2017年12月30日土曜日

Lenovo S10e,再Linux Mint化&WPS Office導入

前回のエントリで,Linux MintからLinux Beanへ乗り換えをしたと申しましたが,あれは嘘でした。

やっぱりBeanでは色々と不便があります。


Mintの再インストールに際して,行った作業を記録しておきます。



1.ログイン画面の変更
初期設定では,ログイン画面でほぼフリーズ状態になってしまいます。
システム管理>ログイン画面
と進み,テーマを「GTK」にすることでかなりサクサクに。
GTKの他にも,HTMLタイプ以外のログイン画面なら問題ないようです。


2.フォント・カーソル・壁紙の導入
フォントはMinMix系やIPAフォントをはじめWindowsでも利用しているものを導入。システムフォントをMigMix1Pに変更。WindowsやMS Officeバンドルのフォントは規約違反となる可能性があるため気をつけたほうが良さげ。

カーソルはWindows8風のものをWebから探してきて導入

壁紙はVAIOのものを使用。2011年秋冬モデルから抜き出したものを使っています。


3.Chromiumブラウザの導入
Firefox QuantumがMint Updateで導入されますが,常用はChromiumです。解像度の小さいPCでは,Chromiumのタイトルバーを消して使用できるのがとても便利。
Firefoxはアドオンで同じことができたようですが,どうやらQuantumには対応していないようです。
なおChromeは64bit版のみのサポートとなったため,Atom N270機では使用できません。
※Chromiumの導入時,言語パッケージが自動で導入されません。自分でl10nパッケージを追加インストールする必要があります。Chromium本体同様パッケージマネージャから入手可能


4.Fcitx Mozc導入
日本語が打てないと使い物になりません。


5.プリンタドライバのインストール
ブラザー製のプリンタを使用しているので,メーカーサイトからダウンロードしたdebファイル2つをインストールするだけです。
[1]インストール順に決まりがある(逆順でインストールすると依存関係エラー)こと
[2]1つ目のパッケージのインストールが終了したら,パッケージインストーラ画面を閉じてから次のパッケージのインストールに移らないと正常にインストールできないこと
この2つのみ注意が必要です。

ちなみに,印刷まで時間がかかったりと,あまり私の環境では安定性がよくありません。


6.Libre Office 5.3とWPS Office 2016導入
さほど使う機会は無いですが,後々使いたくなる可能性も考えて導入してみました。
Mint17.3に標準搭載のLibreは5.0ですが,このバージョンはツールバーのデザイン変更ができません。広い画面で使う前提のようなUIになっており,ネットブックのような小さい画面では使いにくいです。
5.3以降からはMS Officeのようなリボン風UIや,1行ツールバーなどの画面を広く使えるオプションが(隠しオプションながら)利用できます。
当初PPAを追加して最新の5.4にしてみましたが,どうやらバグがあるようでうまく日本語パッケージが導入出来ず。Libre OfficeのWebサイトから安定版の5.3を導入しています。


LibreだけではMS Officeとの互換性に難ありということで,WPS Officeも導入しました。
WPS Officeの欠点はひとつ。日本語対応が弱いという点です。
WPSはパッケージマネージャに登録されていないので,公式Webからパッケージをダウンロードしてインストールします。
こちらも,最新版(2017年リリース版)は不具合があるので,一つ前の2016年リリース版をインストールします。(最新版では日本語の言語パッケージが正常にインストールできない)
Windows版のWPS Office(旧Kingsoft Office)と同様のスキンが適用されており,デザイン的には非常に洗練されていて使いやすいです。リボンUIの再現度も高く,MS Officeから違和感なく移行できます。
しかし,実際に日本語で文字入力をしてみるとインライン入力ができません。慣れれば何とかなりますが,あと一歩というだけに惜しい!
Fcitxで強引にインライン入力するという手もありますが,変換候補が画面端にしか出ないのでやめました。

ちなみに,LibreはMS互換よりMS代替を目指しているようで,標準のファイルフォーマットもMSとは違います。実際にMS Officeで作成したファイルの再現度も高くありません。
WPSはMSとの互換を再優先しているようで,標準フォーマットもMSと共通。UIも似ていて,ファイルの再現度もかなり高いです。
手持ちのそれなりに複雑なWordファイルを読ませてみても,改行がスペース1つ分ずれたくらいしかトラブルは出ませんでした。

家庭でしか使わない,他の人にファイルを渡したりしないなど,脱MS OfficeができるならLibreが良いですが,MS Officeも使うならインライン入力などを諦めてでもWPSが良いでしょう。


7.Wine導入
簡単なWindowsアプリケーションが利用可能になります。
Windowsアプリを使いたいならWindowsを使え!
と言いたいところですが,古いPCの活用目的でLinuxを使うならほぼ必須かと。
スペックに見合ったレトロPCゲームなんかはぼちぼち動きます。




ということで現在それなりに使用ができています。
やはりLinux Beanと比べると重いところはありますが,Xfce版を使用するか別途LXDEを導入すればだいぶ解決できそうなので,やはりしばらくはMintで行きます

2017年12月26日火曜日

最近のまとめ(Lenovo G570 OS再インストール,Lenovo S10e Linux MintからLinux Beanへ)

一足早めの年末休暇となったため,おもちゃPCを色々弄っていました。

忘備録兼誰かのお役に立てばということで


1.Lenovo G570 Windows10再インストール
きっかけはCPU温度が異常に高かったため。

結論から言うと,原因はPCを立てて使っていたためでした。

   ◆ 使用環境

私のG570は液晶を取り払っているため,モニタに繋いでミニデスクトップ的使い方をしています。

今まで普通に机の上の隅の方にぺたりと置いていたのですが,スペースの有効利用を考えて100均のディッシュスタンドに立ててみました。

これがだめで,ヒートパイプ関係かファンかエアフローか,とにかくすぐ90℃超え。

以前も立てて使用していたことがあるのですが,電源ボタンを押す関係で以前と逆向き(ヒンジ側が下になる向き)にしたのが悪かった?

   ◆ やったこと

で,立てる前からちょくちょくファンがうるさくなる事もあったため,当初立てたのが理由と気付かず。

ヒートシンクの掃除,グリスの塗り直し,メモリのチェック等々した挙句,Windowsの再インストールをしたのでした。(9月の大型アップデートが12月にようやく降ってきたもの誤解する一因となった)

G570はWindows 7から引き継ぎアプデートをしていたため,この機会にWindows 10 (1709)でクリーンインストール。

ついでにパーティションサイズ等も調整し,不要なアプリも削除し,16GBと無駄に載せていたメモリも8GBまで減らし,気持ちすっきりした感じです。

クリーンインストールでパーティション周りがスッキリするのは気持ちいいですね。

なお,ドライバは特別追加する必要はありませんでした。Windows 10の標準ドライバとWindows Update経由のドライバで特に問題なく動きます。(バッテリーの充電制限を変更したい場合は,Lenovo Energy Managementを入れる必要あり)

   ◆ WPS Officeを試した

余談ですが,MS Officeのインストールディスクが見つからず,WPS Office(旧Kingsoft Office)を一瞬入れてみました。

G570はOffice2007を登録していたので,サポート切れの旧式MS Officeを使うより最新互換Officeの方が機能や再現性の面で有利ではないか?という考えもありました。

結論としては,一長一短。
簡単な文章ならWPSでも2007でも完璧に再現されますが,色々図形や特殊効果を多用しているとWPSの再現性は多少落ちる感じです。

2007も主にワードアートの仕様変更などから2010以降のファイルの再現性は悪いですが,私の使い方だとこっちのほうがマシという感じでした。

おそらく普段使用している機能によってどちらのほうが再現性が高いかは変わって来るものと思われます。

なお,WPS Officeは日本語サイトからは有料版のみしか入手不可ですが,英語サイトからFree版の入手が可能です。(もちろんUIは英語)
(使用期間30日を超えると印刷した際にWPSのロゴマーク等が強制挿入されるとの情報もあり。重要な印刷のみOffice Onlineを使用すれば回避可能)


互換OfficeとしてはLinuxで事実上スタンダードとなっているLibre Officeもありますが,再現性操作性ともにあまり良くありませんでした。
リボンUIに慣れた者としてはUIまでかなり似せてあるWPS Officeが唯一の代替Officeかな。



2.Lenovo S10eをLinux Mint17.3からLinux Bean 12へ
とにかく動作が重かったLenovo S10eをちょっとでも実用的にしようという計画。

そこそこのスペックを持つPCならLinux MintかUbuntuがベターだとは思いますが,流石にAtom N270搭載機では……

Web閲覧はOSを変えてもどうにもならないでしょうが,MintそのもののGUIアプリのもたつきは多少解消されるかと思います。

インストール後少し使ってみた感じでは,やはりXP的な古臭さが……
でもこれが,Designed for XPのPCには向いているのでしょうね。

   ◆ Beanの特徴

標準で必要なアプリがインストール済みかつ不要なアプリが消してあります。XPの代替を想定して日本人が作ったということで,とても「わかってる」感じ。

標準ブラウザがOpera12になっているあたりやり過ぎ感はありますが,設定ウィザードから簡単に主要アプリの追加が可能になっています。ただ,仕様変更の多いアプリはウィザード経由ではうまくインストール出来ないこともあり。

ウィザードが使えるアプリに限っては,インストールしたいアプリにチェックを付けてOKボタンを押すだけなのでとても楽。

日本語入力も標準でuim-Anthyが入っている他,ウィザードからiBus-Mozcがインストール可能です。

S10eはメモリ1.5GBにしてあるので,メモリ面ではかなり余裕あり。多少重いアプリも問題なく入れられそうです。

   ◆ 個人的には,やっぱりMintが好き!

デザイン面,最新であること,使いやすさ,色々考えるとやはり動くPCにはMintを入れたいと思いました。

C2Dくらいのスペックになれば,十分Mint with Cinnamonが動くでしょうし,あえてこれより軽量なLinuxを選ぶ理由もない感じです。

一方で,最新のディストリビューションである限り,軽量化には限界があるように思います。

古いPCを使うのであれば,ある程度古いOSを使わざるを得ないということでしょうか……


2017年12月21日木曜日

DCP-J968N しばらく使ってみって。

衝動買いのDCPーJ968N。

以前からブラザー機はよく使用していたのでその特性はわかっているつもりですが,しばらく使ってみての感想をまとめてみたいと思います。


●年賀状
PCで作成したものを印刷しました。本体側やスマホアプリなどの機能は使用していないので,純粋な画質勝負です。

結論からいうと,ブラザーが最適です!

画質設定は純正ドライバでインクジェットはがき用のおまかせ設定で行いました。
写真も入れましたが,キヤノンで印刷していたときと違いはわからず。

光沢紙だと違いが出るのではないかと思いますが,インクジェットはがきで年賀状なら全く問題ないと判断できました。

4色インクでこれだけできるなら,絶対ブラザーが良い!
※100枚近く印刷しましたが,トラブル無く最後まで印刷できました。


ただ,欠点もあります。
2段給紙トレイの上部,はがき・写真用トレイで給紙すると,印刷されたはがきが取り出しにくくなります。
そもそも,はがき・L判写真専用のトレイが4色インク機に要るのか…?
せめてB5対応してくれれば……


余談:キヤノン機は実家でプラグを抜いて保管,ほぼ年一動作のためか,インクづまりが酷く……クリーニングで1セットインクを使い切るのもよくある話。
クリーニングせずに使えばノズル詰まりの横縞が入るのは当たり前な感じでした……
ブラザーは自動クリーニング機能がついていますので,コンセントに挿していれば毎日昼間に勝手にクリーニングが始まります。
うるさい・インクがもったいない・邪魔だからしまっておく等の理由でコンセントから外さないようにすることをおすすめします。


●コピー
ADF付きで,20枚まで一度に自動スキャンができるのがブラザーの特徴。他メーカーにはないオンリーワンの機能ですが,画質が悪いことでも定評が……

高画質でコピー・取り込みがしたいなら他メーカーを!

純粋に画質はよくありません。

モノクロ印刷したドキュメントをモノクロコピーすると,色がかなり薄くなります。
近くで見ると黒と白のまだら模様になっていることが分かり,これがインク節約のためなのかスキャン画質のためなのかはいまいちはっきりしない感じです。

コピー画質を高画質にすれば,特に気にならない品質にはなります。時間はかかりますが,ADFのお陰で多少は相殺できる?


