2015年5月13日水曜日

SSDって言うほど早い?

128GB SSD搭載のVAIO Duo 11と750GB HDD搭載のVAIO SEを使い比べて,SEをSSD化するべきか考察しました。

出費を抑えたい気持ちが根底にあるので,若干言い訳っぽいところがあるかもしれませんがご了承ください。

なお,今回正確なベンチマークは行っておらず,体感的な速さをメインに記事を作成しています。
ベンチマーク上は今やR/W共に圧倒的にSSDが高速なので議論の余地もないかと。



SSDはどれほど高速か?
巷ではベンチマークスコアや起動時間の計測結果をよく目にしますが,体感はどれほどのものなのかということで,まず考えてみます。

起動は早くなる
これはおそらくだれでも実感できます。
Duo 11はWindows 8とも相まってログイン画面まで数秒。もちろん,ログイン後は軽度の作業ならすぐに開始できます。
Windows 8には起動を早める高速スタートアップ機能なども搭載されていますが,これを無効にしても有効時とほぼ変わらない早さが出ることからもSSDの速さが伺えます。


アプリの起動には余り恩恵がない
確かにに早くなっているのですが……

起動時に大量のファイルやデータベースを読み込むアプリケーションではかなりの高速化が見込めることと思います。イラスト,プログラミング,DTM,DTPなどハードにコンピュータを利用する場合は恩恵があるはずです。ゲームなども物によって効果があると思います。

しかし,ブラウザやオフィスソフト等ではHDDでもワンテンポくらいで起動するので余り違いがわかりません。
通常利用でスワップアウトが起こらない程度にメモリを積んでいれば,Prefetchの恩恵を受けることができます。よく使うアプリは高速なメモリ上にキャッシュされるため,HDDの限界を超えた高速起動ができるというわけです。
VAIO SEは4GB+2GBの計6GBを搭載しており,このご時世大容量というほどでもありませんが,常時3GB程をPrefetchのキャッシュに回せる状態です。
アプリ立ち上げ時のワンテンポを短縮するためにどこまで投資できるか,ここは人次第ですね。

以上から,メモリ搭載量が4GB程度のコンピュータでは,SSDよりメモリに投資したほうが良いような気がします。


大量のファイルにアクセスする時の差は歴然
例えば,デジカメで撮影した写真ファイルにアクセスしたり,ウイルス対策ソフトでフルスキャンをかけたりという用途では圧倒的な差が現れます。
とくに写真のサムネイル生成や表示ではその差が歴然。
SSDとHDDの両方を積む場合でも,文章や写真などはSSD側に置いておくと良いと思います。



SSDは必要か?
ネット上では「もうHDDは考えられない」「未だにSSDを使ってないのは信じられない」という声もありますが,ノートPCの場合はよく考えてから導入をしたほうがいいと思いまます。


まずメモリを増設しよう
円高によるチャンスタイムも終了し,一時ほどの割安感はありませんが,それでもメモリの方がSSDより費用対効果のコストパフォーマンスに優れます。
1.5万かけて256GBのSSDを積むくらいなら,半額以下で8GBメモリを買いましょう。保存容量を諦めなくても済みますし,Prefetchと合わせてRAMディスクも活用すれば,かなりの高速化が見込めます。

[Office,ブラウザ等利用がメインの場合のメモリ推奨量(64bit OSの場合)]
2GB未満
 64bitの最低要件を満たしていません。また32bitでも頻繁にHDDアクセスが発生します。
2GB→普通に使うのも厳しい
 起動時にしばらくスワップアウトが発生するので,起動処理が終わるまでの数分~数十分ほどPCが使えません。起動後も,常駐ソフトの数や利用するソフトによってはHDDアクセスが発生します。ネットをみたり動画を見たりするのもスムーズには行きません。
4GB→普通に使える
メモリ不足でHDDアクセスが発生することはほぼありません。画像・動画編集ソフトを使ったり,ブラウザで同時に大量のタブを開くと場合によってはメモリ不足になりますが,重要度の低いデータを予防的にスワップアウトさせているのかそれほど体感速度は落ちず,メモリ使用量が90%を超えることもまずありません。Prefetchなどの補助的な高速化機能はそれほど有効に活用できません。
~8GB→+αの高速化が見込める
ホームビデオレベルの動画編集なども問題なく行え,Prefetchなどの補助的な高速化機能も十分働きます。
~16GB→余裕があれば……
8GBまでに加え,RAMディスクを利用した高速化ができます。RAMディスクによる体感的な高速化はそれほどでもありませんが,キャッシュや一時ファイルが溜まることによる速度低下を防げます。

以上より,個人的には4GBもしくは8GBのメモリを1枚購入し増設or交換するのがコストパフォーマンス的にはベストかと。特にスロットが余っている場合は追加しないともったいないです。
※上記のメモリ推奨量はあくまでも個人的な見解です


高速化以外の面で必要性を感じたらSSDを導入しよう
SSDには高速化以外にもメリットが有ります。
代表的なものが,耐衝撃性と低消費電力です。
モバイルノートなら多少コストが掛かってもSSDがおすすめ。
ホームノートでも,衝撃に気をつけながら使うのがストレスになる人や,バッテリー駆動での利用が多い人にはお勧めです。


メモリの増設ができない場合もSSD!
前述のように,4GB程度のメモリ搭載量では今や何をしても余裕とは行きません。
ノートPCの中にはメモリ交換ができない物もありますから,そのようなPCでメモリ搭載量に不安がある場合はSSDが有効です。
Prefetchなどが使えなくても十分早くなりますし,メモリ不足でスワップアウトが発生しても速度低下が最小限に抑えられます。


シャットダウンをしたいならSSD
一度シャットダウンをすると,HDDでは起動に時間がかかったりメモリのキャッシュがクリアされたりとSSDより不利になります。再起動やシャットダウンをあまり行わず,スリープで運用するならHDDでも構いませんが,こまめにシャットダウンや再起動をするならSSDは有効です。




   ◆


ちなみに,デスクトップPCを利用中でSSDを検討している人はここまで深く考える必要もないと思います。
メモリは当然十分搭載されているでしょうし,搭載可能ドライブ数も多いので容量不足も問題にならないでしょう。何よりノートPCより全体的なスペックが高い分,HDDが大きく足を引っ張ることになっているはずです。


   ◆


というわけで,VAIO SEへのSSD導入は見送りです。
むしろ,Duo11のSSDを256GB以上に交換したい。mSATA規格の先行きが怪しくなってきたので,このへんが買いどきかもしれません……
用途的に128GB+SDカードでそこまで不満はないんですが……うーん……

SEのWWAN用miniPCIeポートがmSATA対応なら迷わず行けるんですが……
キャッシュ用SSDを積んでいるモデルでもないし厳しいかなあ。

Duo11が手軽に分解できるなら,SEにSSDを挿してBIOSで確認して……なんてこともできるけど。





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