2015年4月16日木曜日

15インチクラスFHD液晶搭載,VAIO SE(VPCSE)を購入!

\やあ!/
 

\パカッ!/


ふらっと米子に遊びに行った時,以前VAIO Duo11を購入したところと同じ店で購入。
(※初めて当ブログへ来る人へ。筆者は岡山南部在住です)

Duo11は初期型ながら未使用品で税込み8万でした。
末期は新品がこれくらいの価格で販売されていたので,とりわけ安くはなかったのですが,SONYのVAIO売却直後ということもあり,また旅先で財布の紐が緩んでいたこともあり購入したわけでした。


今回は税込み5万。中古品ということもあり,これもあまり安くありません。
(そもそもこのモデルも末期は新品で7万とかそれくらい。発売時期は11年~12年の冬春モデル)
探せばもっと安く見つかるのでしょうが,これも何かの縁と4時間ほど悩んだ末購入。

ちょうどホームノートのLenovo G560が使いにくくなっていたので買い換えようかと思っていたのも大きいです。


それでは,少しばかりレビューを。


ハードウェアスペック
一言でまとめれば,標準的なスペック。一応G560からはスペックアップしています。

CPU:第2世代通常電圧版core i5プロセッサ i5-2430M
RAM:4GB(オンボード)空きスロ1(多分DDR3Lではない)
ディスプレイ:15.5型FHDワイド液晶。IPSパネル。光沢パネルに低反射加工
スピーカー:悪い
光学ドライブ:DVDスーパーマルチ
キーボード:バックライト・テンキー付き日本語配列アイソレーションキーボード
端子類:USB2.0*2,USB3.0*1,VGA,HDMI,有線LAN,MS PRO Duoスロット,SDカードスロット
重量:2kg以下。サイズの割に軽い。

G560の初代core i3 i3-330Mからはそれなりのスペックアップ。
Duo11の第3世代core i5低電圧版とはどっこいどっこいな感じ。
液晶はかなり良くなりました。これが買い替えた一番の理由。
やっぱり大画面こそFHD。等倍表示でも表示が小さすぎることはありません。大画面をしっかり活用できます。
また,光沢IPSに低反射コートもいい感じ。ちょうど光沢と非光沢の中間くらいな感じです。
光沢液晶は映りこみもさることながら,傷がつきやすいですからね……

液晶がいいだけに残念なのがスピーカー。DOLBY HomeTheatre v4にも対応していますが,いかんせんハードが悪すぎる。
最近のVAIOはスピーカー割りといいものが乗っているので,少しがっかりです。

地味に便利なのは,MS PRO DuoとSDカードのスロットが独立しており,同時使用できること。
PSPでメモリースティックを利用するのでいろいろ楽です。torneで書きだしたTVを見ながらデジカメのSDカードを読み込んだり。

CPUの世代が古いのが気にはなりますが,それでも最近のCeleron低価格ノートよりはよく動くのではないでしょうか。

メモリは手持ちの2GBを増設して合計6GBにしました。

外観
この頃のVAIOらしい,シンプルで削れるところを削ったデザイン。
VAIO Sは,もともと11インチ~13インチのモバイルノートシリーズのなので,15インチクラスとしてはなかなかおもしろいデザインです。

(SONY製時代の)VAIO Zにもつながる,ヘキサシェルデザインでスタイリッシュです。天板は金属製でスマートな印象を与えます。

蓋を開けてみましょう。

メタリック感のある外観と対照的なマットブラックです。触り心地はよいですが,汗や油脂など非常に目立ちます。逆に細かく掃除をするので汚れはたまりにくいか?

キーボードは一般的なアイソレーションタイプ。
固めのカチカチとしたタッチながら,音はカチカチとはせずポスポスといった感じ。(G560に移植して使っていた)Lenovo G570のアイソレーションはタッチも音もカチカチだったので,左程変わらない打鍵感ながら音が静かになった感じ。しかしその弊害かキータッチが多少重く,なれるまでは指が疲れる。

配置やキーピッチは癖がなく使いやすいのではないでしょうか。もともと好きになれなかったVAIOのアイソレーションキーボドですが,Duo11のそれに慣れてしまえばどんなキーボードでも使いやすく感じます(笑)

十字キーはShiftキーを押し分けて無理やりつめ込まれているわけではありません。完全に専用スペースが与えられています。ここもポイントが高い。Shiftどころかテンキーにまで割って入っていたG570のキーボードを窓から投げ捨てたい


キーボード上部にはハードウェアスイッチが一式並んでいます。左から,
光学ドライブイジェクトボタン・GPU切り替えスイッチ・ASSISTボタン・WEBボタン・VAIOボタン・電源ボタン。
光学ドライブのイジェクトボタンがこの位置にあるのは少し戸惑いますが,お陰でドライブのベゼルはスッキリしています。アクセスランプもこの位置にあるのですが,こちらは見やすくて便利。

特徴的なのはGPU切り替えスイッチ。AMD製のGPUかCPU内臓のIntel HD Graphicsか選べます。CPU内蔵にすれば,パフォーマンスが落ちる代わりに省電力化が見込めるということらしい。昨今の廉価ホームノートではCPU内蔵グラフィックのみのものが多いので,少し優越感。ただ,切り替えの際に画面がちらつくのでそんなに頻繁に切り替えることもなかったり。第2世代Core iシリーズCPUなので,内蔵グラフィックでも困ることはありません。