ちなみに,ADFはすごく便利。家庭で何枚も重ねてコピーすることは少ないですが,仮に1枚だけのコピーでも地味に便利です。






文書印刷メインならブラザーで正解!

コピーも高画質設定なら問題無して,コピー用紙に文書やイラストを印刷する用途なら最適なメーカーです。
一方,デジカメやスマホの写真を専用用紙に印刷するのには向きません。そういった場合はエプソン等のメーカーが良いように思いますが,頻度によってはコンビニやキタムラ等の写真屋さんで印刷したほうが安上がりです。

写真が趣味とか,子どもの写真を頻繁に印刷したりとかでもない限り,ブラザーが最適なんじゃないかな~

2017年12月10日日曜日

ブラザーの複合機DCP-J968N-W購入~互換インクはどうするか?

現在所有しているDCP-535CNが古くなっているので新しいプリンタを入手しました。
(新しいと言っても型落ちの処分品ですが……)

DCP-J968N。画像は公式より



デザインが大きく変わり,エプソン的な四角い筐体に。最近はキヤノンも含め近いデザインのものが増えています。コンパクトを追求すると似てくるんでしょうね~


現在日本国内ではキヤノン・エプソンのツートップ,一歩引いてブラザーの3メーカーが比較対象になる状況です。ブラザーは他2メーカーと比べるとドキュメント寄り。一方でエプソンは写真・ポスター寄り。キヤノンはどちらかと言えば写真寄りな作りになっています。


ブラザーの最大の特徴は何と言っても4色インク。
他メーカーが写真などの画質向上のため6色インクを採用する中,今では貴重な存在です。

やはり光沢紙に写真印刷などすれば差はありますが,ドキュメントや年賀状程度なら4色インクの方が管理が手軽で便利です。


もう一点,ADF(自動原稿送り装置)が付いているのも嬉しい。原稿を差し込むだけでスキャン可能なのは,1枚しかスキャンしないときでも便利。



インクをどうするか?
プリンタを使う上で最も重要なのがインク。きっちり純正を使っていれば,本体の値段なんてすぐ超えるくらい出費が。

インクジェットはその性質上使っていなくてもクリーニングでインクは減っていくし,コンセントから抜いて長期保管なんてしようものなら使い始めのクリーニングでカートリッジ1個分消費なんてこともあります。

ガンガン使う場合でも,たまにしか使わない場合でも,やはり純正インクを使い続けるのは……



そこで活躍するのが互換インク。社外品のインクを使用してコストを下げようというわけです。
もちろんメーカーは推奨していませんし,印刷品質も落ちるのでデメリットをよく理解した上で使う必要があります。



以前使用していたインク
以前はダイソーの100円詰め替えボトルを使用。DCP-535CNが古い機種ということ,ドキュメント印刷がメイン,ちょっと確認してすぐ捨てることが多い,などの理由からチョイスしていました。

良いところは何と言ってもコストパフォーマンスで,100円でカートリッジ4~5回くらい詰め替えれてしまいます。

詰替えもブラザーは圧倒的に楽で,慣れればほとんど手を汚すこともなくなります。その上何回でも同じカートリッジに詰め替えられる。


悪いところは低すぎる品質。カラーは色合いが大きく変わり,薄くくすんだような色。更に,光に弱く退色が激しい。黒に至っては純正が顔料なのに対し詰替えは染料。よって,高品質モードで印刷しないと文字がにじみます。

このインク,おそらくメーカー別に分けて売っているのは詰替え方法の違いのためで,インク自体はすべて共通と思われます。エプソンのようなもともと黒も染料インクのものは問題ないかもしれませんが,ブラザーやキヤノンのような”モノクロで活字印刷をする時などに顔料インクを使う”プリンタは要注意。



新しく購入したインク
サンワサプライのLC211用詰替えインクを購入しました。
当然ダイソーより高いが高品質。

何と言っても,チップリセッタなどがすべてセットになっているのが良いです。
以前のブラザー製インクは直接水位を見て残量判定していましたが,現在は他メーカー同様ICチップで管理。
その為,インク注入後はICチップの情報を書き換える必要があります。
ダイソーにもエプソン用のリセッタなどはおいていたような記憶もありますが……


カラーの品質はまだ純正を使い切っていないので比較できませんが,ブラックに関してはきっちり顔料インクなので滲んだりすることはないと思います。




というわけで,ストックしているダイソーインクを旧プリンタで使いつつ,新プリンタは純正を使い切り次第サンワサプライで詰め替えです。



機会があれば,各インクの画質差なんかを調べてみたいですね。

2017年11月2日木曜日

プレピーの軸,クリア化

200円万年筆のプラチナ「プレピー」

200円の割に実用に耐えるかき心地で,インク色別に複数本持ってる人もいるのではないでしょうか。

非公式ながら,空きカートリッジにスポイトで,様々なボトルインクを試すのにも最適です。
(公式曰く,1年使わなくてもインクが乾かない)

しかーし!

最大の欠点がクリア軸に施されたダサい印刷

バーコードや値段などが直接プリントされています。ボールペンですらほとんどがシールになっているのに……


ということで,消してみました。


一番上が完全クリア化
2番目3番目が「preppy」ロゴ側のみ残し,バーコード側をクリアにした状態。
2番目の方がクリア側から見たもので,3番目がロゴ側から見たもの。



はじめ完全クリアにしてみましたが,内部が八角形のためそれほどきれいに見えず,ロゴが一切ないのも逆に安っぽいかと思い,以降ロゴ側は残すことに。
(全面削るのがつかれるというのもある。と言うかこっちのほうが主な理由かも)


やっぱり,バーコードや長ったらしい注意書きは万年筆に合いませんね。
スッキリしていい感じになりました。



さて,肝心の消し方ですが


ピカールでひたすら磨く!

これだけ。

ピカールというのは
↓こういうもの


金属やプラスチックを磨いてピカピカにできる液体コンパウンドです。

CDやDVDの読み込み不良解消,自動車ボディの細かいキズ消し,その他様々なキズ消し汚れ取りに1本あると重宝します。

紙やすり後にピカールという方法もありますが,今回はピカールのみで磨けばOK

捨てる予定のシャツなどを適度な大きさに切って,軽くピカールを付けて力を入れてひたすらこすりましょう。

丸く細いのではじめは難しいですが,コツを掴めば面白いように消えていきます。


何本も消すのは流石にしんどいですが,お気に入りの数本だけでもぜひ,お試しあれ。

2017年10月8日日曜日

ソニー XBA-C10

前回のエントリーでMDR-EX250について書きましたが,同時にこれも買っていました。



すでにXBA-10を持っていたこと,3000円とそこまで安売りでもなかったことから購入をためらいましたが,生産完了品なので一応確保してみることになりました。


C10はXBAシリーズの最安モデルかつ初期モデルで,XBA-10よりは後発であるものの,モデルチェンジすること無く長らく販売されていました。

3000円台で買えるBA型として有名ですが,音的にはBAの特徴は抑えめです。



メインでバンバン使っているXBA-10は,ソニーのXBAシリーズ初期ラインナップのエントリーモデルで,フルレンジドライバーを1基のみ搭載しています。デザインなどはXBA-20等の上位モデルと共通。音はXBAらしく,きれいで透き通った音だが低音が薄い感じ。女声ボーカルなんかが特にきれいに聞こえる感じです。

また,単純に分解能も価格並みに良くて,楽器の音が混ざらずはっきり聞き取れます。


一方のC10もフルレンジドライバー1基搭載ですが,上記シリーズからは外れた位置づけで,デザインも異なります。

音はXBA-10に比べると低音が出る代わりXBAらしい澄んだ感じは控えめ。分解能もXBA-10よりは落ちるような印象です。

音の特徴が違うので単純比較はできないものの,グレードは値段分きっちり落ちている感じです。

良くも悪くもXBAらしさは控えめなので,入門としては良いかも。


ちなみに,イヤホン本体のサイズはXBA-10がその辺の耳栓と変わらないくらいで圧倒的に小さい。C10は少し大きくなる(耳から飛び出る部分はC10の方が気持ち少ないかも)が,それでも一般的なダイナミック型と比べるとかなり小型。もしダイナミックでこのサイズなら,それこそ1000円クラスの音しか出せないんじゃないかというサイズ。


したがって,寝転んで使うときなどには非常におすすめです。
うっかり耳に入れたまま寝てしまって怪我などしないように気をつけましょう~


ソニー MDR-EX250AP

処分価格1000円で購入。ブラックはちょっとグレーよりの色合い。


スマホ用マイク付きのイヤホンです。
ちょっと前にエレコムの,コンビニなんかでよく売っているもの(本体に刻印ないため型番不明)を,これも処分価格の1000円で買っていました。エレコムなんて買わなきゃよかった。



エレコムのマイク付きイヤホンは,1000円で妥当という音。楽器の音がかなり混ざり合い聞き取りにくいです。

あくまでハンズフリー通話がメインじゃないと厳しい感じ。



一方,今回購入したEX250は,音楽のリスニングにも耐えられるくらいの出来にはなっているように感じます。


3000円~5000円くらいのイヤホン的な,妥当なクリア感です。EX250のあとにエレコムを使うと,音が潰れているのが明らかにわかるくらいには差があります。


低音が結構出るので,再生機器側で低音ブーストしてるとちょっとくどいかもしれません。


一応,エレコムが優れている点としては,イヤホン側にアナログ式ボリュームコントロールが付いています。

EX250はXperia等で専用ソフトを入れればボリュームコントロールもできるようですが,ボタン一つを使って長押しとか2回押しとかで操作する感じになるようで,使い勝手は微妙なところです。


[S10e]Linuxでもネットプックはキツかった

OSなし1500円のLenovo S10e。

Linux Mint 17.3 MATEをインストールして使えていますが……




OSが軽くなってもWebは軽くならない!




これ,結構重要なんです。

ネットブック全盛期頃でも画像モリモリなサイトが多々有りましたが,現在では動的コンテンツがかなり増えました。

起動が早くても,GUI操作がスムーズでも,ネットは厳しいんです。

これはどんなブラウザを使っても,どんなOSを使っても変わらないんです。




というわけで,ネットブックをネットメインで使うのは実質不可能でした。

サブ的にネットを見ることはできるのと,OS自体は軽快に動くため,用途を考えれば活用できるという感じです。


簡単なWindowsアプリや同等のLinuxアプリ,快適なキーボードが使えるのはタブレットなどにはないメリットですね。




2017年9月28日木曜日

1500円PCことLenovo S10eの内蔵HDDが復活する

代替処理保留中のセクタが300以上存在し,購入した際にブートローダーが破損した形跡のあったHDD





とりあえず復活しました





ブートローダー破損からてっきり望み薄だと考えていたのですが,S.M.A.R.Tによると電源投入回数も使用時間も少なく,結構若い状態のHDDということが分かっていました。


また,処理済みでなく保留中ということから,復活の可能性も十分あると踏んで保留セクタの生死判定をしてみました。




代替処理保留中というのは,その名の通り代替処理をするかどうか判定中という状態。

何かしら読み書きでエラーのあったと思われるセクタに対し,次回アクセスした際に正常に扱えるかどうかで破損扱いにするかどうかを判定します。

セクタが破損しているとみなされると,該当セクタの使用が停止され,代わりに予備のセクタが使われるようになります。

これが破損したセクタの代替処理です。


一般的に,一つでも代替処理済みのセクタが発生すると,そのHDDは寿命とみなされます。




代替処理保留中のセクタを生死判定するには,HDD全体をデータで埋めて,すべてのセクタに一通りアクセスしてみるのが手軽な方法です。

まず,念のためエラーチェックとフォーマットをWindows標準機能を用いて行います。どちらもクイックでは行わず,たっぷりと時間を掛けて行います。

次に,数GBの大きなデータをHDDに目一杯コピーします。

厳密にはすべてのセクタにアクセスすることはできませんが,これで大概うまくいきます。



一通り処理後,ドキドキしながらS.M.A.R.Tを見てみると……

無事,保留中のセクタも処理済みのセクタも0になっていました。



ブートローダーの破損は,Linuxを削除したり,OSのデュアルブートでやらかしたりしたのが原因かも?

