ジャンクPCは必要もないのに安物買いの銭失いを続けているわけですが,今回は珍しく当たりを引きました。普通に使えます。
お値段2,500円。
1.スペック
CPU: Core 2 Duo P8700(2.53GHz)
RAM: 2GB DDR3-1066 SODIMM
HDD: なし(スロットインタイプ,SATA接続)
OS: Windows Vista Business 32bit(ライセンスのみ,OS無しジャンク)
2.その外の特筆事項
・キーボードが変変則配置
→いわゆるVersaProのBタイプというやつ。エンターやシフトキーが小さくなってエンターキーの右にHomeやPgUpキーが。すごく気に食わない。
打鍵感はとりわけ良くないけどパンタブラフとしては普通な感じ。
・パラレルポート,シリアルポート完備
→使わんけどまあ。
・USB2.0が5ポートも
→左3ポート背面1ポート右1ポート。USB2.0なのは世代的に当然だけど,さすが当時のビジネスモデルですごくポート数が多い。
・無線LAN非搭載
→abg対応カードが後付されてました。カードだけあと付けなので無線LAN用のアクセスランプや無線ON/OFFのハードウェアスイッチはない。
あとアンテナの処理が雑すぎ。適当に本体に詰め込んである。とりあえずそこそこの速度でつながるので,暇なときにベゼル周りに配線したい。
・映像出力はアナログVGAのみ
→当時としては普通。ビジネスらしくネジ止め可。
・ディスプレイが16インチフルHD
→正直驚いた。やっぱりフルHDじゃないとだめだね。なんかLinuxにしとくのがもったいないく感じるレベル。
・バッテリーの劣化は80%程度
→上出来でしょう。ただ,Vista上で80%充電に設定されていないため,Vistaが手に入らない現在はフル充電されるのをを止めることができず。80%で充電をストップしないと急速に劣化が進むので,バッテリー外し運用しています。
・内蔵カメラ・マイク無し
→ビジネスモデルだしまあ。カメラはともかくマイクは音声入力とかでちょっと欲しかった。マイク端子はあるのでつけようと思えば付けれるけど…
3.ジャンクポイント
・キーボード上部の左右に浮きあり。
→無理やりキーボードを外そうとしたっぽい。キーボードは故障なし。両面テープで対応。
・PCカードスロットのシャッターが開きっぱなし,イジェクトボタン破損
→シャッターはラジオペンチで戻した。イジェクトボタンは折れており,シャッターを直す際に取れてしまったのでツライチのカードはさせないけどそもそもPCカードスロットなんて使わないので…
4.運用方法
まずは現在の構成。
CPU: C2D P8700(変更なし)
RAM: 3GB
HDD: 80GB
OS: Linux Mint 19.2 cinnamon 64bit
特筆すべきはスペック。C2DのP8700って正直普通に使えるんですよ。今まで1500円とか2500円とかで初代AtomとかモバイルCeleronとか買って結局何にも使えないとか多かったですが,これは普通に使えます。しかも以前買って撃沈したC2D機と違い機種特有の致命的な不具合もありません。
世代的にも絶妙で,DDR3メモリが使えるのはすごく助かります。C2D前期や初代AtomはDDR2なので,手持ちのメモリも少ないし最大2GBまでしか増設できませんでした。
実際に使用した感じとしては,スペック面ではサブとしての使用は問題なく可能です。
正直この程度のスペックのビジネスPCは仕事でも使用していたことがあり,Win7 32bitと2GBメモリの組み合わせでもギリ使えてました。
当然cinnamon版のLinux Mintも余裕で動きます。ライセンスがあれば普通にWindowsで使いたいくらいには普通に使えるんですよね。
PassMarkのスコアで所有していたことがあるプロセッサと比べてみると
1624 : C2D P8700
1785 : i3 330M
1278 : Celeron B800
3168 : i5 2410M
3285 : i5 2430M
3593 : i5 2520M
てな感じ。
第2世代CoreiシリーズのCeleronローエンドは余裕で超え,初代Corei 3のローエンドに迫るレベルです。
このブログもVersaProで書いていますが,キーボードが
YouTubeも普通に見れるし,枕元PCはこれでいいかなってくらいです。激重でなければブラウザゲームもそこそこできます。
グラフィック性能はCore iシリーズと比べると格段に低いです。そこが欠点。
事務用なら不満は少ないけど,エンタメ用は厳しい。
5.運用上の問題
結局Windowsじゃないのが一番。
Chromeさえあればある程度のことができるといっても,やっぱり細かいとこで不満は出ます。Windows用のアプリが使えないのも問題。Wineで多少は対応できますが…
例えばGoogle日本語入力ひとつ取ってみてもやっぱりMozcは本家に及ばないんですよね。
Win7シールさえ貼ってあればなあ…って思うところは多いです。
あとは単純に何に使うのかってところ。机の上にはメインのVAIO Lとサブの疑似デスクトップ化したLenovo G570がある。枕元には前メインPCだったVAIO SEがある。
枕元PCだったらちょうどいいレベルのスペックだけど,わざわざVAIO SEを置き換える理由もない。
実家においておくとか,キッチンに置くとか,そんなところかなあ。
思いの外普通に使えて逆にもったいない状態になってます。
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