他にはVAIOならではのスイッチ群3つが右側に並んでいます。
ASSISTキーはLenovoのOneKey Recoveryを拡張したようなもの。単純なリカバリーだけでなく,VAIO Careアプリによって様々なサポートを受けられます。(VAIO Careは常駐してPCの状態を監視しているのですが,それなりにメモリも使うし負荷もあるので私はスタートアップやタスクスケジューラーを編集し,常駐しないようにしています。キーを押した時だけ立ち上がる)

WEBキーを押すことでデフォルト設定のブラウザが起動する他,電源が入っていない状態でこのキーを押すことでWindowsを起動せず簡単なWebブラウジングなどが行えます。結構便利です。

VAIOキーにはいくつかのVAIO機能から選んで好きなアクションを設定できます。初期では写真や音楽の管理アプリ?(一度も使わずアンインストールしたのでよくわからない)が起動しますが,設定を変えてVAIO設定のアプリが起動するようにしています。

一番右の電源キーは押しやすく,また1/0マークがかっこ良く光ります。ボタンだけでなく,筐体の縁が一部連動して光るのもいい感じ。見た目だけでなく,蓋を閉じている状態でも電源状態が確認できます。

ポインティングデバイスは標準的なタッチパッド。使い勝手はよくありません。
私の場合は中古のためか不具合もありました。(工夫すれば使えるレベルではあるが……)
指紋認証デバイスもここにセットでついていますが,これは間違えて指が当たることが多く邪魔です。私はドライバごと無効にしました。
FHD液晶で画面が広いということ,Synapticのデバイスやドライバーが低品質ということなどから,タッチパッドをメインに据えた使い方は基本的にできません。少し残念です。


全体としては,蓋を閉じた状態では薄型モバイルノートのようなスタイリッシュなデザイン。
フタを開けると,マットブラックなためか,少し野暮ったさもあるホームノートらしいデザイン。(それでもそこら辺のホームノートよりはよっぽど良いが)
天板はスタイリッシュな反面華奢なので,はじめのうちは画面を開くのが少し怖かったりもしました。


ソフトウェア
次にソフト面を見て行きましょう。
OSには64bit版Windows7 HomePremiumを搭載。Windows10への無償アップデートができそうなので,特に心配はありません。

プリインストールアプリは,他の国内メーカーに比べれば少ないのではないでしょうか。
Adobe製品の体験版や,年賀状アプリなど,ごくわずかにセットしてあります。
VAIOアプリ群はそれなりにあり,Lenovoなどとくらべても多いです。(その分便利なものも多いが……要らないものも……)

当然VAIOアプリ以外のプリインストールアプリは基本的に削除。
VAIOアプリも必要な物以外は削除します。
VAIOアプリは常駐するものが多いので結構軽量化になります。
(※消すことでVAIOオリジナルのハードウェア機能が使えなくなる場合もあります。消すときはよく調べてから)

VAIOの便利なところは,VAIO Updateが使えるところ。PC発売後にドライバやVAIOアプリの更新があれば,Windows Updateのように更新してくれます。

G560では,
調子の悪いデバイスがある→ドライバの更新がないか探す→あった場合は個別でアップデート
というプロセスでしたのでかなり楽になりました。

その他,やはり国内メーカーのPCというべきか,いたわり充電やHDDプロテクション,光学ドライブ電源管理ツールなどひと通りの便利機能が揃っています。


まとめ
中古としては高く,最新機種と比べるとスペックも心もとない本機ですが,そのデザイン性と今はなきSONY製VAIOということで満足度は高いです。
特に液晶は素晴らしく,それだけで買った価値があるというもの。もうFHD以下の液晶には戻れません。
重量もG560より軽くなったので,家の中で気軽に移動ができる他,大画面でガッツリ作業っがしたいときは外に持ち運ぶことも苦ではなくなりました。
(G560やG570を抱えて教育実習に行っていた頃は本当に肩を壊して大変だった……)

中古でのPC購入にはそれなりのリスクがあります。今回もタッチパッドの調子が悪かったり,筐体に細かな傷(金属ボディなので,通常利用で付くレベルだが……)があることに帰ってから気づいたりと,私も幾つか「アレ?」と思うところはありました。
しかしながら,HDDの健康状態は電源投入回数,使用時間,SMART情報共に良好でした。

今となっては中古でしか手に入らないSONY製VAIOですが,購入の際は保証期間などよく確認してから,信頼できるところで購入しましょう。


次回予告
これを書きながら,不要になったG560のリカバリーをしています。紆余曲折あってドライバー周りで変なところがあったり,ハードウェア的にもボロボロだったり難はあるのですが,スペック的にはまだまだ使えます。用途は決まっていませんが,家族に使わせるなり何らかの形でまだまだ使っていきたいので,リカバリ後ひと通り設定を済まして置いておこうと思います。

ということで,リカバリとかその辺のお話を,次回!
液晶もぎ取ったG570も,ちょっとばかし……?

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