ただ,前オーナーから詳しい話を聞いたわけでもないし,またすぐ不具合が出る可能性も0では無いです。
重要データの保管は避けて,しばらく様子見しながら使ってみようと思います。






これでまた埃をかぶっているHDDが増えました……


現在2軍にいるのは
320GBが2台
250GBが1台
160GBが1台
120GBが1台
80GBが1台

下の方は最近のSDカードより容量少ないです。

320GBは録画用やサブPCで利用中
容量もまあまあで,そこそこ年寄り気味ですがまだまだ現役

80GBは容量こそ少ないものの若いHDDなので,容量を必要としないS10eで使用中


今回復活した160GBは,様子見がいるものの若いHDDで使いみちはできそう。


問題は250GBと120GBです。
どちらも1軍時代にハードな扱われ方をしていて,特に250GBは電源投入回数がえらいことになっています。

録画用HDDがテレビに連動してハードに扱われる傾向にあるので,250GBを録画用にしようかな。
観ては消す方式だし,PS3で録画できないBSくらいしか録らないから容量も問題なさそうなんだようね。
ただ,320GBに溜まってる番組を全部消化しないといけない……




その後
BRAVIAの録画データは直接HDD同士でコピー可能なことが判明。
メモリースティック時代と同じで,メディアではなくデータにプロテクトがかかっているっぽいです。
つまり,保存しておきたいデータをPCにバックアップしたりもできるということらしい。
HDD→PC→BDという果てしない手間はかかるが,理論上BDに焼くこともできる!?

で,コピーしようかと念のためSMARTを再確認してみたところ……現在録画用の320GBが電源投入回数4000回突破で一番お年寄りなことが判明。使用時間も250GBとかと大差ない。
ちなみに,250GBと120GBはどちらも電源投入回数2000回台で,使用時間が15000時間とちょっと長め。でも大事なのは投入回数の方だしね。


1500円PCについてきた160GBは,投入回数1500回程度,使用時間1000時間未満でした。ネットブックらしい使われ方。


2017年9月25日月曜日

Lenovo S10e しばらく使ってみて

1500円でやってきたLenovo S10e
OSをLinux Mint 17.3 MATEにしてみたり,メモリを1.5GBにしてみたり,Wi-Fiを5GHz対応にしてみたり……

いろいろいじってみましたが,現段階での感想を少しまとめてみます。



まず購入後換装したパーツ類についてです。
メモリはLinuxで使う限りは1GBでも足ります。Windowsで使う分には1.5GBでもしんどいです。2GBは必須です。
DDR2メモリのため&512MBのオンボードメモリが乗っているため,1.5GBに増設するのは安く済みますが,2GBにするにはそれなりにコストがかかります。世代的にDDR2のノート用2GBメモリは,流通が少ないためです。

プロセッサの性能的にも,Linuxで使うのが前提のPCになると思います。





Wi-Fiカードですが,やっぱり元のb/gカードでいいような感じです。
混信だけが心配ですが,速度的には問題になりません。
それより,高性能カードの発熱や消費電力が問題になりそうです。




OSについては,上で述べたようにLinuxの軽量〜ミドル級のディストリビューションがいいようです。
軽量OSというと,LubuntuやMint Xfce版のようなものが候補に上がりがちですが,個人的にはMintのメインストリームかつミドル級であるMint MATE版がベストと感じました。


Puppyなど更に軽量となるOSも多いですが,ユーザー数や対応アプリの関係からもよほど用途を限らない限りはおすすめしにくいです。

そして,Webだけに用途を絞るならばChromium OSでもいいのかなと思います。


一応,Mint MATE上でChromiumとLibre Officeはぼちぼち動いています。
Wine経由でのWindowsアプリも,軽いものなら動きそうです。





思ったよりバッテリー持ちがよく,劣化率50%の中古バッテリーでも2時間近くWebで作業ができるのは驚きです。
これで1500円なわけですから,個人取引はよく探せば本当にいい掘り出し物に出会えます。


2017年9月24日日曜日

S10eのWi-Fiを5GHz対応にしてみた

個人取引の中古,それもジャンク品ということで恒例の分解清掃をしてみました。

開けてびっくり,ファンに誇りは一切なく,とても綺麗。外観はかなり汚れていたので,ちょっとふしぎ。


Lenovoの場合公式で分解手順が示されているので,安心して分解ができます。
この機種はヒートシンクとCPUファンの密着が甘いらしく,加工してやるとかなりファンが静かになるそうです。が,とりあえずAtomプロセッサなのでそのまま放置。

代わりに,無線LANカードを手持ちのものと交換してみました。


S10eはWi-FiとBluetoothの両対応ですが,BluetoothはWi-Fiとは別実装になっています。
そのため,Wi-Fiだけを簡単に交換することができるわけです。


今回は手持ちにあったdynabook NXE(大学生協モデル)から剥ぎ取ったカードを使用します。
元のスペックはb/gのみ対応。2.4GHzのnにすら対応していないのですが,本体スペックとの兼ね合いでそこまで不便もありません。


交換したカードはb/g/a対応に加え,ドラフト版ながらnにも対応。
5GHz帯が使えるため,混信の減少が期待できます。



載せ替えてみた結果ですが,特に問題なく認識され,5GHz帯にも正常につながりました。
唯一気になるのは発熱で,パームレスト部分がかなり熱くなります。
消費電力も上がっている可能性が高く,これなら交換しなくても良かったかな?


そういえば,NXEも無線カード直下に吸気口があるのでした。

2.4GHzで使えば発熱はないのかな?
また検証してみます。

2017年9月23日土曜日

S10e 雑感

ジャンク1500円で手に入ったACアダプタ・メモリ・HDD付きOS無し完動品のS10e。

割り切った買い物だったので特に不満というわけでもないのですが、使う上での我慢ポイントを上げてみたいと思います。



・液晶がだめ
ネットブック全般で液晶は我慢ポイントですが、これは特にひどいです。
縦解像度が600pxないため、ウィンドウの「OK」ボタンが見きれて押せない時などがあります。
外部モニタにつなげば一応操作できるようにはなりますが……

また、液晶の視野角が非常に狭い。とにかく狭い。これはG560やG570とも共通の安液晶の宿命なのだが、画面サイズが小さいためよりシビアに感じる。

さらにおまけで、大きめのバッテリーが邪魔になるためか液晶が全然開かない。ちょっと膝においてタイピングしようと思うと、開かない+狭視野角でまともに見れたもんじゃない。目が疲れる。



・キーボードのくせがすごい
当時としては頑張ったであろうキーボードは、VAIO Duo11などの小さめのキーボードと比べると十分タイピングしやすいです。ちょっと窮屈ながらも我慢できるレベル。

問題なのは半角/全角の位置。Escキーの右にあるため、かなり押し間違います。
また、これはあまり影響無いですが、F11とF12が同一のキーで、Fnキーとの同時押しで使い分ける方式です。

時期的にアイソレーションでないのはしかたないですが、タイプ感がそこまで悪くないだけにちょっと残念。



・どう頑張っても初代Atom
悪名だかき頃のAtomです。当時ですら阿鼻叫喚だったのに、現代のWebコンテンツにまともに耐えられる訳ありません。
一応Play Musicとか、Radikoとか、SD画質のYoutubeとか、ぼちぼちは使えます。同時に色々こなしたりは当然無理だし、操作もワンテンポ遅れがち。ただ、これは想定内かな。



・使い道次第で活躍できそう
画面やCPUの制約がきついものの、とりあえずLinux Mint MATE版はそこそこ動かすことができています。
Webもそこそこ見ることができています。
今のブログ執筆もそうですが、使い道をしっかり考えれば十分活躍できるように感じました。

SSDなんかを乗せるとレスポンスの向上と雑な扱いへの耐性UPでされに使い道が生まれそうですが……


処分とかで60GBくらいのSSDが1000円ちょっとくらいになってないかな……




というわけで、次回以降LinuxでS10eを使うことをテーマに投稿していきたいと思います。
巷ではWi-Fiが特殊で認識されないとかいう声もありますが、全然普通に使えてますよー!

懐かしのネットブック、Lenovo S10eを入手→使える状態になりました

ネットブック



なつかしい〜

その後ウルトラブックだの2in1だの、モバイルPCの進化は一気に進むこととなりました。
しかし、手軽に持ち出せる小型PCが普及したのはこのネットブックが出発点のようにも思えます。


そんなネットブックですが、全機種共通の特徴として
・安い
・小さい
・CPUが貧弱
・液晶解像度が低い

などの特徴があります。特に初期のシングルコアAtom搭載機では、今どきのネットを見るのも厳しいくらい。

こんなネットブックですが、Lenovo ideapadブランドのS10eが某フリマアプリでコミコミ1500円だったため衝動買い。


ジャンク品としての出品で、症状はBIOSロゴ表示後、英文のエラーメッセージが出て起動できないということでした。

商品画像から、Linuxをインストール後何らかの理由でブートローダーが破損していることがわかったため、簡単に直りそうだと考え購入。

届いてみると、予想通り本体には何ら不具合無く、あっさりLinuxの動作が確認できました。



はじめはデュアルブートにしていたLinuxを削除したため、Windowsも起動できなくなったのかと思っていましが、どうやらWindows完全削除後にLinuxを入れ、その後HDDの不具合でブートできなくなったよう。HDDのS.M.A.R.Tによると、代替処理保留中のセクタが300くらいありました。これはもう死んだHDDも同然。

手持ちにあった80GBの富士通製HDDを入れ、メモリも1.5GBに増設し、Linux Mint 17.3 MATEのインストールが出来ました。

初代Atomのしんどさはありますが、書物やSD画質の動画サイト位は耐えられます。
Flashゲームは、リッチなものは少ししんどいですが、画質調整などで何とか遊べるレベル。
解像度もかなり小さく(縦が600ない!)いろいろ工夫は必要ながら、1500円は破格でした。


IBMロゴの入った他機種用と思われるACアダプタもセットで、バッテリーも50%程度の容量は残っており、筐体は汚れがひどいものの総じていい買い物になりました。


今後、このS10eのことについても少しずつ記事を足しておいこうと思います。


お約束の……この記事もS10eで書いてみました。
では、続きは別の記事で。


2017年8月19日土曜日

電子タバコFLEVOを買ってみる

DMMが販売する電子タバコ、FLEVOが気になったので試してみました。
取り扱いは主にネット。複数の販路がありますが、おすすめは楽天ブックス経由です。
明日らく対応で送料も無料。



今回は紙巻きそっくりなホワイトを購入。
サイズ的も最も紙巻きに近いガジェットって感じです。
以下、いくつかの項目に分けてレビューしていきます。

※筆者タバコ歴1本(笑)
大学時代に貰って吸った1mgメンソールのみです。




●フレーバー
スターターキットにはタバコフレーバーとメンソールがついてきます。タバコフレーバーの方ははじめから本体に取り付けられていて、吸い込み口のキャップをはずせばすぐに吸えます。

[タバコフレーバー]
キャラメルマキアートみたいな感じ。ミルク感のある甘味のあと、少し焦げたような苦味が来ます。はじめは甘味が気になるものの、後味はちゃんと苦め。何故か連続して吸うと甘みがぐっと薄くなる。


[メンソール]
爽快感は控えめながらタバコフレーバー同様後味が苦めで、ちゃんと「タバコのメンソール」な感じ。
多目に吸い込むと舌や喉にピリッとした刺激があるので、0mgの物足りなさもちょっとは紛れるかも。
一応、喫煙者からの人気は一番高いっぽいです。



どちらのフレーバーもそれほど味が濃いわけでもなく,多めにしっかり吸えば一応,って感じ。
禁煙グッズとして考えるなら,棒付き飴の棒を舐めるよりはマシって感じで。喫煙者でないなら,面白いガジェットって感じで。


●煙
普通のタバコと同じか気持ち少ないくらい。でもちゃんと出る。



●使い勝手
バッテリーは約200吸い分、カートリッジは約250吸い分なので、ほどほどに吸ってれば1日バッテリーはもつ。
カートリッジの交換時期を知る手段はないので、常に1つはスペアを持ち歩きたい。
ほどほど以上に吸う人は充電器を持ち歩くより,もう一つスターターキットを。値段安いので気軽に買えるのは◎。

ケースについては,本体2本とカートリッジ1つと充電器が持ち運べる公式ケースが出ている。ただしスターターキットより高い。買う気は起きない。かと言ってむき出しで持ち運ぶわけにも行かず。
1本だけ持ち歩くなら100均のはんこケースがいいらしいです。私はダイソーのタバコケースを使っています。段ボールをいいかんじに折って詰めれば、純正同様の機能が!



