,今年使おうとしたところ当然またインクが出ず。

去年同様クリーニングを繰り返せば復活したような気もしますが,買い置きのインクが切れていたこと,不要になったプリンタが親戚から貰えたことなどから手放すことにしたようです。


さて,去年クリーニングをしたのは私なのですが,本当に永遠につづくかというくらいクリーニングをしてやっと復活させていました。

今回は「壊れてもいい」という状況で転がり込んできたので,思い切ってノズルの水洗いを試してみました。


   ◆ MG7130修理してみた



あくまで今回行った工程と結果について書くもので,この記事と同じことをしても直る保証はなく,最悪電源が二度と入らないところまで壊れることもあります。
もし修理する場合は自己責任でお願いします。

キヤノン製プリンタの良いところは,何と言ってもヘッドの取り外しができるということ。

以前は交換用ヘッドも販売していたくらいです。今はキヤノン公式ではヘッド販売していませんが,相変わらず取り外しは可能なようです。


本機の場合,

1,インクタンクをすべて外す
2,[BK GY Y PGBK C M]と色表示の書かれた部分を手前に引く(このとき,ヘッドを手で右に少し動かしておかないと本体に引っかかって最後まで引ききれない)
3,イエローとPGBKのタンク装填位置の間にあるツマミ(かなり奥にある)を引っ張る

という手順で簡単に外せます。
手前に90度,転がるようにして外れます。


ヘッドがはずれれば,あとは水洗いをするだけ。

基板部分は濡らさないに越したことはないですが,水抜きをキッチリすれば多少濡れても大丈夫。

ぬるま湯で一通り洗ったあと,インク取入口から上手に圧力をかけてやるとよく詰まりがとれます。

圧力のかけ方としては,私はダイソーで売られている手押しポンプ式のブロワーを使用しました。

ノズル部分を逆向きにしてポンプに差し込めばちょうどいいサイズ。
経の大きなPGBKにはノズルを外してポンプを直接当てるといい感じになります。
ポンプ後ろがわの空気穴を塞げば吸引もできるので便利。

圧力をかける際,あまり無理をしすぎるとデリケートなヘッドはすぐ壊れてしまうので注意してくだい。



一通り洗浄したあとは水抜きをします。

自然乾燥では基板とプラ部分の間に入り込んだ水などはほとんどなくなりません。

エアダスターなどをうまく使って隙間の水をはじき出しましょう。
基板とプラ部品のあいだを狙って吹き付けると水しぶきが飛んできます。

更にその後十分な時間乾燥させ,ヘッドをプリンタに装着します。


   ◆ 結果


洗浄後インクを装着し,3回ほど強力クリーニングをしたあたりで色が出始めました。

その後幾度となくクリーニングや強力クリーニングを繰り返し,PGBK以外はきれいに色が出るように。その後も根気よくクリーングを続けると,なんとPGBKも復活しました。

まだPGBKのみ,一部で線が二重になるように印刷されますが,この調子なら常用できるレベルまで回復しそうです。


なお,クリーニングの際には,蘇生できなかったときを考えてダイソーの詰め替えインクを使用。
これなら余ったものはブラザー機に使いまわせます。

しかし,もらったときについていたカードリッジが古いためか,インクの供給能力低く,度々インクの供給不良が起きる状態。

インク注入後の穴をわざと数秒開けて,多めにスポンジにインクを吸わせてからクリーニングしてなんとかうまくいきました。



あらから見通しが立ったところで,アマゾンで互換インクを注文。6色セットで250円程度と,この機種はダイソーの詰め替えより互換インクのほうがコスパが良いです。(400円で買った翌日に値下げされてた……タイミングを見てまとめ買いがいいかも?)

当然品質はお察しなのですが,もとがハードオフ行きになる予定のものだったので問題なし。

キヤノンはインクタンクのスポンジが劣化する&詰替時にインクが溢れやすいため,互換インクの方がおすすめな感じ。格安互換インクよりはサンワサプライあたりの詰替えインクのほうが高品質ですが,詰替をする場合はそれ用のインクタンクを別途買わなきゃだめかな。


   ◆ 運用


さて,これでプリンタ3台体制ですが,コスパで考えるとダイソーDCP-535CNより格安互換MG7130の方が上という自体に。

画質もサンワの詰替を買えばDCP-J968NよりMG7130が上という状態になってしまいました。


DCP-J968N買う必要ないやんか!


買っちゃったものは仕方ないので,ブラザー機が高画質用,キヤノン機が格安インクの即捨て用というへんてこな運用で行きます。


一応キヤノン機がしばらく使って問題なければ,誰かに譲ってもいいかな。

純正インクに戻せば,しっかり本来の画質で印刷できるし。


それより詰まりの直らないDCP-535CNを処分か?

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