●コストパフォーマンス
ライバルはJTのC-Tec DUO。
C-Tecは本体がFLEVOの2倍(さらにカートリッジは1つのみ添付)だが,カートリッジが2000吸い分2000円(FLEVOは1250吸い分1600円)と割安。
また,C-TecはニコチンありのPloom TECHと互換ありらしい。

禁煙用途や,ガッツリ吸うならC-Tec,試しに手を出すならFLEVOというのが一般的か。
ただ,本体部分の故障・破損・紛失・寿命などのことも考えると,スターターキットが安いFLEVOが場合によってはランニングコストに優れることになるかもしれない。

<裏技>
以下非推奨。やるなら自己責任で。
Ploom TECHでよくやられているようですが、FLEVOでもカートリッジの再生(詰め替え)ができます。万年筆のカートリッジにボトルインク入れるみたいなイメージでいいです。
FLEVOはかなり詰め替えが簡単で、ペンの先などを使って吸い口のキャップを外し、中のコットンにリキッドを垂らすだけ。注射器などなくても簡単に補充できます。
何となくコットンに染み込みにくくなるまで補充し、その後は吸い口のキャップを戻して数分放置。これで再生完了。
何回も再生すると、だんだん熱が発生しにくくなり、煙の減少や味の苦味が増すなど劣化が現れます。不味くなったら新しいカートリッジに交換で。

私はAmazonで100mL入って2500円のXLメンソールを補充していますが、素の状態よりメンソールが強く、煙も気持ち多く、かなり吸いごたえが増しました。
これでランニングコストを気にせずガンガン吸えます。






2017年3月12日日曜日

Core i5はやっぱり良い! Celeronを窓から投げ捨てよう

Celeron B800からCore i5 2520MにクラスチェンジしたLenovo G570

しばらく使ってみましたが,もう完全に別PCです。


●Celeronではネットもままならない
B800というと,2011年発売第2世代Coreシリーズの,デュアルコアで最低スペックのCPUです。

当時はCeleronもついにデュアルコアだ!ってことでそれなりに使えるだろうと思っていましたが,Webアプリが増えてきた現代ではブラウジングもままならない有様でした。

特にGoogle Play Musicでの差は歴然で,左側のメニューを開くときにCeleronでは引っかかりまくってたのがなくなりました。あらゆるアニメーションがヌルヌル動きます。


デュアルコア最低ランクからi5でも上位の型番に変更したので当然ではありますが,やはりこれほどまでに差があったかと驚きでした。



ちなみに,2520Mは本体3500円程度ですが送料が700円かかっています。

これなら初代i3で動いているG560もi5にしとけばよかったかと少し後悔。

初代シリーズはi5でも2000円くらいで買えます。まとめ買いすれば送料安く済んだのになあ。

G560は無駄にSSD化してあるため,ボトルネックは完全にCPUです。

Coreシリーズも初代と2代目で性能差がでかいんだよなあ。

2017年3月7日火曜日

不死身のLenovo G570,i5選手になる

来るとこまできたかって感じで。


当ブログでも度々登場するLenovo G570。もともとは液晶の割れたG560の代わりに,間に合わせでとCeleronモデルを購入して使っていました。

後にヒンジの破損やCeleronが厳しくなってきた事もあって,液晶はじめパーツの多くをG560に提供し,G570は見るも無残な姿で一応動く状態でした。


液晶もキーボードも光学ドライブも剥ぎ取られてしまったため,NUCみたいなミニデスクトップ状態で使っていましたが,いつの間にか使用頻度がメインのVAIO SEを上回ることに。もうどちらがメインでどちらがサブかわからない状態でした。


ということで,ついにCPUのグレードアップを図るのでした。


●換装前
Celeron B800
1.5GHz
2コア2スレッド


●換装後
i5-2520M
2.5GHz
2コア4スレッド



もちろん細かいところでもCeleronで省かれていた機能は多いのですが,一番目につくのはクロックの差。

最近のCPUはクロック数が全てではないですが,それでもこの違いはあまりにも大きい。


CPUパワーが必要になるRGB-USBアダプタの安定性が段違いで,アダプタ側のモニタで動画を流してもPCが重くなることがなくなりました。

ターボブーストも効くので,高負荷時の差は更に開きそうです。


というわけで,もう完全に別PCと化したG570。メモリも16GBなので,あとはSSDを入れれば完璧です。流石にそこまではしませんが……

今回のCPUは送料込みで4000円を少しオーバーしたくらい。もう少しスペックを落とせば3000円ちょいにもできましたが,コストパフォーマンス的に一番良さそうな2520Mになりました。

5年前のCPUとはいえ,4000円でCeleronがi5になると思えば安い安い。


問題は,あまったB800かな。Sandy Bridge世代で最低スペックなので,他のPCに使いまわすこともできない。メモリのように複数使うこともできず,HDDのようにすぐ壊れるわけでもないCPU。大した金額で売れそうにもないし,なんとか活用できないものか……

2017年3月4日土曜日

LAMY nexx + EF nib


岡山ではおなじみの地域チェーン文具屋のうさぎやにて購入。4割引きなのでそこら辺の並行輸入品より安いくらいの値段。

在庫処分コーナーで3本もの買っていたため購入したものの,その真っ赤なプラスチックキャップがさほど気に入らず,2000円ちょいならまあいいか,くらいのノリでした。

ところが,この万年筆,キャップ以外はとても良い!

まずボディ。アルミボディで剛性感があるうえ,プラスチック軸のサファリとくらべてもかなり高級感はあります。本体もグリップ付近は太く丸く握りやすい形状,後部は細く三角形のスッキリした印象と,持ちやすさとデザイン性を両立。

そしてラバーグリップ。これがすごく良い。サファリでおなじみの三角軸ながら,サファリよりは太めで持ち心地が良い。そして何よりラバーなので手触りがよく,滑らないので長時間の筆記でも疲れない。

重量バランスも同じアルミボディのアルスターより低重心で書きやすい。
本当,キャップさえかっこよければ……と思います。



現在,自宅での筆記はメインがこのnexxです。
インクは余りに余っているLAMYのブルーカートリッジを差していますが,最近ペリカンのロイヤルブルーを買ったため,今のカーリッジがなくなり次第そちらに切り替える予定。
コンバーターはサファリタイプが使えるようなので,以前まとめ買いして眠らせていたものが活躍しそうです。


ちなみに,このnexxはAニブという左利きでも書きやすいペン先になっています。
そのままでも良いのですが,少し線が太いため,余っていたEFニブをはめて使っています。

2017年2月23日木曜日

富士フイルム Ni-MH充電器 BC-NH

過去記事
メモ書きと自己満足(含利潤追求): BC-CS2は意外と使える?
http://44ani84.blogspot.jp/2017/02/bc-cs2.html

でも取り上げた富士フイルムのデジカメ付属Ni-MH充電器,BC-NH。結局買ってしまいました。216円。


さて,写真では小さく見にくいですが,この充電器にはCHARGEランプがありません。

では電池スロット右上のランプは何かというと……



POWER



パワーです。パワー。コンセントに指した瞬間から点灯します。電池をセットすると気持ち明るくなります。ですが,充電状況によってランプの明るさが変わったりといったことはなさそうです。



こんな調子なので,おそらく安全タイマーも無いのではないかと思われます。
ちなみに出力は130mAhで,単3のみセット可能。



見た目はソニーのサイバーショット付属シリーズと似ていますが,こちらはメガネケーブルではなくコンセント直差し。







というわけで,予想通り100円充電器と変わらないレベルでした。



一応内部のはんだ付けなどは100均より良いものと思われますし,スイッチング電源を採用しているためか本体も軽いです。ただ,肝心の安全タイマーは非搭載で,充電ランプについては100均の方が接触不良を検知できるだけマシです。



色々残念な感じの充電器ですが,100均のもの同様使いみちはたまーにありそうです。







P.S. 
サイバーショット付属の13時間充電器,BC-CS1がもう1台出てたので,うっかり確保してしまいました。CS2ならまだしも……こうしてガラクタが増えていくのだ。

2017年2月16日木曜日

ソニーのNi-MH充電器 BCG-34HRME

ここ最近立て続けに充電器が増えています。今度はハイエンド。
液晶モニタ付き。




かなり前から廃盤となっている液晶モニタ付きのモデルです。スペック上は液晶無しでちょっと前に生産完了になったBCG-34HREと同様。


ライバルはパナソニックの現行機種,BQ-CC55になるでしょうか。


今回はネットの個人取引にて購入。キャンペーンで貰った300円の割引きクーポンもあり,450円ほどで手に入りました。




●充電能力
上にも書いたように,液晶なしのハイエンドモデル同様。2000mAhクラスを2時間で満充電(3本以上充電時は4時間)できるスペックで,一般的なハイエンド急速充電器です。

BQ-CC55は1.5時間で充電できますので,充電時間的には少々劣ります。




●液晶モニタ
液晶と言っても,一昔前のタイプです。

手に入る情報は,
 現在のモード(充電or放電)
 電池の解析中
 電池の個別充電状況(4段階)
 充電エラー

といった程度で,BQ-CC55のLEDでもほぼ同様の情報が入手可能です。

3色のカラーLEDで通知されるよりは,いくらか見てわかりやすいというのがメリットでしょうか。

なお,バックライトは通常は消灯しており,電池を検出すると自動で点灯します。そして,充電が終了するとまた消灯します。




●良いところ
実は,この充電器が優れている本当の理由は液晶がついているからではありません。

この充電器,コンセント直挿しでなく,メガネケーブルを利用した接続なのです。

本当にコンセントに直接挿して使うのならまだしも,テーブルタップなどで使用する場合は直挿しタイプは少々困ります。

こちらは机上で充電する場合など,取り回しがとても楽です。



●おまけ
ちなみにこの充電器,本体に製造年月の刻印は見つかりませんでした。
ただ,本体カバーのロゴからそれなりに古いタイプであることがわかります。

旧サイクルエナジーロゴが見える




一応,現行サイクルエナジーロゴのものもあるのですが,販売期間が短いためそれなりにレア製品のようです。

そもそもソニーのNi-MH自体が,充電池市場ではマイナーですからね。加えて,新ロゴになって以降Li-ionの普及でNi-MH自体どんどん下火に……


それでも,充電時間が少し長い以外は現行のパナソニックBQ-CC55に引けを取らない性能。難ならリフレッシュも可能です。

エネループですらメモリー効果や不活性化と完全に無縁ではありませんから,リフレッシュ可能な充電器は1台あれば重宝します。


BQ-CC55を買っても,卓上充電器としてかなり活躍しそうな本機。たったの450円で手に入るとは。

いい時代になったものです。

2017年2月14日火曜日

パナソニックNi-MH充電器 BQ-CC10

単品販売は無し。エボルタeとのセットのみ

またしても新しい充電器がやってきました。
タイマー式のエボルタe専用充電器です。

状態はなかなか悪いですが,ケースに傷や汚れが多いのみで液漏れ跡等はありませんでした。お約束の200円。


●スペック
単3 120mA
単4 75mA
タイマー10時間


タイマーが10時間のため,実際に適合する電池は単3でmin.950mAhクラス,単4でmin.550mAhクラスになります。
手持ちの単4エボルタeは650mAhですが,結構時間がカツカツなのでちゃんとフル充電されるのか不安になったりします。

一方で,エボルタより総じて容量の少ないエネループlite系にはちょうど良い充電時間。時間を気にせずランプ消灯まで放置で問題なさそうです。


ちなみにこの充電器,BC-CS1と異なりエラー検知をします。
アルカリ電池や極端に劣化した電池はエラーとなり充電できません。しかし,エラー時の挙動が充電終了時と同じ(ランプ消灯)なので,電池が劣化してエラーで終了したのか正常に充電終了したのか時間を見て判断するしかありません。

期待していた”瀕死状態の劣化電池(typ.1000mAh)”の充電には使えそうにないですが,アルカリ電池の充電には使えそうな予感。
一応2本個別制御なので,それなりに活躍はしてくれそうです。


2017年2月8日水曜日

BC-CS2は意外と使える?

近所のハードオフにあったNi-MH充電器,結局Sony製の3つをすべて買い占めてしまいました。あとハードオフに残ってるのは富士フイルム印でPSEがMDBDの充電器のみです。
ちなみに富士フイルム充電器,デジカメ付属のもので,型番はBC-NH。出力130mAの満充電検知なしタイマーなし(多分※1)の垂れ流しタイプです。
※1 デジカメの説明書によると,充電終了後もCHARGEランプは消灯しないとのこと。もしかするとある程度余裕を持ってタイマーが設定されているかもしれません。
加えて単3のみ対応で,品質以外は100均充電器並。

一方で,Sony製充電器はBCG-34HNBの使いみちが無い意外は結構な収穫になりました。


●BCG-34HNB
太古のSony製充電器。Ni-MHとNi-Cdの両対応。2000mAhを2時間で満充電するクラスの充電器だが,直列充電のため必ず2本セットにする必要あり。
もしNi-Cd電池が2本セットで手に入ったら活躍しそう。でも今はお蔵入り。300円。


●BC-CS1
サイバーショット付属品。標準充電器で,13時間タイマー。出力は単3で165mA,単4で70mAあるので,エネループライトクラスの充電池にいい感じ。タイマー動作まで放っといても多分発熱は少ない。タイマー付きなので安全性は高いが,2000mAhクラスの充電に使えないのがちょっとアレ。200円。


●BC-CS2A
ソニーイーエムシーエス製の方のCS2。サイバーショット付属品。満充電検知可能な急速充電器の中では最低クラスの400mAh出力。加えて2000mAhの電池も充電可能。CHARGEランプが1つなのが難点だが,現在の手持ちの中では2000mAhクラスの電池を最も優しく充電できる。200円。





そんなこんなで,一応2時間充電の急速充電器が足りないときはHNBも出番あるかも。でも,サイバーショットのおまけシリーズはいい感じに使い分け出来そう。


CS1は標準充電器として使用。少々タイマーが短いですが,100均単3や単4EVOLTAeにはちょうどいい感じ。サイクルエナジー銀にはちょっと長めですが,十分使える感じ。
そもそも標準充電器は自分で時間を測って充電終了するものなので,単3で1650mAh以下,単4で700mAh以下の電池には問題なく使えそうです。(単3も単4もスタンダードタイプのエネループに使えないのが地味に痛いけど)


そしてそして一番の当たり品,BC-CS2A。満充電検知可能な最低スペックというのが素晴らしい。
1~2本充電で500mAクラスの充電器は山ほどありますが,意外と400mAはない。(BQ-CC53は3~4本充電時のみ300mAで満充電検知可だが1~2本だと600mA)
ある意味,急速充電器の中では最も電池に優しい充電器です。


結局一番高かったHNBが一番出番がない状態。でも300円で倍速機能付き急速充電器と考えればかなりの掘り出し物なんだけど。(液漏れ跡はあったけど)

次はBQ-CC52とかBQ-CC55とかその辺を狙ってるけど,この辺は高いんだよな。CC55は新品で2000円だしハイスペックだから買ってもいいけど,CC52みたいなタイマー式はやっぱり200円そこらじゃないと手が出ない。

ソニーの旧機種もメルカリなんかで出てるけど,電池付きとは言え500円以上はしてくる。付属電池もレアだけど使いさしだしね……

とりあえず,液晶付きのBCG-34HRMEでも買ってみようかな。
やっぱりメガネケーブル式は便利だ。

2017年2月5日日曜日

ソニー ステレオイヤーレシーバー MDR-AS200


ACTIVE STYLEな防滴イヤーレシーバー。
エディオンの処分価格で税込み1000円ほどだったけど,この記事のために検索してソニーストア価格が880円+税なことを知る(泣)

価格はSony Bank WALLETの3% OFFを考慮すると正直ソニーストアのほうが安い。しかも購入実績も育つ。早まった感はんぱない。


でも,こいつは良いやつだよ。色違いでもう一個ソニーストアで買ってもいいくらい。



●音質
定価の2,350円+税で考えると,スポーツタイプならこんなもんかな?ってレベル。ちょっとがっかりな感じにはなります。
しかし,880円はもとより1500円前後で買えるなら全然OK。
ソニーの低価格らしく,ボヤボヤとした低音が少々耳障りです。機器側でイコライザがあれば十分調整可能。


●フィット感
最高です。全然ズレない。
走っても平気なのは当然,ちょっとコードが引っ張られたりしても全然平気。外れるどころかズレる気配すらないのは中々です。耳の中に入れ込むカナルタイプではないので,長時間の装着でも耳に負担がかかりません。


●デザイン
画像で見るとヘンテコな形ですが,つけてしまうと大部分は耳たぶで隠れるのでそんなに目立ちません。普段使いでも違和感ない感じ。遮音性が低いので,ちょっと外を歩くときにも。



●まとめ
歩きながら使うには最高だと思います。
昔耳掛け式が流行ったことがありますが,あれは価格の割に音質が悪かったり,つけてると結構目立ったり,断線しやすかったりと欠点が多くありました。
これは耳掛け式の「外の音を遮らない」というメリットを継承しながら,デメリットをほぼ全て解消しています。
また,家の中で家事などをしながら使うのにも最適です。

音質や耐久性など,もちろん価格的に諦めなければならないこともありますが,少なくとも880円+
税なら思考停止で即買いです。


●余談
スポーツタイプの上位モデルにMDR-AS400EXがあります。500円ほど追加するだけで買えてしまい,通常のカナル型になっているなど音質面で改善点も多いようです。
しかし,肝心のフィット感に難があるようで,レビューなどではすぐに外れてしまう,うまく耳に合わないといった声も聞こえます。
試聴できるならいいのですが,できないならAS200の方が万人にフィットするのではないかと思います。

2017年2月1日水曜日

東芝製(!?)マウスM215っぽいのとソニーNi-MH充電器BC-CS2A

dynabook印のM215とBC-CS2A

合わせて324円。
マウスの方はレシーバー無しのジャンク品で108円。BC-CS2Aもジャンク品で216円でした。


●M215
ワイヤレスマウスは当然ながらレシーバーが無いと動作せず,ただ購入しても部品取り以外に利用価値はありません。しかし,ロジクール製マウスについては例外で,ユーザーが自由に好きなレシーバーとペアリングできます。

デザインや裏面の表示等からロジクールのOEMっぽいと判断しググってみたところ,中身はM215ということが判明したため購入に至りました。状態も良かったのでざっとクリーニングして使用開始。ペアリングは通常のnanoレシーバー,Unifyingレシーバーともに可能でしたが,肝心のMK240用レシーバーにはできませんでした。

ちなみにK240をnanoレシーバーやUnifyingレシーバーにペアリングすることもできず。MK240のレシーバーで白いマウスを使いたいという目的は達成できませんでした。

仕方ないのでレシーバー2つ挿しで利用中。一応,ELECOMマウスやM186と異なりSetPoint対応で,電池残量も分かるというメリットもあり。マウス本体にも電池残量のインジケーターがあります。なぜかSetPoint上ではGenericMouse扱いになるので一応M215そっくりそのままでは無いらしい。そしてネットで調べる限りM215は光学式だがこちらはレーザー式。

電池が約5ヶ月と,現行モデルの半分以下しか持たないのはご愛嬌。6年前のモデルだしね。一応,東芝の公式によると10ヶ月持つらしい。やっぱり,M215をベースにした別物らしい。


M186はUnifying非対応(M185や初期のM186は対応らしい)なので,MK240のビッグサイズレシーバーにはUnifying対応マウスは接続できないのかもしれません。

M186,やけに安売りしてるなと思いましたが,マイナーチェンジで廉価化してたのね。



●BC-CS2A
以前BC-CS1を購入していましたが,ついでこちらも購入。充電時間が13時間から6時間になりました。このモデルはサイバーショットの付属品であるため,単独の説明書がありません。したがってタイマー式かデルタピークカット式か判断に迷うところです。しかし,出力が単3で400mAと割りと高いことから満充電検知が可能と推測。他の充電器で満充電にした電池を入れてみたところ,きちんと数十分で充電終了しました。もちろん,アルカリ電池や劣化電池の検出もできます。

ちなみに,6時間の充電時間は単3ではmin2000mAh,単4ではmin740mAhのものを充電した場合らしい。最近の電池でもしっかり使えそうだ。

こうなるとCS1も実は満充電検知できたりして?と思ってしまうが,0.1C充電になるよう設定されていることやアルカリ電池も判別できないことからこちらは本当にただのタイマー式と思われます。


ちなみに,電池スロットはちょっと前までのパナソニックで多かったタイプ。単3電池と単4電池で別個にスロットがあり,一見4本充電ができるように見えます。(もちろん,実際は単3単4合わせて2本までしか入りません)

なお,この機種にはCS2Bというものもあるようですが,違いは不明。デジカメの説明書の付属品欄にも,BC-CS2A/CS2Bと両方の記載があり,仕様も全く同じ。
画像検索で調べてみたところ,どうやら自社製かOEM製かの違いらしい。
CS2A→S.EMCS(ソニーイーエムシーエス)
CS2B→MDBD(パナソニックエナジー)

ということで,見た目通り内部はパナソニックの充電器のようです。
ソニーファンとしては自社製のCS2Aが手に入ったのはちょっと嬉しいところ。

2017年1月29日日曜日

バッファロー製マウス BSMOU05M のクリック感改善

いかにも廉価なTHE・マウス


実売300円台という,ダイソーの324円マウス並の低価格マウス。BSMOU05M。
急遽間に合わせでサブPC用に購入したものの,想像を絶するクソっぷりで封印していました。最近ロジクールM105のホイールを調整したので,ついでにとこっちの不満点も改善を試みました。


●不満点は,クリック感
このマウス,安っぽいのは価格相応で良いとして,強くクリックした時に何とも言えない残念な気分になります。特にダブルクリックのときなどわかりやすく,クリック後にボタンが「ビョーーーン」ってな感じで跳ね返ってくるのです。

完全に「ビョーーーン」

うるさいし,気持ち悪いし,とても使えたものではありませんでした。



●原因は,多すぎるアソビ
300円のマウスに手間を掛けるのもアレだし,どっか適当に詰め物でもして済ませてしまえ!
くらいのノリで分解。(M105同様堂々と見えている+ネジ1本外せば分解可能)
左右ボタン裏のストッパー(ボタンが引っこ抜け無いようにマイクロスイッチの上についてるアレ。正式名不明)とボタンの間に細く切った養生テープを貼り付けました。



●とりあえず解決
とりあえず,これで「ビョーーーン」はなくなりました。
安っぽいのでペコペコしたクリック感ではありますが,サブ用なら使えるレベルまで改善。
といいうかもうちょっと精度よく作ろうよ。いくら実売300円台とはいえ……



●一応,BSMOU05Mの特徴
現在(2017/01/29)在庫のみですが,記事で書いてきたとおりネット通販では300円台で売られていた格安マウス。定価も1000円ちょっとで,量販店で買っても500円とかそれくらいで買えた。

・有線
・3ボタン
・光学式(赤色LED)

とかなりクラシカルな機能ではあるものの,USBケーブルが50cmと短く,代わりに延長ケーブルが付属するという結構親切なセット。

ノートPCなどで使うときは確かに長いケーブルが煩わしいので結構うれしいです。
付属の延長ケーブルは他の用途にも使いまわせるし。

後継機種には同じ形で静音タイプのものあり,価格も僅かにしか違いません。ただし,このクオリティで静音タイプのスイッチがどれほど保つのかちょっと不安だったり。
どちらにせよ,間に合わせで買う使い捨て感覚のマウスです。




そんなこんなで,M105とこのBSMOU05Mと立て続けに2つのマウスが使える状態に復帰しました。M105はまだしもこのマウスはもはや100均クオリティで,結局非常用に寝かすことになりそう。
最近安くなってた無線マウス結構買ったし,中古の有線VAIOマウスも結構増えたし,使いみちが全然無い……

2017年1月28日土曜日

アルカリ電池を充電して使い倒す

はじめにお読みください。
・アルカリ電池を充電するメリットありません
・液漏れにより機器が破損するばかりか,最悪の場合爆発事故などの重大な被害が発生する可能性があります。
・アルカリ電池の充電は自己責任で(私は責任を負いません)

※本記事はアルカリ電池を充電してコストカットをするのが目的ではなく,あくまで「その気になればどこまでアルカリ電池を使い倒せるか」という単純な興味によって作成しています。充電器や使用機器が液漏れ等で破損するリスクを考えれば,充電式電池や新しいアルカリ電池を買うほうが安上がりです。




●アルカリ電池は充電してはいけない
けど,充電っぽいことはできる。
実際,充電器に突っ込むと電圧が回復するのだから,充電したくなってしまうのも仕方ない。
……仕方ない。



●充電時の注意
・発熱するような長時間充電は厳禁
・市販のアルカリ電池用充電器の使用は厳禁
・使用後はすぐ充電し,古いものや使用後長時間放置したものの充電は避ける
・マンガン電池やリチウム電池,オキシライド電池の充電は本当にだめ


ホームセンターなどでアルカリ乾電池用の充電器が売られているのを知っていますか?
これは私も子供だった頃,もう15年くらい前に使っていたことがあります。
当時はおもちゃ類で単三電池をかなり消費していたうえ,ゲーム機やデジカメなども乾電池駆動のものが多くありました。また,アルカリ電池自体も今より割高で,100均でも4本100円でした。(今は6本で100円くらいが当たり前になりましたね)

そんなわけでアルカリ充電器を使い始めたわけですが,まあ液漏れがそれはそれは発生します。子供の知識で無理な使い方をしていたのも事実ですが,そういった使い方に対する安全装置はそれほど充実していないということです。

充電時間も長く,結構電池自体も熱くなっていた記憶がありますから,個人的には使用しないことをおすすめします。


●Ni-MH用充電器に突っ込んでみよう
実は上に上げたアルカリ電池用充電器より,ニッケル水素用充電器の方が安全に充電できたりします。理由は単純で,エラーチェックが厳しいため。

パナソニック系のクイック診断機能付き充電器は,そもそも診断時に異常判定されアルカリ電池の充電はできません。
古い充電器ではエラー検知が無い機種もあるので,電池の発熱・破裂が起こる可能性があります。

異常電池判定機能があり,ある程度判定が甘い(異常電池判定されるまで猶予がある)充電器がアルカリ電池の充電には最適です。

私が使用しているのは
●三洋 NC-M38
●ソニー BCG-34HRE
●100均充電器
の3つ。ソニーBC-CS1でも充電できますが,エラー検知があるのかわからないため積極的には使っていません。(多分無い)


2017/02/04追記ソニーのサイバーショット付属充電器BC-CS2Aが手に入ったため,BCG-34HREに変わってこちらを使えないか検討中。ちゃんとエラー停止し,出力も400mAと満充電検知ができるタイプにしてはかなり控えめ。
1本のみの充電も可能で,単4の端子も電池形状による接触不良の起きにくいタイプ。おまけにメガネケーブルで机上に置いて電池状態の監視がしやすい。
なにより,最悪液漏れ等でだめになってもそこまで困らない。


NC-M38は出力も単3で160mAと低く,異常検知機能もあるため最も安全に充電ができると思われます。今まで,充電中の電池が熱くなったこともありません。欠点としては,直列充電のためコンディションの近い電池を2本セットにしなければ充電できません。また,端子形状の都合で単4電池はうまくセットできない場合が多いです。

BCG-34HREは急速充電器ですが,問題なく充電ができます。ただし,NC-M38よりは早い段階で充電エラーになる印象。また,急速充電器なので早く充電が終わるということもなさそうです。1本単位で充電できるのが利点ですが,液漏れ等で充電器がダメになると困る(現役かつ貴重なリフレシュ機能つき)ので2本組ができない場合のみ使用しています。なお,単4電池は元気なものでも早めにエラーになります。


このふたつの充電器は,個人的にはかなり信頼できると思っています。根拠としては,充電を繰り返すたびにエラーが出るのが早くなり,BCG-34HREなどは最終的にセットした瞬間にエラーとなるからです。


これらに比べ,全く安全対策のされていない100均充電器は最後の手段です。
基本的には数分の短時間充電のみ,加えて充電中はそばから離れず,定期的に電池の温度を触ってチェックする必要があります。それでも,他の充電器で弾かれるまで負荷がかかっているため,液漏れの危険は非常に高いといえます。
また,100均充電器を使い始めると捨て時がわからなくなってきます。沼です。



●充電時間短くない?
100均充電器はともかく,NC-M38やBCG-34HREではかなり短い時間で充電がエラー終了します。どんなに元気な電池でも,通常充電器のNC-M38でも,1時間を超えるような長時間充電になることはまずありません。
しかし,アルカリ電池の場合はこれで電圧が回復します。無理に充電式電池のような長時間充電をする必要はありません。
また,充電式電池と異なり,できるだけこまめに充電する方が良いようです。

どうやら,アルカリ電池の場合は「充電」というよりも「活性化」という感じに近いようです。元気な電池であれば,ほんの数分の充電で大きく電圧が回復します。一方で,一度深く放電してしまうと充電してもあまり電圧は回復しません。



●液漏れに注意してね
おそらくアルカリ電池を充電した経験のない人も,液漏れの経験はあると思います。電池を入れたまましまいこんでいた機器,電源を切り忘れて過放電状態になったものetc...アルカリ乾電池は過放電と経年で非常に液漏れを起こしやすくなります。
これは有名メーカーの高い電池でも変わりません。

充電した電池を使用する際は時計やリモコンなど長期間電池を入れっぱなしにする機器は避けましょう。また,機器を使用していない間は電池を抜いておくようにしましょう。



●アルカリ電池を充電してどうするの?
私の場合,アルカリ電池は使用直後にNC-M38で自動停止するまで充電をしています。機器での使用可能時間が短くなる度に少し消費電力の低い機器にとお下がり方式で使いまわしていき,最終的にNC-M38で充電不可になったものは100均充電器でちょくちょく充電しながらワイヤレスマウスなどで使用します。
マウスを使わないときは,電池は抜いておきます。


現在,おもちゃ類やデジカメなど大電力が必要な乾電池使用機器は激減しています。消費電力や使用頻度の高い機器は組み込みタイプのLi-ionバッテリーがほとんどだからです。
正直なところ,リモコンやラジオなどの危機には液漏れに強いマンガン電池を使うのが良いし,マウスなど使用頻度が高いものは充電式Ni-MHを使えばいい。アルカリ電池自体必要ない感じです。

冒頭で書いたように,本当にアルカリ電池を充電するメリットはありません。
どうしても1.5V必要な機器で使用し,電圧が落ちたらさっさと廃棄する贅沢な使い方で良いのです。消費電力の低い機器に使いまわす必要すらありません。だってそれらの機器にはマンガンやニッケル水素というアルカリより適した電池があるわけですから。

ロジクール製格安有線マウス Logicool M105

安い割に凝ったデザインは良い

しばらく前から使っている超有名所のマウス,Logicool M105。1000円前後と低価格なのは良いのですが,少しクセがあります。

●良いところ
・価格
 一応500円くらいのマウスもあるが,いかにも事務用という感じの物がほとんど。
・デザイン
 野暮ったさがないのはいいところ。
・保証
 ロジクール共通の3年無料保証付き

●悪いところ
・ホイール
 引っかかりなくクルクル回るタイプだが,ホイールクリックがしにくい(→分解して調整が可能です)
・質感
 軽くプラスチッキーでスカスカした安っぽい感じは価格相応


サブPC用に安い価格でそれなりのをと思って探したのですが,完全にホイールが想定外でした。サブPCで使っているのでなんとかなっていますが,メインでバリバリ使うには向かない感じです。

意外と,バッファロー製の500円マウスの方が個人的に手の形にあっていたり,クリック感が良かったり,ホイールが使いやすかったりします。(完全に業務用モデルですが…)

デザインに関しては結構良くて,サブ利用しているLenovo G560ともとても良く合います。

この価格帯だと,耐久性に劣るマウスも多くあります。その点ロジクールの3年保証は魅力的で,使ってみた感じも耐久性はそこそこありそう。
本当にホイールさえしっかりしていれば文句なしだと思います。


●追記
このマウス,なんとネジ一本(しかも見えるところにある,ごく普通の+ネジ)外すだけでかんたんに分解ができます!
ということで,唯一の不満点と言っても良かったホイールの引っかかり具合を調整しました。

ツメで引っ掛けるような固定が多いので,分解の際はそこだけしっかり気をつけてください。ホイールに付随しているバネの曲がり具合をちょちょっといじってやるだけで,好みの引っかかり具合に変更できます。

また,内部にはロジクールマウスでたまにある,金属製の重りが取り付け出来そうなスペースもあります。古いロジクールや,ロジクールOEMマウスがあれば,そこから重りを移植するのもありです。

ただし,分解するとロジクールの3年保証が無効になる可能性もあるので注意してください。

2017年1月25日水曜日

Logicool MK240 (ホワイト)

キーボードのK240はかなりコンパクト

左の黒いのがM186。右の白いのが付属のM212


地元のエディオンで処分価格の1700円で購入。動画&ネット用にしているLenovo G570で使うため購入しました。



●好きなマウスとセットで使える(ただし,Logiに限る)
G570は液晶を外してあるため,外部モニタに繋いで疑似デスクトップとして使っています。今までの有線キーボードも打鍵感などはとても気に入っていたのですが,どうしても無線化したかったので購入。マウスは必要なかったけど,Logicoolのマウスは好きなレシーバーとペアリングできるのであっても困らない。

LogicoolにはUnifyingレシーバーという上位レシーバーがある。これは専用アプリでかんたんに複数機器を登録できるけれど,実は無印レシーバーでもレシーバーと機器の組み合わせを変更することは可能。Unifyingのように一つのレシーバーで3つも4つも機器をつなぐことはできないけれど,MK240のレシーバーならマウスとキーボードを一台ずつ登録できる。普通はこれで困らない。

ということで,早速M186をMK240のレシーバーとペアリング。無事K240+M186を一つのレシーバーで使えるようになりました。
ペアリング用のアプリは「ConnectUtility_LC」で検索してみてください。



●使ってみて
使い勝手……の前に,マウスもキーボードもとても安っぽいです。これは価格的に仕方ないですが,気にする方はもうちょっと奮発したほうが良さげ。しかし実際に使ってみるとそれほど困ることはなく,キーボードも1000円くらいの小型有線タイプよりはだいぶしっかりした打鍵感があるし,マウスもクリック感やホイールの使い勝手等問題ありません。
マウスは3ボタンのごく標準的なものなので,機能面で不満があれば他のLogicool製マウスをセットにするのも手です。

ただしいくつか難点もあります。
まず,電池がキーボード・マウスともに単4×2本。単4電池なんてそこら辺でいくらでも手に入りますが,Logioolの一般向けマウスは単3電池1本のものが多いです。ELECOM等他メーカーも単3電池1本モデルは多くあり,それらに慣れているとちょっと煩わしい。
私がマウスにM186を使っているのもこれが理由です。(M186自体はMK240付属のものと大差ない性能だが,単3電池1本で動く)
もう一つ,キーボードにON/OFFスイッチがありません。キーボードは消費電力がかなり少ない(パッケージにはマウス12ヶ月に対しキーボード24ヶ月とある)らしく,こまめに電源を切る必要も無いということだと思います。しかし,動画を長時間垂れ流しにするときなど,うっかりキーボードに手が当たって……などが防げる電源ボタンは正直欲しかった。


●今のところ大満足
テンキー無しの小型キーボードは邪魔になったらサッとどかせて便利。PC専用デスクがあるならしっかりした有線キーボードでも困らないけど,そうでないならこの小ささはとてもいい。

キーボードは店頭の展示機をちょっと触っていたので,想定内の使い心地。小型モデルにしてはちゃんとタイプできます。ただし,それでも1000円くらいの事務向けフルサイズ有線キーボードくらいの使い心地。

マウスは電池の都合とM186をほんのちょっと前に買ったばっかりということもあって眠らせています。しかし,ちょこっと試用した感じではかなり満足度は高め。同社の格安有線マウス,M105と同様の形状ながら,マウスホイールのコリコリ感がしっかりあるので中クリックもし易いです。ただ,センサーは電池に押しやられて左端に寄ってます。
正直M186より手に馴染むので,そのうち元に戻す予定。(家に単3電池が大量に余っているのでひとまず単3を消費しないといけない)



●追記
ちなみに,本機には後継機種MK245 nano があります。違いは,
①レシーバーが小型になった。
②マウスにレシーバー収納スペースが付いた。
③キーボードの電池寿命が2年から3年になった。
レシーバーはもちろん小型でマウスにしまえる方がいいですが,モバイルするわけでもノートPCで使うわけでもないのでそれほど困りません。ただ,マウスの組み合わせを変えるのであれば便利ですね。(付属の安いマウスも活用するなら,ですが)
キーボードの電池寿命は1.5倍となっていますが,正直2年でも十分長寿命なので困らないです。が,電池は長持ちするほうがいいに決まっています。

というわけで,MK245は品番通りMK240のマイナーチェンジと考えて良いと思います。現在MK240が処分価格となっているところもあるでしょうから,価格差も考えてどちらを買うか選びたいところです。

2017年1月15日日曜日

ソニー BCG-34HNB BC-CS1

銀のほうがBCG-34NHB,黒いほうがBC-CS1

BCG-34NHBのカバーを開いたところ


最近ソニーのBCG-34HREを購入して以来ちょっとNi-MHバッテリに関心が湧いてきました。元々よくハードオフにふらっと入ってはVAIOブランドのマウスを探して買ったり洗浄したりちょっと使ったり結局しまいこんだりということをしていたのですが,そこに充電器も加わり。

というわけで300円+200円の合計500円でお買上げ。かなり古いモデルですが,一応使用できました。


●BCG-34NHB
出力はBCG-34HREの最大1050mAより大きい最大1150mA。しかしながら,2本直列充電となっているため奇数本での充電は不可です。また,劣化にばらつきがある電池を充電するのには向きません。

ちなみに単4電池は1本も3本も4本もダメで,必ず2本での充電になります。また,出力も480mAと,640mAの34HREより貧弱。

CHARGEランプも1つしかなく,正直使いみちはあんまりないですねえ。一応ニカド電池対応になっているのと,最新の急速充電器で充電不可の電池も急速充電できそうなので取っておこうと思います。

ちなみに,購入時充電端子の+側が2箇所液漏れで錆びついていました。削ったり錆取り潤滑スプレーで磨いたりしてクリーニングし,使える状態にはなりましたが……
前オーナーの不適切な使い方が原因とかなら良いのですが,ちょっと不安です。
特に不具合が無いにしても,最新機より劣化電池判定が甘いと言うことは,無理な充電で液漏れなど起こりやすいともいえます。充電したまま外出とか就寝は避けたい。


●BC-CS1
ソニーのデジタルスチルカメラ,サイバーショットに付属していた充電器。かつてサイバーショットは単3や単4のNi-MHバッテリで動くモデルが発売されており,その機種に添付されていたようです。

出力は単3が165mA,単4が70mAで,13時間のタイマータイプ。サイバーショットの電池は単3がmin.1650mAh,単4がmin.700mAhなので,0.1C充電になるように設定されているようです。
単3形について言えば,標準エネループクラスを満充電にするにはタイマーが早く,エネループライトクラスを満充電にするにはちょっと遅い。
単4では,標準エネループクラスがギリギリ満充電になりませんが,エネループライトクラスならいい感じに充電できそうです。わずかに過充電気味になりますが,出力が70mAなので問題ないでしょう。(単3も100均のmin.1300mAhくらいの充電なら問題ない?)

チャージランプは1つですが,1本でも2本でも充電可能。単3単4混合充電が可能かは不明です。
手持ちに三洋のmin.1600mAhの充電池(eneloopが出たばっかりの頃に廉価モデルとして売られていた)があるので,それ用に使えそう。単4電池min.650mAhモデルの充電にも使えそうです。13時間かかるためシーンは限られますが,電池に優しい0.1C充電で日頃の健康促進や急速充電器に弾かれたときのリハビリ用として重宝しそう。特に単4は100均充電器より優しい充電ができますね。
(地味にメガネケーブル接続型なのも便利)



ということで,狙っているBQ-CC55が安くなるまでに相当な数の充電器が集まってきそうな予感がします。今回は富士フイルムの充電器もあったけど,単3のみ対応だったので見送ってしまいました。本独立充電タイプの急速充電器がまた500円以下で出てれば,収集してみたいです。後はソニーの液晶付き。でかいけどメガネケーブル型で卓上利用が捗りそう。

2017年1月5日木曜日

BCG-34hreのエラー判定と充電モード

引き続きBCG-34hre使用して気づいたこと



●パナソニックの診断で弾かれる電池も充電できる
パナソニックのクイック自動診断機能で弾かれてしまう劣化電池も充電できます。ただし,通常電池と比べてかなりうるさいコイル鳴きが聞こえます。おそらく,劣化電池にはそれ用のモード(低電流?)で充電しているようです。

しかし,困ったことにアルカリ電池も充電できてしまいます。(時間はかかりますがちゃんと安全なうちにエラーで充電停止となるようです)
液漏れや破裂が怖いので数十秒しかセットしていませんが,手持ちの劣化電池同様のコイル鳴きがするモードで充電されます。
ただ,劣化電池の場合は装填直後からコイル鳴きの激しいモードで充電が始まりますが,アルカリ電池の場合は数秒僅かにコイル鳴きのする別モードで充電後に劣化電池同様のコイル鳴き状態に変わります。
もしかするとしばらく充電を試みた後エラーとなるかもしれませんが,色々怖いので1分くらいで充電を終了しています。


●劣化電池は充電中にエラー判定に移行する場合が多い
パナソニックなどで充電途中に弾かれてしまう電池は,かなりの確率で充電途中にエラー(LED点滅)で充電終了します。
たまに正常終了になる場合もありますが,本当に正常終了したのか,それともエラー検知に漏れたのかはわかりません。

エラー終了する電池でも,充電後は電池が熱くなっていることがあるため,逆にエラーでもちゃんと充電できていたりするのかもしれません。ただ,上記のアルカリ電池充電同様色々安全面で疑問が残るため,コイル鳴きのうるさいときは充電しないのが良いかもしれません。


●リフレッシュ機能が影響している?
急速充電器では異常に放電が進んだ電池などが弾かれやすいですが,リフレッシュ機能の付いている本機ではある程度充電を試みるのかもしれません。
その上で,最終的にうまく充電が進んでいないとわかった時点でエラーを出すような感じでしょうか。



●危険なのか?
劣化電池を充電する分にはさほど危険ではないと思います。温度や電圧などモニタリングしているため,大惨事になる前に充電終了になるはずです。また,劣化電池のときだけ明らかに充電モードも異なるため,それなりに安全に配慮はされているものと思います。(劣化電池を充電するシチュエーションは当然想定できるはずなので,劣化電池充電で事故が起きた場合はソニーが責任を負うはず)
しかし,アルカリ電池などは注意が必要です。大事故が起こる前には充電終了となるはずですが,液漏れなどは防げない可能性が高いです。
アルカリ電池自体は弱電流での充電ならある程度耐えられますが,元々適正に使っていても液漏れするような電池です。
最近は充電池と乾電池でデザインの区別がつきにくいものも増えているため,誤充電は十分注意した方がいいでしょう。



●アルカリ電池充電してみた
発熱に十分気をつけながらアルカリ乾電池を充電してみました。

★劣化の進んでいるアルカリ電池はすぐ弾かれる
放電が進んでいる電池はすぐにエラーで弾かれます。これは電圧が落ちている電池ほど弾かれるのが早い傾向があり,一応危ない電池ほど早くエラー判定がされると言えそうです。

★元気な電池も数分でエラーが出る
当初エラーが出なかったアルカリ電池も,数分(おそらく5分未満)くらいにはエラーとなりました。電池の発熱は全くありません。
発熱する前に充電停止しているため,一応安全と言えそうです。(アルカリは未使用時ですら液漏れの危険があることをお忘れなく)

★三洋通常充電器NC-M38とエラーの出し方が近い
私は安全性を見るためにあえてアルカリ電池を充電させることがあるのですが,三洋のNC-M38でアルカリ電池を充電したときと同じようなエラーの出方です。
M38で弾かれる電池は34hreでも弾かれますし,M38で弾かれない電池はやっぱり34hreでも弾かれません。
ただし,充電できるアルカリ電池も,両機種ともに発熱前にエラー終了します。
もしかすると,コイル鳴きがする時の充電モード自体もM38のような低速充電モードに近いのかもしれません。

このことから,おそらく34hreでは挿入直後の電池診断は行っておらず,実際に充電してみてエラーの判定をしているように思えます。
なにせ2004年から売られている機種ですから,当たり前の仕様といえばそうなのかもしれません。

事前チェックの誤判定による充電エラーは起こらない。そして充電中におかしな挙動があれば危険な状態になる前に充電を終了する。そう考えると,劣化電池を最後まで使い切るには本機は向いているとも言えます。(というか,パナソニック製は事前診断に加えて劣化電池お知らせ機能なる謎の機能もつき,必要以上に買い替えを促そうとしているように感じてならない。買い替え時期判定になった電池もリフレッシュで回復するという報告もある)



●安全に使ってね
ソニー製充電池を使う分には劣化電池を本機で充電不可になるまで使い倒しても問題なさそうですが,他社製電池の充電はソニー含めどのメーカーも安全保証をしていません。

また,本記事で紹介したアルカリ電池の充電実験に関しても,当然メーカーに禁止されてる使い方であり,大事故につながる危険もあります。これを読んで真似をするということは絶対にしないようにしてください。あくまでも,うっかり間違えて充電したときの安全対策がされているよというだけです。(アルカリ電池が本機で充電できるというわけではない)

古いくせに意外と優秀なBCG-34hre,販売終了となってしまったのがとても惜しいです。オークションなどでは液晶付きの上位機種も数百円から出品されているようなので,中古も枯渇する前に液晶付きも確保したいくらい。

2017年1月4日水曜日

BCG-34HRE 買ったので……手持ちの充電器備忘録

前回記事
メモ書きと自己満足(含利潤追求): ソニー製ニッケル水素電池+充電器 BCG-34HRE(富士通もあるよ)http://44ani84.blogspot.jp/2017/01/bdg34hre.html
の続き。


手持ちの充電器の比較とちょこっと使ってみての使い勝手を纏めてみます。
基本自分用。あと富士通のFCT321は今回ここに含めてません。でも直列充電なのを除けば結構使える良いやつだよ。


※非対応の充電器・充電池の組み合わせでの充電は完全に自己責任です



●所有充電器一覧
ソニー 
BCG-34HRE







パナソニック 
BQ-CC21












三洋 
NC-MDR02










三洋 
NC-M38












武田コーポレーション 
(型番なし,100均充電器)







※画像はすべて拾い物です。要望あれば削除します。




●ソニー BCG-34HRE

手持ちの機器は2015年製造。
他機種でも多い,「1~2本充電時は倍速,3~4本充電時は急速」タイプ。
機種としてはかなり古いもので,2004年には旧パッケージの同型品がAmazonに登録されています。
カバー部のCycleEnergyロゴが時期によって違うことと,同梱の充電池が時期によって違うこと以外は2004年から変化なし。
デザインはソニーらしいですが,なにせ13年前の製品なので少々古臭いです。配色がパールホワイト一色だったら今でも違和感ないかも。

スペック 
単3 : 1050mA*2 / 525mA*4
   (2000mAhクラス2時間充電)
単4 : 640mA*2 / 320mA*4
4本独立充電
リフレッシュ機能付き

スペックは以上の通り2017年現在においても不足ないレベル。
ソニーの割に基本に忠実で,変な不具合も少ない気がします。
(何故か後述のパナソニック機種の方が,「変な機能を入れて不具合を出す」というソニーみたいなことをやっている……)

リフレッシュ機能は最近の機種では省かれていて,実際エネループ以降のものはほとんどリフレッシュを気にする必要はないし,旧型品も長期間放置して不活性化した電池を年数回リフレッシュするくらいしか出番はない。ま,でも1台はリフレッシュできるのも持っておきたいよね。


●パナソニック BQ-CC21
手持ちの機器は2014年製造のベトナム製。
デザインはパナソニックらしい「シンプルだけど野暮ったい」不思議なデザイン。でも設計思想はおよそパナソニックらしくないのです。


スペック 
単3 : 550mA*4
単4 : 275mA*4
4本独立充電
クイック自動診断機能(電池の状態を検知し,最適な充電をする)
スマートチャージ機能(満充電状態をいち早く検知し消費電力カット)


はい,最後の2つがいらないお世話。
ちなみに,上記ソニーの機種同様1~2本充電時は倍速充電ができるため,2本充電時の出力は
単3 : 1100mA*2
   (2000mAhクラス2時間充電)
単4 : 550mA*2
になると思われます。(パッケージや説明書には4本時の出力しか載っていない)
数字だけ見ると単3がほぼ同じか微妙に早く,単4がちょっと遅い充電時間。基本的にほぼ互角です。

リフレッシュ機能が省かれているのは良いとして,この機種のダメたる所以は満充電検知が下手くそなこと。
急速充電器でこれは致命的でしょう。リコールあってもいいレベル。

具体的には,
・1本だけ満充電が検知されず,熱か電圧かタイマーかでストップがかかるまで充電が続く
・4本充電時に限り発生(3本では試していないので不明。2本では起こらない)
・毎回発生ではないがかなり高確率
・発生する電池やスロット位置は毎回ランダム
・Amazonレビューや個人ブログでも発生報告多数
という有様。

どうやら前機種のBQ-CC08でも発生が確認されているらしい。
後継機種にして現行唯一の選択肢になりつつあるBQ-CC55ではどうもこの不具合は無いようなので,電器屋でCC21世代のものが投げ売りされていてもCC55の方を買ってくださいね。

この機種は2本以下で倍速充電専用として活用します。
ちなみにソニーより劣化電池判定が厳しいです。おそらくクイック自動診断が影響している……?


●三洋 NC-MDR02
後述のNC-M38が流石に不便だったので購入。第2世代単4エネループ同梱だった気がする。
今となっては珍しい正方形タイプの2本急速充電器。LEDは1つですがちゃんと2本個別制御されています。つまり,1本だけでの充電も可能。単3単4混合可能だったかは……忘れてしまいました。

スペック 
単3 : 550mA*2
   (2000mAhクラス4時間充電)
単4 : 380mA*2
2本独立充電

2本独立とは言え,LEDが1つなので上記2機種と比べると使い勝手は劣ります。
充電速度は上記4本充電用の3~4本充電時並み。倍速非対応の4時間急速です。

エラー判定はBCG-34HREより厳しめ,BQ-CC21よりは甘めな感じ。
モバイルできるコンパクトモデル的な扱いだけど,BCG-34HREも結構小さくて困らないし,もっと小さい富士通FCT321もあるしで完全にいらない子。

1~2本で550mA充電したいときに使えるかもってくらいかな。



●三洋 NC-M38

レトロな標準充電器。なんとプラグの折りたたみ機能すらありません。
写真はグレーがかっていますが,私の持っているのは前面ホワイト背面グレーのツートン。

スペック 
単3 : 160mA*2
単4 : 100mA*2

写真でも見えますが,この充電器は必ず2本セットで充電します。その為,4本充電対応でありながら出力は2系統しかありません。(2本直列にしてまとめて充電している)

いわゆるタイマー式充電器で,満充電になってもCHARGEランプは消えません。
一応簡易的な安全回路は入っているようで,アルカリ電池をセットしても充電できてしまいますが,ある程度のところでエラーが出て充電終了します。

満充電は検知されませんが,出力が低いためタイマー動作時刻までほったらかしでも発熱は少なく,電池もそこまで痛まないものと思われます。
一応説明書ではmin1900mAhのエネループに対応しているようなので,それくらいの容量の電池までなら充電可能と思われます。これ以上の容量のものでは,タイマー時間内に満充電にならないかもしれません。
ちなみに,1900mAhのエネループで目安充電時間は12時間だそうです。

直列で充電するタイプなので,2本セットで使ったものを2本セットで充電する用ですね。状態や残量の異なる電池をセットにして充電すると,劣化を早めることになるかもしれません。

色々使い勝手は悪いですが,タイマー式標準充電器としていつか役に立つときが来るかもしれません。(一応,所有品の中で公式にニカド電池対応の唯一の充電器でもある)



●武田コーポレーション 100均充電器
みなさんおなじみ(?)の100均充電器(ダイソー版)
セリアやミーツなどにも同じものが置いてありますが,何故か充電器・充電池ともにダイソーだけ独自デザインです。(中身は完全に共通)

スペック 
単3 : 135mA
単4 : 135mA

なんと単3と単4で出力が同じです。コストカットのため,中には基板らしい基板は入っておらず,当然タイマーも無ければ単3単4判定や安全回路もありません。
ただ電流を垂れ流すのみです。

スロット部分も単3単4共通で,マイナス端子を起こして電池をセットするまでに初心者は苦労します。

まともに使うのであればコンセントと充電器の間にタイマーをはさみたいところですが,それなら100円でこれを買う意味が薄くなってしまいます。

ただし,LEDが2つあることからわかるようにNC-M38と異なり1本から充電が可能です。
電池自体も1本からのバラ売りなので,電池3本で動く機器に使うときはNC-M38より便利に使えます。(BCG-34HREとかBQ-CC55とかあればそれで済むんだけど……)

また,この充電器はそのシンプルさ故に是非1台は持っておきたい一品に仕上がっています。
急速充電器で充電できない電池も,これで数時間充電してもう一度急速充電器にかけると復活することもあります。
標準充電器でも乾電池判定されて充電できない劣化電池ですら,これを使うと充電できます。(ただし応急処置。その後も引き続き他の充電器で弾かれる電池は廃棄推奨)



●BCG-34HRE最高
はい結論。
これに尽きます。
結局早い段階でこれ1つ買っておけばそれで済む話だった。2004年から売られてるわけだから,三洋の2機種もパナソニックのへっぽこ機種も買う必要なんて無かった。せいぜい100円充電器と富士通FCT321があればそれで十分だった。

ただし現在(2017年1月4日)流通在庫のみだと思うので,品切れ後は買うならパナソニックのBQ-CC55一択かなあ。
充電の進捗状況がLEDの点灯パターンで分かるのは純粋に便利だと思うし,デザインもだいぶ良くなった。充電速度も三洋でいう3倍速充電並になってるし,本当にCC21にあった不具合がないならとても完成度は高い。

買い替え時期お知らせ機能なんかも気になるし,安くなってるタイミングがあったらちょっと買ってみたい。



2017年1月2日月曜日

ソニー製ニッケル水素電池+充電器 BCG-34HRE(富士通もあるよ)

ちょっと前に買ったパナソニック製BQ-CC21が想像を絶するポンコツだったので。
代替としてソニー製BCG-34HREと追加で富士通製FCT321を入手。


写真にはソニー・パナソニック・三洋・富士通の充電器が写っています。
右側手前の電池ケースにはソニー製充電器付属のサイクルエナジー シルバーと処分価格で4本108円だったオーム電機のエコプライドS。


●パナソニックBQ-CC21はなぜポンコツなのか。
・スロットがポンコツ(→下部の写真参照)
 特に単4電池はマイナス端子がチャチ過ぎて不安になる。

・4本充電時の異常充電
 これはかなりやばい不具合
 4本充電時かなりの確率で1本だけ充電が終わらない
 おそらく満充電状態の検知ミス。
 タイマーが動作して充電終了するまで充電され続ける
 小容量電池に継ぎ足し充電してるときにこれが起こると重大な事故につながる可能性も


主にこの2つが致命的。一つ目の方はまあ我慢できるけれど,二つ目は無理。普通に危険だし,電池破裂とまではいかなくても電池が痛むのは確実。
一応2本までの充電ならちゃんと充電終了するけどね。

BQ-CC21とBCG-34HREのカバーを開けたところ
パナ製は電池のセットの仕方が独特で,正直使い勝手は悪い




●なぜソニーBCG-34HREか
・リフレッシュ機能付き
 エネループの登場以降リフレッシュの要らない充電池が増え,最近の充電器はリフレッシュ機能が搭載されていない。
 しかし,100均充電池や昔の充電池など,リフレッシュが必要なものもまだある。

・2000mAhの2時間急速充電。4本独立充電制御
 これは必須条件。比較対象のパナソニックの新機種BQ-CC55等も4本独立制御で,さらに2000mAhが1.5時間で充電できる。

・カバー付き
 CC21は電池ボックス部にカバーが付いており,ホコリの侵入防ぐことができる。また,充電中の電池脱落防止にもなる。一方で,カバーをしての充電は熱がこもりやすく,あまり良くない気もする。BCG-34HREは,カバー付きのうえカバーをまるまる外してしまうこともできる。
 パナCC55はカバーがつかない。しまうときや持ち運ぶとき,カバーはほしい。

・生産完了している
 ソニーは充電池を大幅縮小し,今後は標準充電器のみの供給となる。電池自体も,単3は1000mAhの低価格モデル(シルバー),単4は750mAhの標準モデル(ゴールド)のみとするなど,リチウムイオン以外の充電式からの完全撤退があってもおかしくない。今後はパナソニックの天下となるだろうが,パナソニックの充電器が合わない電池用に他メーカーの充電器は確保したい



こんなところ。もちろんソニーが好きだからというのもある。しかし,充電池に関してはソニー好きになる前から三洋製をよく使っており,エネループも第1世代の頃から愛用している。CC21は公式にエネループ対応ということが買ってみたが,ほぼエボルタ用のCC08そのままで,お世辞にも使いやすくはなかった。CC55は三洋的なデザインになったし,LEDも派手でいい感じだけど,リフレッシュ機能がどうしても欲しかった。

結局,リフレッシュ機能がある高性能タイプの充電器がBCG-34HREくらいしか現在残っておらず,BCG-34HREも在庫のみということで滑り込み購入。



●BCG-34HREを使ってみて
当然BQ-CC21であったような過充電はなく,正常に充電が終了する。また,100均の充電池なども問題なく充電でき,異常に熱くなるようなことも無い。リフレッシュ機能はこの100均電池を使う上で欠かせず,長期間使用しなかったときや継ぎ足し充電を繰り返したときに活躍する。
(※公式にソニー製充電池以外の充電はサポートされていないため,すべて自己責任です)

100均充電池のような昔ながらの充電池は継ぎ足し充電が推奨されていないが,定期的にリフレッシュができるようになればある程度気にせず継ぎ足しができる。自然放電が多い100均充電池は使用前に継ぎ足してフル充電する必要があるため,かなり助かる。

リフレッシュ機能の使い勝手はまずまずといったところで,電池セット後本体のREFRESHボタンを押すとリフレッシュが始まり,リフレッシュが完了すると自動的に充電が始まる。充電はスロットごとにLEDランプがあるが,リフレッシュはランプが1つで,全電池の放電が完了するまで充電モードに移行しない。その為,残量の多い電池が混じっているとリフレッシュの時間は長くかかる。
リフレッシュ時間は2000mAhで4時間と長め。2000mAhクラスの電池4本を,フル充電状態からリフレッシュしてまたフル充電するためには8時間以上かかる。

ちなみに,充電器のサイズは4本充電の割にコンパクトで,BQ-CC21と比べても一回りくらいコンパクト。



●富士通FCT321
 USBから充電池の充電ができ,逆に充電池からUSB機器に給電もできるスグレモノ。低電圧になると自動で給電停止もされるので,100均の単3電池USB電源より安全。
とは言え,単3電池2本ではほとんどスマホの充電などには使えません。USBガジェットの電源なんかには割りと使えます。

一番のメリットはUSBから充電池が充電できることですが,説明書などにも仕様が明記されておらず,2000mAhクラスが3.5時間で充電できるということ以外どんな電圧でどれだけの電流が流れているかはわかりません。まあ3.5時間なら十分実用できます。一応急速充電器なので,満充電感知機能もあり。継ぎ足し充電もできます。

欠点は,必ず2本セットでの充電でなくてはいけないこと。独立制御では無いようなので,定期的に独立制御の充電器で充電してやらないと電池が痛みそうです。

なお,付属の電池はエネループと同じFDK製ですが,被覆の厚みがかなりあるようです。100均の電池ケースに入れるとびっちり挟まって取り出すときかなり硬いです。

パッケージといい,説明書といい,色々残念な富士通です。



そんなこんなで,またまた充電器と充電池が増えてしまいました。
充電池はBCG-34HRE付属の4本と108円のエコプライドS 4本,さらに富士通充電器セットの2本で10本増えましたとさ。せっかくリフレッシュ付き買ったけどもう100均電池いらない。
と言うか単4は所持数少ないのに,付属電池が単3ばっかりでどんどん単3ばかり増えていく。
今時消費電力多いやつはリチウムイオンだし,少ないのはアルカリなりマンガンなりでなんとかなるのにね。

富士通充電器はそんな単三電池に役目を与えられればなと思って買ったけど,結局それでまた電池も2本増えるという。


どうするかな,この電池。

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